【就活での挨拶の仕方】電話・面接・メール別のポイントを解説

就活では挨拶をする場面がたくさんあります。挨拶は第一印象を左右する大切なものなので、正しい挨拶の仕方やマナーを身につけておきましょう。受付、面接、Web面接、電話、メールと場面ごとにあいさつの仕方やポイントを解説します。

就活挨拶
目次

受付の挨拶

受付に人がいる場合は挨拶し、自己紹介と用件を伝えます。 受付での挨拶は時間帯に合わせて「おはようございます」や「こんにちは」で構いません。

受付の方が待機していない企業もあるので、その場合は入り口付近に設置されている電話やインターフォンで担当者を呼び出します。

【受付での挨拶例文】

おはようございます。〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇(氏名)と申します。
本日〇時からのインターンに伺いました。

ポイント!
冬場はコートを脱いでから受付をするのがマナーです。ビルに入ったらコートを脱ぎ、手に持ってから受付に向かうようにしましょう。

面接の挨拶

入室時のあいさつ

まずは、部屋に入る前にノックを3回し、中から「どうぞ」などの声が聞こえたら、「失礼いたします」と言ってドアを開けます。

ドアを閉める際は静かに丁寧に閉めます。面接官に完全に背を向けるのではなく、半身くらいで閉めるのがいいでしょう。ドアを閉めたら面接官の方に向き直り、「よろしくお願いいたします」と言った後におじぎをします。

椅子の横に立ち、「〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇と申します。本日はよろしくお願いいたします」と伝え、おじぎをします。椅子には、「どうぞおかけ下さい」などと面接官に促されてから座りましょう。

椅子に座る際にも無言ではなく、「失礼いたします」と声をかけてから座るようにします。

ポイント!
挨拶しながらお辞儀をする人が多いですが、挨拶し終わってからお辞儀をするのがマナーです。あいさつとお辞儀を分けることは「分離礼」といい、相手の目を見てしっかりあいさつができて声もしっかり届くというメリットがあります。

退室時のあいさつ

面接が終わったら座ったままで「本日はありがとうございました」と面接官に伝え、丁寧にお辞儀をします。席を立ってかばんを取る前に「失礼いたします」と一礼し、カバンを持って出口へ向かいます。

ドアの前まで来たら面接官の方を向いて、「それでは失礼いたします」と言いお辞儀をします。ドアを開け退室し、ドアは大きな音がしないよう手を添えて静かに閉めるようにしましょう。

Web面接での挨拶

対面での面接とは勝手が違うため挨拶の文言やマナーで迷う方も多いと思いますが、Web面接での最初の挨拶は「おはようございます」や「こんにちは」でOKです。「よろしくお願いします」でもいいでしょう。

Web面接での最後の挨拶は、「どうもありがとうございました」「失礼いたします」と言ってお辞儀をし、退室(ログアウト)しましょう。

【Web面接での挨拶例文】

(最初の挨拶)
こんにちは、〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇(氏名)と申します。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
(最後の挨拶)
本日はどうもありがとうございました。
失礼いたします。

ポイント!
対面での面接では立って挨拶するのがマナーですが、Web面接の挨拶は座ったままでかまいません。オンラインでは対面よりも声や表情がつわりづらいことが多いので、笑顔でハキハキと話すことを心がけましょう。

電話での挨拶

企業に電話をかけて、すぐに担当者が出るとは限りません。まずは、「学校名・学部名・学年・氏名」「用件」「誰にとりついでほしいか」を電話に出た方に伝えます。

【電話での挨拶例文】

お世話になります。〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇と申します。新卒採用について、お伺いしたいことがございます。人事部の〇〇様はいらっしゃいますでしょうか?

(担当者が電話に出たらもう一度自己紹介と用件を伝えます)

お忙しいところ恐れ入ります。〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇と申します。御社の新卒採用についてお伺いしたいことがございます。ただいま、お時間よろしいでしょうか?

(用件が済んだらお礼と挨拶をします)

お時間いただき誠にありがとうございました。それでは失礼いたします。

ポイント!
電話では普段よりもよりハキハキと明るい声で話すよう心がけましょう。電話では顔が見えないため声が印象を決めます。対面では「笑顔」を心がけますが、電話では「笑声」を意識しましょう。笑顔で声を出すと、自然と「笑声」になります。

メールでの挨拶

宛名に続くメールの書き出しは、「お世話になります」「お世話になっております」が一般的です。初めての連絡の場合は「お世話になります」、面識がある場合や1回以上メールのやりとりがある場合は「お世話になっております」を使用します。

手紙の冒頭に書く「拝啓」や「時候の挨拶」は、メールの場合は省略して構いません。内容を簡潔にまとめること、余計なことは書かないこともビジネメールのマナーの一つです。要点を簡潔にまとめることを心がけましょう。

【メールでの挨拶例文】
【件名】面接のお礼(〇〇大学氏名)

【本文】
〇〇株式会社
人事部 〇〇様

お世話になっております。
本日面接していただきました、〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇と申します。

本日はお忙しいところ貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。
面接で貴社の魅力とサービスについて理解を深めることができ、貴社の一員として働きたいという思いが一層強くなりました。

本日は誠にありがとうございました。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

………………………………………………………
氏名:xxxx
所属:xx大学xx学部xx学科x年
郵便番号:xxx-xxxx
住所:xxxxxxxxxxxx
電話:xxx-xxxx-xxxx
メールアドレス:xxxxx@xxx
………………………………………………………

ポイント!
メールの最後には、必ず「署名」をつけましょう。大学名や連絡先が記載された署名をつけておくことで担当者が連絡をしやすくなります。

挨拶のポイント

挨拶の基本

あ:明るく
い:いつも
さ:(相手よりも)先に
つ:(それを)続ける

挨拶はいつでもどんな場面でも、相手がしてくれるのを待つのではなく、笑顔で自分からすることを心がけましょう。それを習慣にしておくことで、就活中も自然とできるようになります。

挨拶は笑顔で

真顔で挨拶するのと笑顔で挨拶をするのとでは、まったく印象が違います。良い印象を与えたいなら、挨拶をするときは自然な笑顔を心がけましょう。

無理して笑うと不自然になるので、少し広角をあげるだけでかまいません。それだけでもかなり印象がよくなります。

担当の方以外にも挨拶をしよう

会社内で社員の方とすれ違うことがあれば挨拶をしましょう。「おはようございます」「こんにちは」などと言ってからお辞儀をします。

社員の方が忙しそうであったり、人数が多い場合は、軽く会釈をする程度でもかまいません。この時も広角をあげて自然な笑顔を意識しましょう。

最後に

たかが挨拶と思うかもしれませんが、挨拶は第一印象を決める大切なポイントです。形式を覚えてこなすだけでなく、感謝の気持ちや敬意が伝わるように、心をこめてしっかりと挨拶しましょう。


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