会社説明会での質問の仕方とマナーを解説!好印象を与える質問例も

会社説明会で質問したいことがあっても、躊躇してしまう人も少なくないと思います。「こんな質問してもいいのかな?」「なんて言えばいいんだろう?」と悩んで、結局質問できなかった人もいるのではないでしょうか?

会社説明会で質問すれば自分の知りたい情報を得られるのはもちろん、的確な質問をすることで企業の担当者に好印象を与えることができます。逆に的外れな質問やネガティブな質問をしてしまうと、悪印象となることもあるので注意が必要です。

ここでは会社説明会での正しい質問の仕方、マナー、注意ポイントについて解説します。具体的な質問例も、良い例と悪い例を紹介しますので参考にしてください。

説明会での質問
目次

会社説明会での正しい質問の仕方

質問のタイミング

会社説明会ではまず企業からの説明が一通りあり、その後に質疑応答の時間が設けられていることが多いです。質疑応答の時間になり、企業の担当者から「何か質問はありますか?」と聞かれてから質問しましょう。

担当者が話している最中に、それをさえぎって質問するのはよくないです。説明を中断すると企業や他の参加者に迷惑をかける可能性があり、印象もよくありません。説明の途中でわからないことがあったり疑問があればメモをとっておき、質疑応答の時間に聞くのがいいでしょう。

自己紹介してから話す

挙手するときは、企業の担当の方の目につきやすいようにしっかりと挙げるようにしましょう。指名されたら黙って立つのではなく、「はい」とはっきりと返事をしてから立ちます。

質問をする前に、簡単に名乗ります。「○○大学の△△と申します。本日は貴重なお話ありがとうございました」と大学名、氏名、お礼を言えば十分です。名乗ることは大切ですが、詳しい自己紹介などはする必要はありません。

質問に答えて頂いたら、「ありがとうございました」とお礼を述べてから着席しましょう。

会社説明会で質問をするときのマナーと注意点

質問は1度につき1つ

質問は、1度の指名につき1つにします。どうしても複数したい場合は、事前に「2点伺いたいことがあるのですがよろしいでしょうか?」と確認しましょう。質問は最大で2つまでです。

前置きは不要

基本的に前置きはなくて構いません。自己紹介と簡単なお礼をしたら、すぐに質問をするのがいいです。前置きがないと質問の意図が伝わらない場合は少し話してもいいですが、長い前置きにならないよう注意してください。

簡潔にまとめる

質問内容は簡潔にまとめましょう。多くの学生が質問する場合、ひとりにさける時間は限られています。要点だけを話せるよう、質問する前に頭の中で質問をまとめておくようにします。

具体的な質問をする

良い質問というのは、自分が知りたいことを的確に引き出せる質問です。抽象的な質問をしてしまうと、相手も何を答えればいいのか困ってしまいます。質問するときには、できるだけ具体的にしましょう。

重複する質問はしない

前に他の人がしたのと同じような質問は避けるべきです。時間が無駄になり、他の参加者にも迷惑をかけることになります。質問内容が重複するのを避けるために、他の人の質問はしっかりと聞いておきましょう。

好印象を与える質問集

入社後に必要となる資格やスキルはありますか?

入社後のために今から努力をしたい、という前向きな気持ちが伝わってきます。漠然とした質問なので、「どの部署でどんな仕事をしたいと思っているのか」なども盛り込んで、できるだけ具体的にするといいでしょう。

平均的な1日のスケジュールを教えてください

どのような仕事をしているのか全体像を理解しておくと、入社した際のイメージがつきやすくなります。日頃の業務まで意識して志望動機を練れば、会社のことをよく理解している印象を与えられます。

〇〇さんが御社を選ばれた理由を教えてください

会社を選ぶ基準の参考になったり、その会社の強みや雰囲気を知るのに役立つ質問です。実際に選考を突破した人の志望理由は、自分自身の志望理由を考える上でも役に立つでしょう。

入社前と入社後で印象が変わった点はありますか?

社内の雰囲気や具体的な仕事内容が理解できると、志望動機作成の材料になったり、自己PRで何をアピールすればいいか見えてきます。自分で調べるだけでは気づかない企業の特徴を知れたり、新しい情報が入手できたりするかもしれません。

御社で活躍されているのはどんな方ですか?

実際に会社で働いている人にどんなタイプが多いか聞くことで、企業が求めている人物像や資質について詳しく知れます。その特徴を自分の自己PRに盛り込むことができれば効果的なアピールになるでしょう。

悪印象を与えてしまう恐れがある質問

御社の主な事業は何でしょうか?

少し調べればわかるような質問はNGです。公式サイトを見たり、説明会での説明を聞いていればわかるようなことについて質問するのは失礼なので気をつけてください。

休日は何をされていますか?

プライベートに関する質問は避けた方がいいでしょう。休日の過ごし方は人それぞれですし、個人的なことを話したくない人もいます。会社説明会では、仕事に関連する質問をするのがマナーです。

残業はどの程度ありますか?

働く前から残業時間を気にしていると、志望度や意欲が低いとみなされる可能性があります。ワークライフバランスや給料、残業・休日など説明会で質問しにくいことを知りたい場合は、OB・OG訪問を行い打ち解けた場で質問すれば、企業の採用担当者にマイナスイメージを与えなくて済みます。

離職率はどの程度ですか?

気になるところではありますが、企業にとってネガティブなことを説明会の場で聞くのは好ましくありません。残業・離職率に関しては会社紹介に書いていることも多いので確認してみるといいでしょう。

会社説明会での質問についてよくある疑問

質問が浮かばないときは?

質問がとくになかったり、浮かばないときは、無理に質問する必要はありません。多くの人が質問しているからといって、「自分も質問しなくちゃ」と焦る必要はないです。

積極性をアピールしようとして無理矢理質問をすると、的外れな質問をしたり、他の人と重複する質問をすることになって、逆に印象が悪くなることもあります。

後で質問したくなったら?

説明会が終わってから疑問が出てくることもあるかもしれません。後日、企業について詳しく調べていて質問したいことが出てくることもあるでしょう。その場合は担当者や企業の代表アドレスにメールをしてみる方法があります。

企業にメールで質問するときのマナーと注意点について詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

説明会の質問で好印象を残すには?

企業や事業内容について事前にリサーチしておくことで、より深い質問ができます。「よく調べている」という印象を与えられれば、効果的なアピールにもなるでしょう。

「事前に調べなくても説明会で説明を聞けばいいや」と思う人もいるかもしれませんが、それではもったいないです。企業についてより詳しい情報が得られるせっかくのチャンスを無駄にしないよう、質問できる機会を最大限に活用していきましょう。

説明会中に話をしっかり聞いておくことも大切です。説明会で話された内容を掘り下げるようないい質問ができれば、「しっかり聞いている」「企業理解を深めようとしている」という印象を与えられます。

まとめ

入社後に「こんなはずではなかった」と後悔するのは避けたいものです。せっかく会社説明会に参加したのですから、疑問があればしっかり質問しておきましょう。企業研究をしっかり行い、マナーを守っておけば、何も心配することはありません。

インターンシップを探す

インターンシップガイド会員登録の特典

  • 検索

    厳選インターン情報

    短期、長期、学年不問などの全国のインターン募集情報を探せる!

  • カレンダー

    締め切りカレンダー

    人気インターン締め切りや就活イベントをカレンダーでチェック!

  • テキスト

    先輩の体験記

    企業毎のインターン体験談や内定者のエントリーシートが読める!

  • メール

    企業からの特別招待

    企業から交通費や選考免除等の嬉しい特典の招待が届くことも!


大学生・就活生イベントランキング


就活説明会・セミナー対策の記事一覧
大学生おすすめコンテンツ