総合政策学部では、社会課題の発見・解決のための思考力や行動力を育むことができます。そして、これらのスキルは就職にも生かせるため、総合政策学部の卒業生が活躍する就職先は多岐に渡ります。
そこで今回は、総合政策学部が就職で生かせる強みをご紹介すると共に、総合政策学部の就職先として人気の業界や職種をご紹介します。
- ・総合政策学部の就職での強みとは?
- ├社会課題の発見・解決に向けた行動が取れる
- ├思考力や行動力を就職後に生かせる
- └幅広い資格を取得可能
- ・総合政策学部の就職先として人気の業界とは?
- ├官公庁
- ├教育業界
- ├金融保険業界
- ├情報通信業界
- └製造業界
- ・総合政策学部の就職先として人気の職種とは?
- ├総合職
- └公務員
- ・総合政策学部の学生におすすめの就職対策
- ├早い時期から自己分析を始める
- └インターンシップに参加する
- ・最後に
総合政策学部の就職での強みとは?
社会課題の発見・解決に向けた行動が取れる
総合政策学部では、社会が抱える課題を発見し、多角的な視点から解決することを目指しています。
企業も社会課題を発見し、それらを解消するような商品・サービスを提供することが求められます。そのため、総合政策学部で習得したスキルは、多くの企業にとって魅力的に映ります。
思考力や行動力を就職後に生かせる
法律や政治に関する知識はもちろん、心理学・社会学・経済学など多様な領域の学問を学ぶため、1つの物事に対して幅広い視野から考えることができます。
また、総合政策学部は理論を学んで満足するのではなく、実際に社会で生かすことが大事だと考える「実学主義」を掲げているところが多く、フィールドワークを重視しています。
これらの思考力や行動力も、商品・サービスの開発やマーケティングなどに活用することが可能です。
幅広い資格を取得可能
総合政策学部では多様な学問領域に触れるため、教員免許・裁判所事務菅・弁護士・公認会計士・税理士・司法書士・社会調査士など、幅広い資格取得を目指すことができます。
そのため、総合政策学部の卒業生の中には、取得した資格を生かして、専門家として活躍している人も数多くいます。
総合政策学部の就職先として人気の業界とは?
官公庁
社会課題の発見・解決を目指す総合政策学部の学生にとって、社会と直接関わることのできる「官公庁」での仕事は学んだことを実践しやすく、高い人気を誇っています。
専門性を生かして国そのものの政策に関わる仕事に取り組んでいる人もいれば、地方自治体で住民の安全な生活のために働いている人もいます。
教育業界
総合政策学部の学生に人気の就職先としては「教育業界」も挙げられます。近年の学校教育では、与えられた問題の解き方を習得するだけでなく、「変化の激しい社会に対応して、自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、よりよく問題を解決する資質や能力を育てること」を目指した「総合的な学習の時間」が重視されています。
総合政策学部で社会の課題を発見・解決する活動に取り組んできた経験があれば、次世代を担う子どもたちを適切に教え導くことができるでしょう。
金融保険業界
「金融保険業界」も総合政策学部の学生に人気の高い就職先です。金融業界は様々な法律に対応しながら、適正に業務を行わなければなりません。
また、保険業界は社会の動きに合った保険商品を提供することが必要です。そのため、法律に関する正しい理解や社会の動向を読み解く力を持つ総合政策学部の学生は、金融保険業界での活躍が期待されているのです。
情報通信業界
総合政策学部では「情報通信業界」に就職する人も多くいます。情報通信業界とは、電話やスマートフォンによる「通信」、テレビやラジオによる「放送」、ソフトウェアやゲームといった「情報サービス」、ウェブコンテンツやポータルサイトによる「インターネット附随サービス」などを取り扱う業界のこと。
総合政策学部での学生には、法律や政策に関する知識や理解を生かし、これらを規制する法律に柔軟に対応していくことが期待されています。
製造業界
総合政策学部が目標とする「社会課題の発見・解決」は、製造に携わる企業が製品を作る際に心掛けていることでもあります。
このように総合政策学部の専門性と「製造業界」の経営方針の相性は良く、多くの学生が製造業界で活躍しています。
また、製造においても関連する法律は数多く存在するため、法知識を生かせる職場も多数あります。
総合政策学部の就職先として人気の職種とは?
総合職
実学主義に基づく総合政策学部で学んできた学生は「第一線で活躍したい」と考える傾向が強く、その結果、ゆくゆくは企業の中心となる総合職を目指す人が少なくありません。
総合職は転勤や異動が多いことがネックですが、フットワーク軽くフィールドワークに取り組んできた総合政策学部の学生ではあまり抵抗を感じない人も多いようです。
公務員
「社会の課題を解決したい」という強い想いを持つ学生には、公務員職がやはり人気です。国単位での社会問題解決に取り組むことを目指して国家公務員になる人もいれば、住民の安全で快適な生活を整えるために地方公務員を目指す人も。
また、警察や自衛隊に入り、自らの手で国や地域の安全を守る活動を仕事とする人もいます。
総合政策学部の学生におすすめの就職対策
早い時期から自己分析を始める
総合政策学部で学ぶ課題解決のスキルやそのための知識はさまざまな場所で活かすことが可能です。そのため総合政策学部の学生の就職先は幅広いです。
選択肢が多い分、志望する業界や企業、職種選びで迷うことも多くなります。どんなことに興味があり、どんな分野でどんな仕事がしたいのかを明確にしておく必要があります。
就活時期になると忙しくなるので、時間に余裕があるうちに自己分析や業界分析などをはじめて、自分のやりたいことを明確にしておきましょう。
インターンシップに参加する
総合政策学部では就職支援として、インターンシップがカリキュラムに組み込まれている大学も多いです。
インターンシップに参加して仕事を体験すると、業界や仕事の理解が深まるので就活に役つでしょう。インターンシップは、業界や職種が自分に向いているかどうかを見極めるいい機会でもあります。
インターンは大学3年生がするものというイメージがあるかもしれませんが、大学1・2年生から参加できるインターンもたくさんあります。
ベンチャー企業だと通年で長期インターンを募集している企業も多いです。なるべく早い時期から、できるだけたくさんのインターンシップに参加してみてください。
インターンの応募日程を確認しよう
最後に
総合政策学部は実践を重視した学びの機会を得られるため、どんな企業でも活躍の場があります。「自分がどんな働き方がしたいのか」「自分にとって大切にしたいことは何か」などをよく考え、業界や企業を選んでみましょう。
1人では見つけられない場合には、キャリアセンターなどを活用するのもおすすめ。客観的な視点からアドバイスをもらうことで、新たな自分に気づけるかもしれません。
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