総合商社の仕事内容は？人気企業ランキングや向いてる人の特徴も

総合商社は「年収が高い」「グローバルな環境で働ける」などのイメージがあり、就職先として考えている方も多いと思います。しかし、総合商社への就職に興味はあるものの、具体的にどんな仕事をするのかイメージできていない就活生もいるのではないでしょうか？

ここでは総合商社の仕事内容をわかりやすく解説します。人気の総合商社ランキングや総合商社に向いている人の特徴も紹介するので、志望業界や企業選びの参考にしてください。

総合商社について

総合商社とは

総合商社は、食品や衣類などの加工品から鉄鋼や木材などの原材料まで、さまざまな商品を取り扱います。対して専門商社は、特定のジャンルに特化して事業を行います。扱うジャンルが幅広く、事業内容も多岐にわたるのが総合商社の特徴です。

例えばA社からロッカーが欲しいと要望があると、B社やC社が作っているロッカーをA社に提案します。簡単に説明すると、仲介業者のような存在です。商品と聞くと物を想像しますが、物に限らずサービスも商品として取り扱っています。

総合商社は商品の仲介だけでなく、事業投資や開発も行います。そのため、その事業や企業に投資するべきなのかや今の時代に適したことなのかなどさまざまな面から評価し、適切な判断をする必要があります。

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商社の業界研究〜総合商社、専門商社とは〜

人気の総合商社ランキング

キャリスタ就活2023が発表している、「2023年卒の就活生が選ぶ人気企業とは？～就職希望企業ランキング：業種別編～」を見ると、商社の人気企業ランキングは次のようになっています。

総合商社限定のランキングでなく専門商社も含めた商社のランキングですが、上位にランクインしているのはほとんどが大手の総合商社です。

11位以降には、日本ロレアル、帝人フロンティア、サカタのタネ、日本アクセス、タキイ種苗、ピアスなどがランクインしています。

総合商社の仕事内容を解説

総合商社の代表的な職種である「営業」と「事務」の仕事内容をご紹介します。

営業

総合商社の営業職の具体的な仕事内容は、リサーチ、市場調査、新規取引先開拓、商談などになります。総合商社は海外との取引も少なくないので、営業職の場合は英語でやり取りをしたり、海外出張があったりもします。

社外の人とのやり取りが多いため、ビジネスマナーやコミュニケーション能力が求められます。外国語に堪能であったり、海外経験があれば活躍の場面はたくさんあるでしょう。

事務

総合商社の事務は、他の業種の事務の仕事内容と大きくは異なりません。書類を作成したり、電話対応をしたりします。総合商社の規模によっては同時に多くの案件の事務作業を行うため、高いレベルの事務作業が求められる可能性もあります。海外との取引がある総合商社なら事務職にも英語力が求められます。

総合商社といえば営業が活躍している姿を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、営業が活躍できるように支えているのが事務の仕事です。会社が利益を出すために必要な営業を支える重要な業務を担っています。

総合商社に向いている人の特徴

高いコミュニケーション能力がある人

総合商社は商品のやり取りが主な仕事なので、商談を上手く進めるためにはコミュニケーション能力がとても重要です。上手くコミュニケーションがとれないと相手の要望を聞き出すことができずに商談が成功しづらくなるからです。

コミュニケーション能力は伸ばすことも可能ですが、人と話すのが嫌いな方は過度にストレスを感じてしまうかもしれません。コミュニケーション能力が高いもしくは高めたい意欲のある人が向いているでしょう。

プレッシャーを楽しめる人

総合商社は大きな規模の仕事を行うことがあるためやりがいを感じられますが、大きなプレッシャーもかかってきます。プレッシャーが負担になると、体調を崩し仕事がつらいと感じてしまう可能性が高いです。プレッシャーを楽しめるくらいでないと、総合商社で働くのは難しいでしょう。

さまざまな分野の勉強が好きな人

総合商社ではさまざまな分野の仕事に関わるため、多くの知識が必要となります。しかし、はじめから幅広い知識が必要なわけではありません。さまざまな分野の勉強が好きで自ら調べられる人なら、いつか幅広い知識を得られるはずです。

これまで関わりのなかった分野にも興味を持つことができ、新しい学びや仕事に意欲的にチャレンジできる人は総合商社の仕事が向いているでしょう。

まとめ

総合商社は人気の就職先なので、大手となると選考の倍率はかなり高くなります。書類選考や筆記試験の段階でも気を抜けません。しっかりと対策できるよう、できるだけ早い時期から準備を始めましょう。