就活生の皆さんは、インターンや説明会で座談会の時間が設けられた際に、質問をしていますか?「みんなの前で質問するのはなんとなく気が引ける...」という方も多いかもしれません。今回は、座談会で質問をするメリットや、効果的な質問のコツ、NG質問を詳しく解説します。
- ・座談会で質問しないと選考に落ちる?
- ・座談会で質問するメリット
- ├①社員に覚えてもらえることがある
- ├②選考に有利になることがある
- ├③ホームページにはない情報が得られる
- └④社員の本音が聞ける
- ・座談会での効果的な質問のコツ7選
- ├①一番最初に質問する
- ├②名前を述べてから質問する
- ├③短く簡潔に質問する
- ├④説明会の内容に触れる
- ├⑤社員自身の経験を質問する
- ├⑥仮説検証をする
- └⑦必ずお礼を言う
- ・座談会でのNG質問
- ├①給与や福利厚生に関する質問
- ├②企業に関係のない質問
- └③HPを見れば分かる情報
- ・【まとめ】座談会では具体的な質問で入社後のイメージを掴もう
座談会で質問しないと選考に落ちる?
座談会で質問をしないことが、不採用の直接的な原因になることはありません。しかし、質問をすると選考に有利になることがあります。特に志望企業のインターンや説明会では、せっかくの貴重な機会を最大限有効に活用するためにも、積極的に質問をすることをおすすめします。
座談会で質問するメリット
①社員に覚えてもらえることがある
座談会で質問をすると、社員に名前を覚えてもらえることがあります。企業の人事は、インターンや説明会で多くの学生と関わるため、一人ひとりの学生のことは覚えていないと思っている方は多いかもしれません。しかし、印象的な学生は意外とその後も覚えられています。質問をすることで積極性と企業への興味をアピールし、人事に覚えてもらうことができるかもしれません。
②選考に有利になることがある
座談会で質問をして志望度の高さをアピールすると、その後のインターンや説明会に応募した際にも名前に気づいてもらえたり、リクルーター面談に呼ばれることもあります。確実に選考に有利になるというわけではありませんが、質問をしなかった学生よりも評価が高くなるでしょう。
③ホームページにはない情報が得られる
ホームページで入手できる企業の情報には限りがあります。しかし、社員に直接質問をすることで、より詳しい情報を手に入れることができます。特に社風に関することは、ホームページからは手に入れにくいため、座談会で質問をすることをおすすめします。
④社員の本音が聞ける
企業説明では、企業の事業内容の話が中心になります。そのため、仕事のやりがいや、その企業を選んだ決め手などは社員から直接聞いてみるしかありません。自分がその企業に合っているかどうかを判断する材料になりますので、座談会で質問することで、社員の本音を知りましょう。座談会で質問すると、OB・OG訪問の代わりにもなります。
座談会での効果的な質問のコツ7選
①一番最初に質問する
一番最初に質問するのは誰でも緊張します。そのため、多くの学生が他の学生が質問をして場が温まってきた頃に質問します。その中で、一番最初に質問することで積極性をアピールすることができ、社員の印象にも残ります。
②名前を述べてから質問する
名前を述べてから質問することは、基本的なマナーですが、緊張していると忘れがちです。必ず名前を述べてから質問することで、しっかりした学生だという印象を与えることができ、名前を覚えてもらえる可能性もあります。Webでの座談会だと、画面を見れば参加者の名前が分かる場合もありますが、Web開催の場合でも質問する前には必ず自分の名前を言いましょう。
③短く簡潔に質問する
話が長いと、他の学生が質問をする時間が減ってしまいます。また、話が長い学生よりも簡潔に話せる学生の方が話す能力が高いと評価されます。そのため、質問は短く簡潔にしましょう。どうしても長くなる場合や、質問が複数ある場合には、「少し長くなってしまってもよろしいでしょうか」「質問が2つあります」など、断りを入れてから話しましょう。
④説明会の内容に触れる
説明会やインターンでの企業説明の内容を踏まえて質問をすることで、「企業に興味を持っている」「説明を真面目に聞いている」という印象を与えることができます。特に、事業内容やキャリアプランについて質問する場合には、「〇〇さんからの説明の中で、〜というお話がありましたが」など、企業説明を踏まえて質問をすると評価アップにつながります。
⑤社員自身の経験を質問する
社員自身の経験は、座談会でしか知ることができません。そのため、社員が今まで携わった仕事や、今後のキャリアプラン、印象的なエピソードなどを積極的に質問してみましょう。質問をする時は、社員の名前を言うと好印象です。
インターンや説明会の冒頭で、社員が自己紹介をします。その際に、名前や現在の部署、これまでに配属された部署をメモしておきましょう。「〇〇さんが現在お仕事をされている△△部での1日の仕事の流れを教えてください。」など、社員個人のことをよく覚えている質問をする学生は好印象です。
⑥仮説検証をする
仮説検証とは、あらかじめ仮説を立て、それが正しいかどうかを検証することです。例えば、座談会で、「競合のB社との違いは何ですか?」よりも、「御社と競合のB社の違いは、〜だと考えているのですが、〇〇さんはどうお考えですか?」と質問をする方が、自分で考えながら行動できる学生だという印象を与えられます。
仕事をする上では、与えられた仕事を指示された方法でただこなすのではなく、自分で考えて行動することが重要です。座談会やOB・OG訪問では、仮説検証の形で質問することで、好印象を与えることができます。
⑦必ずお礼を言う
社員に回答してもらった後は必ずお礼を言いましょう。基本的なマナーなので、自分はできていると思っている人もいるかもしれませんが、最後のお礼ができていない学生は意外と多いです。質問に答えてもらった後は、明るくお礼を言うことを忘れないようにしましょう。
座談会でのNG質問
①給与や福利厚生に関する質問
給与や福利厚生に関する質問は、避けるのが無難です。企業に貢献することよりも、自分の権利を重視していると思われてしまうからです。どうしても知りたい場合は、座談会で質問することは避け、『就職四季報』やインターネットで調べてみましょう。
②企業に関係のない質問
社員の趣味など、仕事に関係のない質問を座談会の時間内にすることは避けましょう。座談会は、学生に企業についてより深く知ってもらう目的で設けられているため、関係のない質問で他の学生が質問をする時間を削ってしまうのはNGです。
③HPを見れば分かる情報
社員や他の学生の時間をもらっている中で、企業の理念など、ホームページを見れば分かる情報、または説明会の中で社員が話したことを質問するのはNGです。それを避けるためにも、最低限、ホームページで得られる企業の情報は調べた上で説明会やインターンに参加し、参加中も社員の話はメモを取りながらよく聞くようにしましょう。
【まとめ】座談会では具体的な質問で入社後のイメージを掴もう
座談会は、社員から直接企業に関する詳しい情報を得られる貴重な機会です。その機会を最大限活用するためにも、あらかじめ具体的な質問を考えておき、積極的に質問しましょう。調べたことや社員が話していたことを踏まえて自分の考えを持ち、仮説検証の形で質問をするのがおすすめです。
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