就活のES(エントリーシート)や面接の自己PRで「素直さ」をアピールしたいと考えている就活生は多いと思います。しかし、どう書けばいいのかわからず、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
今回は就活には欠かせない自己PRで、部活、アルバイト、ゼミでのエピソードをもとに「素直さ」をアピールする方法を例文付きでご紹介します。エントリーシートの書き方で困っている方はぜひチェックしてみてください。
- ・就活の自己PRで「素直」をアピールするのはあり?
- ├就活で「素直」な人材は高評価
- └短所に聞こえないよう注意する
- ・自己PRで「素直さ」を効果的にアピールするたコツ
- ├「素直」の意味を明確にする
- ├具体的なエピソードを盛り込む
- └「素直さ」を別の言葉で言い換える
- ・部活のエピソードをもとに「素直さ」をアピール
- ├部活で素直さを発揮する場面は?
- └自己PR文章の具体例
- ・アルバイトのエピソードをもとに「素直さ」をアピール
- ├バイトで素直さを発揮する場面は?
- └自己PR文章の具体例
- ・ゼミ・研究のエピソードをもとに「素直さ」をアピール
- ├ゼミや研究で素直さを発揮する場面は?
- └自己PR文章の具体例
- ・最後に
就活の自己PRで「素直」をアピールするのはあり?
就活で「素直」な人材は高評価
まず、そもそもですが自己PRとして「素直」は適切なのでしょうか?結論から言ってしまうと、就活にはかなり有効です。
というのも、企業は素直な人材を求めているからです。特に新卒入社だと、社内教育で新しく学ばなければいけないことが多いので、新しいことを素直に受け入れられるかどうかが重要になります。
また、仕事は他者と協力して行うものです。人間付き合いをしていく中でも頑固な性格より素直な性格の方が接しやすく、仕事がしやすくなります。就活の場で「素直さ」は十分なアピールポイントとなるので、自己分析で自分の長所が「素直さ」だと感じた場合は、積極的にアピールしていきましょう。
短所に聞こえないよう注意する
「人のアドバイスを受け入れる」「自分とは違った考えを受け入れられる」といった印象のある「素直さ」ですが、伝え方によっては短所に聞こえることがあるので注意が必要です。
伝え方によっては、「自分の意見がないのでは?」「周囲の意見に流されやすい性格なのかな?」と採用担当者に思われる可能性があります。
自分とは違った考えを受け入れつつ、自分の信念は曲げない強さもあることも合わせて伝えるなど工夫してみてください。
自己PRで「素直さ」を効果的にアピールするたコツ
「素直」の意味を明確にする
採用担当者や面接官に深掘りされた際に答えられるように「素直」が何を指しているのかを自分の中で明確にしておく必要があります。
【例】
面接官:「素直」が長所とありますが、具体的にどのような場面で仕事でいきてくるとお考えですか?
学生:素直ということは、変化を受け入れられることだと考えております。急速に変化する現代ビジネスにおいて、変化にいち早く対応できるかどうかで大きく成果は変わってきます。私は変化に激しい時代に、素直さは強みだと考えております。
具体的なエピソードを盛り込む
では、就活の自己PRでどのように「素直」をアピールしていけばよいのでしょうか?
エントリーシートの書き方や面接全般に言えることですが、どんな主張にも必ず根拠が必要です。根拠がなく主張のみだと、自己PRに説得力がなくなってしまうからです。
説得力を高めるための根拠として最も使いやすいのが、自分のエピソードです。主張に繋がるきっかけとなったエピソードを自己PRに盛り込んでみてください。
「素直さ」を別の言葉で言い換える
自己PRで「素直さ」をアピールする就活生は少なくありません。ただ「私は素直な性格です」というだけでは、採用担当者に「他の就活生と同じようなよくある自己PRだな」という印象を与えてしまいます。
独自性を出すために、「素直さ」を別の言い方で表現してみましょう。例えば以下のような言い回しも可能です。
・自分とは違う意見を否定しないで聞くことができる
・人の意見を取り入れる享受力がある
・どんな意見も前向きに受け入れる
・新しい環境や考えに抵抗がない
・自己反省ができる
・失敗を認め謝ることができる
他の就活生とかぶらないような、自分らしい表現を考えてみてください。
部活のエピソードをもとに「素直さ」をアピール
大学で部活をやっている場合、「素直」さをアピールできるエピソードがたくさんあるでしょう。
部活で素直さを発揮する場面は?
部活で素直さを発揮する場面としては、チームの仲間やコーチの提案を受け入れ、成長する場面でしょう。周囲からの意見に耳を傾け、自身の成果に繋げるエピソードならば素直さをアピールしやすいです。
自己PR文章の具体例
私の長所は素直さです。新しい考えを積極的に吸収し、成果に繋げることができます。
大学ではテニス部に所属しており、最後の大会では都大会のシングルスで優勝をすることができました。満足のいく結果が出せたのも持ち前の素直さのおかげだと感じております。
中学生からテニスを始め、大学の部活でもテニスをはじめたのですが、入部当初は思ったように成果が出ず苦しい時期が続きました。それだけ高校テニスと大学テニスの壁が自分にとって大きかったのです。そこで私は高校までの自分のテニスを見直し、先輩やコーチからのアドバイスを素直に受け入れることにしました。具体的には、サーブを出す位置やフォアスイングのフォームです。
結果として、大学でも通用するプレーができるようになり、最後の大会では自分の満足の行く結果を出すことができました。
御社に入ってからも素直さを武器に、仕事でも成果を出してみせます。
アルバイトのエピソードをもとに「素直さ」をアピール
アルバイトをしている場合、素直さをアピールするエピソードはたくさん見つかるでしょう。
バイトで素直さを発揮する場面は?
バイトは企業での仕事と似ており、まずは先輩や社員の方の指導を受けるところから始まります。指導を受け入れ、徐々に仕事ができるようになったエピソードが書けるとよいでしょう。
自己PR文章の具体例
私の長所は素直さです。他者からのアドバイスを積極的に聞き入れ、学ぶことができます。
2年間携帯販売のバイトをしていたのですが、はじめた当初は社員の方たちのように販売をすることができず苦悩した日々が続きました。このままではダメだと思い、社員の方たちに積極的にアドバイスを求めたところ自分の接客方法に問題があることが分かりました。
私の場合、自分が売りたい携帯の機能ばかりをアピールしており、お客さんの欲しい機能の提案ができていないことを指摘されたのです。そこを意識して接客を改善したところ、少しずつ自分の販売台数を増やすことができました。さらに多くのアドバイスを取り入れ、自分なりに接客を磨いた結果、一度だけですが、店内の月間販売台数でトップになることができました。
御社に入ってからも素直さを武器に仕事に邁進していきたいです。
ゼミ・研究のエピソードをもとに「素直さ」をアピール
ゼミや研究での体験も、素直さをアピールするのに使いやすいです。
ゼミや研究で素直さを発揮する場面は?
教授やメンバーと協力して結論を導き出すので、その過程で素直さは必要となります。周囲の意見を上手に成果に取り込むことが求められるためです。周囲と協力したエピソードを書くのがいいでしょう。
自己PR文章の具体例
私の長所は素直さです。大学のゼミではメンバーの意見を積極的に聞き入れ、ビジネスコンテストで表彰をいただくことができました。
私のゼミでは民間企業と連携してビジネスアイデアを創出する取り組みを行っていました。私はリーダーとして積極的に意見を出し、アイデアの取りまとめを行っていました。しかし、開始当時はなかなか意見がまとまらず、私がまとめたアイデアも納得のいかないものが多く教授からもコンテスト参加の許可が出ませんでした。
自分なりに改善策を模索したところ、メンバーの意見を上手に取り込めきれていないことが分かりました。積極的にメンバーに意見を求めるようにしたところ、以前よりも隙のないアイデアとなり教授にも好評価をいただくことができました。結果、コンテストでは表彰をいただくまでにアイデアを成長させることができました。
御社に入ってからも素直さを忘れずに、仲間と成果を出し続けたいです。
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最後に
自己PRで「素直」さをアピールすることの有効性と、具体例をまとめました。素直さは社会で必ず求められる能力ですので、積極的にアピールしていきましょう。
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