就活ノートに興味はあっても、「どうまとめればいいのも?」「どんなノートを選べばいいの?」とわからないことも多いでしょう。就活ノートを作っている学生は多く、実際に役立ったという声もよく聞かれます。
就活ノートを作ってうまく活用できれば、あなたの就活もきっと変わるはずです。ここでは、就活ノートを作るメリットやまとめ方などについて解説します。
- ・就活ノートを作成する就活生は多い
- ├就活ノートとは
- └ノート作りはいつから始めればいい?
- ・就活ノートのメリット
- ├情報を集約できる
- └振り返りの機会となる
- ・就活ノートに書くべき内容
- ├企業情報
- ├選考スケジュール
- ├選考内容
- └感想や反省点
- ・就活ノート作成のポイント
- ├用紙の種類とサイズ
- ├企業単位で情報をまとめる
- └1冊にまとめる
- ・おすすめアイテム&ツール
- ├市販の就活ノートを活用する
- └パソコンやスマホのアプリで「就活ノート」を管理する
- ・就活ノート作成で注意すべきポイント
- ├就活ノート作りにこだわりすぎない
- ├習慣化する
- ├書いて終わりにしない
- └バッテリーや電波状況に注意
- ・さいごに
就活ノートを作成する就活生は多い
就活ノートとは
就活ノートとは、説明会に行ったり選考を受けた企業の情報をまとめたノートです。それ以外にも、自己分析の内容や選考を受けた感想などを書き留めておく人もいます。
就活ノートは手書きで作成したり、スマホとパソコンでアプリやエクセルを使って作成したりと、かたちは人それぞれです。自分の使いやすいツールやノートを選んで作成しましょう。
ノート作りはいつから始めればいい?
就活ノートは、大学3年生になってすぐ〜夏の時期に作成し始める人が多いようです。あまり早く作成すると情報が古くなったり企業の経営状況が変わったりする可能性もあるので、3年生になってから作成するのがちょうど良いでしょう。
就活ノートのメリット
情報を集約できる
説明会の時には、パンフレットや手帳などに必要なことを書き留める就活生が多いでしょう。こうした情報はそのまま放置されてしまい、見返すことも少ないはずです。
散在しがちな情報を1冊のノートにまとめることで情報の集約ができ、簡単に見返すことができるので非常に便利です。情報が集約されていると企業の比較などもしやすいでしょう。
振り返りの機会となる
やることがたくさんある就職活動。スケジュールをこなすだけで、精一杯という就活生も多いでしょう。しかし、就活の記録や感じたことをノートにまとめる習慣があると、就職活動を振り返る機会になります。
振り返りの機会を持つことで就活での反省点や改善点が見つけやすくなり、より良い就活ができるようになります。
就活ノートに書くべき内容
どんな情報を集約するべきか悩む方も多いでしょう。代表的なのは次の4つです。
・企業情報
・選考スケジュール
・選考内容
・感想や反省点
企業情報
興味をもった企業については企業研究をして、次のような項目を就活ノートにまとめておきましょう。
・事業内容
・募集職種
・企業理念
・今後のビジョン
・業界でのシェア
・求める人物像
他の企業と比較したい項目があればそれもまとめておきましょう。各社の違いが簡単に比較できます。
企業が出しているニュースリリースの内容で気になったことを書いておくと、最新の情報が集約できます。資本金や会社設立年といった会社概要にあるような内容は、それほど役に立たない可能性が高いので必要ないでしょう。
企業研究で得た情報以外にもOB・OG訪問で知った情報や、インターンシップの内容なども志望動機の作成や選考で役に立つので記載しておきましょう。
選考スケジュール
就活では一日に複数の選考や説明会が入ることがあります。すべてのスケジュールを記憶しておくのは難しいので、就活ノートにまとめて管理しておくといいでしょう。
【就活ノートにまとめておくべきスケジュール】
説明会の日程
インターンシップの締切日・日程・内容
エントリーシート(ES) の提出期限
筆記試験の日程
面接の日程
日程や締め切りを意識しておくことで余裕を持って準備できます。
選考内容
選考が始まったら選考内容も書き留めておきましょう。「エントリーシートや面接で聞かれた質問」「自分がどう答えたか」、などを書いておきます。質問の回答に一貫性が出ますし選考で聞かれる質問の傾向をつかむこともできます。
面接で聞かれたことは忘れないよう、なるべく早く書き留めておくと確実です。エントリーシートは、縮小コピーしてノートに貼っておくのがいいでしょう。
感想や反省点
説明会や選考で感じたことも記録しておくとよい項目です。特に、後々志望動機作成にかかわる部分や、ポイントだと思った部分、企業選びで重視する項目については書いておくべきです。
例えば、「共感した点」「いいなと思ったところ」はもちろんのこと、「違和感があった言葉」「あまり好きではないと思ったところ」など、書いておくと良いでしょう。感想や疑問を書き留めておくと、自分が何を軸に企業選びをしているのか気づくきっかけにもなります。
選考での反省点を書き留めておくことによって、次回同じような場面に遭遇した時に、同じ失敗を繰り返さないよう意識することもできます。企業研究をしていて感じた疑問点について書いておくと、説明会や面接の場で質問することができるでしょう。
就活ノート作成のポイント
用紙の種類とサイズ
市販のノートよりもルーズリーフがおすすめです。就活中は、何社も同時に選考を受けたり、説明会に行ったりします。そうすると、普通のノートでは同じ企業の情報を1か所にまとめることが難しく、情報が点在することになります。ルーズリーフを使えば、集めた情報を入れ替えたり、追加したりすることも簡単です。
ノートのサイズには、A5(A4の半分のサイズ)がおすすめです。説明会などでは立ったまま説明を聞くこともあり、そのような状態でもメモを取りやすいサイズがA5です。立ったままメモを取ることを考えると、表紙はしっかりしたかたさのものが良いでしょう。
企業単位で情報をまとめる
書くべき情報は、日付順ではなく、企業ごとにまとめましょう。日付順にまとめてしまうとどのような出来事があったのか時系列でみることはできても、企業を比較しずらく、就活ノートを作成した意味が薄れてしまいます。
【企業情報をまとめる際のテンプレート】
①企業名
②業界
③事業内容
④代表者
⑤ビジョン・ミッション
⑥採用担当者・連絡先
上記の基本情報に加えて、企業や業界について自身で気づいたことや感じたことなどもメモしておきます。就活ノートは常に活用しないと意味がありません。情報は日々整理、追加し、就活ノートを見ればいつも最新の情報が見られる状態にしておきましょう。
1冊にまとめる
就活ノートは1冊にまとめることをおすすめします。「企業情報」「自己分析」「就活スケジュール」などと分けたくなる気持ちもわかりますが、情報は1冊にまとまっている方が管理しやすいですし、作業も楽になります。
おすすめアイテム&ツール
市販の就活ノートを活用する
市販の就活ノートが販売されているので、使いやすそうなものがあれば活用してみましょう。スケジュール管理や企業情報まとめなどがテンプレート化されているので、一から自作するよりも手間を省くことができます。
しかし、形式が決まっているとスペースも限られるので、自由度がなくなります。使いやすいよう自分なりにアレンジして書き込みたい場合は、白紙のリーズリーフなどを使うのがいいでしょう。
「就活ノート」用のテンプレートがルーズリーフになっているものもあるので、白紙のリーズリーフと組み合わせて使うのもいいと思います。
パソコンやスマホのアプリで「就活ノート」を管理する
デジタルでも情報を整理したいという場合は、アプリを活用するのがおすすめです。Evernoteを就職ノート作成に活用している就活生もいますし、Googleドライブのスプレッドシートやドキュメントを、スケジュール管理や情報整理に使うのもいいでしょう。
就活ノート作成で注意すべきポイント
就活ノート作りにこだわりすぎない
就活ノート作りに時間をかけすぎて、就活の準備時間が足りなくなることのないよう注意してください。「情報をできるだけたくさん書こう」「丁寧に書こう」と張り切って、美しくまとめようとすると時間がかかりすぎてしまいます。
完璧にやろうとせずに、「必要な情報がわかりやすくまとまっていればOK」というくらいの気持ちで気楽に作成しましょう。
習慣化する
就活をしたりノートにまとめることがあったら、すぐに作業するようにします。説明会の感想や面接で聞かれたことはすぐに忘れてしまうものなので、「後でまとめてやろう」「時間がある時にやろう」と後回しにすると思い出せないことも多いです。
「説明会に参加したらすぐに書く」「面接を受けたらその日のうちに書く」などのルールを決めて、すぐに就活ノートの作業をすることを習慣化しましょう。
書いて終わりにしない
ノートを作成して満足してしまう人がいますが、情報をまとめるだけではノートをいかせていません。定期的に情報を見返したり、まとめた情報をもとに企業比較をしてください。比較しやすいよう業界ごとに近い企業群をまとめることも有効です。
自分なりに考えた、同業他社との違いについて、企業情報に書き加えておくのもおすすめです。こうした分析の内容は、志望動機を語るうえで使える情報になります。他社と比べて強みだと思った項目については、色ペンなどで線を引いておくといいでしょう。
バッテリーや電波状況に注意
就活ノートをスマホやパソコンで管理している人は、バッテリーや電波状況に注意してください。電源切れになったり電波が悪かったりして、必要な時にせっかくのノートが見られない可能性があります。
A5サイズのノートなら持ち運びも楽ですし、インターネットに繋がっていない環境でも使えるのでとても使い勝手がいいです。スマホのモバイルバッテリーを持ち歩かない人や電波状況が心配な人は紙のノートを使うことをおすすめします。
さいごに
就活ノートの最適なまとめ方は人それぞれなので、使いやすいように工夫してみてください。大事なのは集約した情報をどう活用し、就活にいかしていくかです。就活ノートはみなさんの活動の積み重ねで情報が増えていきます。読み返すことによって、自分が重ねてきた努力が見えてきます。ぜひ就活ノートを活用して、悔いのない就活をおこなってください。
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