セミフォーマルはどんな服装を指す?NGな服装や服選びのポイントについても解説!

結婚式や卒業式の二次会などは「セミフォーマル」というドレスコードが指定されている場合があります。普段のファッションでは馴染みのない言葉ですから、「一体どんな服装なんだろう?」と戸惑う人も多いのではないでしょうか。

そこで今回はセミフォーマルに適した服装と服選びのポイント、そしてセミフォーマルとしてふさわしくない服装についてご紹介します。

目次

セミフォーマルとは?

セミフォーマルは、式典や祝賀会などあらたまった場で着用する「フォーマル(正装)」の一種です。格式の高い順にフォーマルの種類をご紹介すると、次のようになります。
1.正礼装(モストフォーマル):結婚式の新郎新婦や両親などが着用します
2.準礼装(セミフォーマル):式典や格式のあるホテルでのパーティーなどで着用します
3.略礼装(インフォーマル):カジュアルなパーティーや二次会などに着用します

つまり、セミフォーマルは2番目に格式の高い正装です。昼と夜とで着用すべき服装が変わるため、招待されたイベントの時間帯にも注意する必要があります。「何時から何時までが昼」というような明確な決まりはありませんが、17時頃までを昼、それ以降を夜と捉えるケースが多いです。

セミフォーマルに適した服装と服選びのポイント

それでは「セミフォーマル」として適した服装と服選びのポイントについて、男女別にご紹介していきましょう。

セミフォーマル【メンズ】

男性の場合、次のようなスタイルが一般的なセミフォーマルの着こなしです。
昼:ディレクターズスーツ・シャツ・ネクタイ
夜:タキシード(黒か濃紺)・シャツ・ボウタイ

日本では昼夜問わず「ブラックスーツ」がセミフォーマルとして扱われています。ただし、海外ではブラックスーツはセミフォーマルとして認められていないため、海外でパーティーの招待を受けた場合には避けるようにしましょう。

ブラックスーツと就活で着用するビジネススーツは異なります。セミフォーマルのブラックスーツは光沢がなく「墨黒」や「漆黒」と呼ばれる黒が用いられています。一方、ビジネススーツの生地には光沢があり、黒色でもやや明るい色味となっています。そのため、ブラックスーツを着用した人に囲まれると、「この人はビジネススーツを着ている」とすぐばれてしまいます。ぜひ一着はブラックスーツを用意しましょう。

セミフォーマル【レディース】

女性の場合には、次のスタイルがセミフォーマルに適しています。
・昼:セミアフタヌーンドレスやワンピース(袖がない場合はボレロやジャケットなども必要)
・夜:カクテルドレスやイブニングドレス

女性のセミフォーマルのポイントは、昼は露出を控えた服装、夜は華やかな服装が求められることです。

昼のセミフォーマルでは袖付きのドレス・ワンピース、あるいはボレロやジャケットで腕を適度に覆い、スカートも短すぎず膝丈やミディ丈にするようにします。また、アクセサリーも派手さよりも気品を感じさせるパールが適しています。

夜のセミフォーマルでは袖なしのドレスや、膝上やロング丈といった大胆なデザインも認められます。アクセサリーも思い切っていつもよりゴージャスなものを取り入れてみると良いでしょう。

セミフォーマルとしてふさわしくないNGな服装

セミフォーマルとしてふさわしくないNGな服装も確認しておきましょう。

カジュアルすぎるシャツや靴はNG

セミフォーマルはあくまで「正装」のひとつなので、カジュアルすぎるシャツや靴はセミフォーマルに適していません。
■男性の場合
シャツは基本的に「白色」で「レギュラーカラー」のものを選びましょう。派手な色のシャツやボタンダウンカラーなどを選ぶと、カジュアルすぎてセミフォーマルとしてはふさわしくありません。

ネクタイは白やシルバーを選べばOKです。派手な色や模様が入ったものはカジュアルすぎますし、黒はお葬式を連想させるため、お祝いの場にふさわしくありません。

靴はつま先や甲の部分に装飾の入っていない「プレーントゥ」か、つま先部分に一本のラインが入った「ストレートチップ」が適しています。スニーカーやサンダルは絶対にNGです。

■女性の場合
女性の場合、ワンピースやドレスにプリントされた柄の入ったものはカジュアルな印象を与えるため、セミフォーマルに適していません。刺繍など生地に模様が入ったものであれば大丈夫です。

つま先の見えるサンダルやミュールもカジュアルになりすぎます。つま先の出ないパンプスを選ぶのが基本です。必ずストッキングかタイツを履くのを忘れないようにしましょう。セミフォーマルの場で生足はNGです。

結婚式では避けるべき柄やアイテムに注意!

セミフォーマルで参加する場として多い「結婚式」には独自のマナーがあります。

・女性は白のドレスNG:新婦のウェディングドレスと色が被るため
・アニマル柄やファーを使った小物やバッグなどNG:殺生を連想させるため
・全身黒のコーディネートはNG:喪服を連想させるため

せっかくのお祝いの場面に水を差さないよう、服装や小物に十分注意を払いましょう。

最後に

セミフォーマルはルールが多くて難しいように思いますが、いつもと違う特別な自分を演出するための大切な服です。式典やパーティーの主役への敬意やお祝いを伝えるための服でもあります。

自分にぴったりの服を選べば、格式高い場でも臆することなく、落ち着いた気分で参加できるでしょう。今回の記事を参考にしながら、ぜひ自分らしい一着を用意してみてくださいね。


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