【例文あり】大学の授業やゼミを欠席する際のメールの書き方

大学の授業やゼミには全て出席するのが理想的ですが、体調不良や就職活動などでどうしても欠席しなければならないときがありますよね。

大学の授業やゼミを欠席する時の連絡はメールなどを使ってすぐに連絡しておきましょう。「でも、教授に失礼のないメールってどうやって書けばいいんだろう?」と悩んでしまう人もいるでしょう。

今回は欠席メールの書き方について具体例や例文を添えてご紹介します。

目次

大学で欠席連絡が必要なのはどんな時?

そもそも大学の授業を欠席する時に連絡は必要なのでしょうか?

通常の授業なら連絡不要

通常の大学の授業なら、欠席の連絡は不要とされていることがほとんどです。とくに数十人や数百人も生徒が出席するような講義の場合は、連絡は不要と考えていいでしょう。

連絡が必要な場合もある

ゼミや理系学部の研究など、出席が重要視されるようなクラスでは連絡が必要です。欠席の連絡が必要かどうか自分で判断できない場合は、事前に教授に確認しておくと安心です。

テストや自身の発表があるなど、通常の授業とは違う場合は欠席の連絡が必要です。教授や他の学生に迷惑がかかるような場合は必ず連絡をしましょう。

欠席届を出すと欠席扱いにならないことも

部活動で授業やゼミを欠席する場合や、お通夜やお葬式など冠婚葬祭のために出席ができない場合は、大学指定の「欠席届」を提出することで欠席扱いにならないことがあります。学生課などで確認してみましょう。

欠席連絡のメールの書き方

欠席連絡のメールに書くべき項目は次の7つです。

①件名
②宛名
③挨拶文
④自己紹介
⑤欠席の理由
⑥締めの文
⑦署名

件名を必ず書く

まず欠席メールを出すときに大切なのが件名をきちんと書くことです。「いつ」「どの授業を」「誰が」休むのかを明確にします。

例えば「本日3限の哲学基礎論Aを欠席します(文学部3年山田太郎)」という形です。 教授のもとには毎日たくさんのメールが届いています。件名でメールの内容を把握できることは忙しい教授への配慮として大切なことです。

件名を書き忘れると迷惑メールとして読んでもらえなかったり、PCのメール設定によっては自動的にはじかれてしまうこともあるため、件名はしっかりと書いておきましょう。

「〇〇先生」と宛名を書く

メール本文の最初には「〇〇先生」と宛名を書きましょう。普段の友人宛てのメールではわざわざ書くことはないと思いますが、本文に宛名を書くのは社会に出てからのビジネスマナーとしても必須なものですので、この機会に身に着けておきましょう。また、間違いメールでないことを相手に伝える意味合いもあります。

挨拶文を書く

宛名の次には挨拶文を書きます。大学生から教授へのメールでは「お世話になっております」がどのような場面でも使えて便利なので覚えておきましょう。手紙に書くような長々とした挨拶は不要です。

自己紹介を書く

次に自己紹介の文章を書いておきましょう。「文学部3年哲学科の山田太郎(学籍番号123456789)と申します」など、学部・学科・学籍番号を添えると、自分が何者かが教授に伝わりやすくなります。

特に大人数の授業の場合、教授が学生1人1人を記憶するのは難しいことがあるので、シンプルかつ明確に伝えます。

少人数のゼミなどの場合は顔も知っているので「〇〇ゼミ3年の山田太郎です」などシンプルにしても良いでしょう。

欠席の理由について書く

もっとも重要なのが欠席の理由について書くことです。「昨日より熱が下がらず、現在も38度の熱がありますので、本日の哲学基礎論Aは欠席させていただきたいと思います」など、簡単に状況を説明して伝えると良いでしょう。

場合によっては「本日の授業のレジュメを後日取りにうかがってもよろしいでしょうか?」「本日提出のレポートですが来週のゼミのときに提出してもよろしいでしょうか?」など、休んだ後の対応についても確認しておくと、次の授業やゼミにスムーズに出席できます。

締めの文を書く

本文の最後には締めの挨拶文を書いておきます。基本的には「よろしくお願いします」「どうぞよろしくお願いいたします」などと一言添えれば問題はありません。

もう少し丁寧にするならば、「お手数をおかけして申し訳ありませんがよろしくお願いいたします」「お忙しい中恐縮ですがよろしくお願いいたします」などのバリエーションがあります。

丁寧さを重視しすぎると、逆に違和感のあるメールになってしまいますので、無理せず自分の書ける文章で伝えていきましょう。

署名を設定しておく

メール本文の最後には署名を付けます。メールにつける署名は、次のようなフォーマットが一般的です。

―――
□□大学文学部哲学科3年
学籍番号123456789
山田 太郎
メールアドレス:****@****
―――

一回一回書くのは手間ですが、メールに署名文を設定することで、自動的にメール本文の最後に署名が付くように設定できます。ぜひ設定しておきましょう。

欠席メールの例文

ここまでのメールの書き方をまとめて、例文をいくつか挙げてみます。ぜひ参考にしてみてください。

授業を体調不良で欠席する場合

件名:本日3限の哲学基礎論Aを欠席します(文学部3年山田太郎)
本文:
〇〇先生
お世話になっております。
文学部哲学科3年の山田太郎(学籍番号123456789)と申します。

昨日より熱が下がらず、現在も38度の熱がありますので、本日の哲学基礎論Aは欠席させていただきたいと思います。
本日の授業のレジュメを後日取りにうかがってもよろしいでしょうか。

よろしくお願いします。

□□大学文学部哲学科3年
学籍番号123456789
山田 太郎
メールアドレス:****@****

ゼミを就職活動で欠席する場合

件名:10月10日(水)2限の哲学基礎ゼミを欠席します(文学部3年山田太郎)
本文:
〇〇先生

お世話になっております。
哲学基礎ゼミ3年の山田太郎です。

10月10日の哲学基礎ゼミですが、就職活動のため欠席させていただきます。
10日に提出締め切りのレポートですが、翌日に持参してもよろしいでしょうか。

お忙しい中恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

□□大学文学部哲学科3年
学籍番号123456789
山田 太郎
メールアドレス:****@****

欠席メールを英語で書く場合

大学では英語の授業もありますし、外国人の教授や先生もいるでしょう。ここでは、英語で欠席連絡のメールを書く場合の書き方や例文をご紹介します。

件名の書き方

件名には、日付、授業名、自分の名前を必ず書きましょう。

Unable to Attend (欠席する日付+授業名)ー 自分の名前
Missing (欠席する日付+授業名)ー 自分の名前

宛名の書き方

教授の場合は「Professor」、博士号取得者の場合は「Dr」を使いましょう。MrやMs.は失礼に当たるので、避けた方が無難です。

英語での欠席連絡メールの例文

Dear Professor Smith:

My name is Hanako Yamada(学籍番号).
I am afraid that I cannot attend tomorrow’s class due to sick.

I’m sorry for the short notice.
Sincerely,

Hanako Yamada

欠席メールを書く時の注意点

ここでは欠席連絡のメールを書く時の注意点を紹介します。

できるだけ早く連絡する

体調不良などの場合は、連絡が当日になってしまってもしょうがありませんが、私用などで事前に欠席することがわかっている場合は、なるべく早めに連絡するようにしましょう。

簡潔にまとめる

教授は忙しいです。メールはすぐに読んで内容が理解できるように、シンプルに簡潔にまとめることを心がけましょう。挨拶文を長々と書いたり、必要のない話題を入れるのは厳禁です。

誤字脱字に注意

教授の名前や授業名は正確に書くようにしましょう。短縮したり、漢字が間違っていたりすると印象がよくありません。きちんと調べて正確な名称を書くようにします。

まとめ

教授にメールをするのは緊張するものです。しかし教授はこれまで何人もの学生と関わり、メールを受け取っています。そのため学生のメールの未熟さはある程度理解している方が多くいます。

大切なのは連絡を先延ばしにしないことと、教授が読んで理解する時間をできるだけ奪わないように分かりやすく具体的なメールを書くことです。あまり恐れすぎずに挑戦してみてください。

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インターンシップガイド編集部
インターンシップガイド編集部では、さまざまな企業や大学生のインタビューや、業界や会社研究、大学生活の過ごし方といった内容を中心に学生目線で学生に価値ある情報を発信していきます。

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ゼミに参加するメリットとしては、次の3つがあげられます。 ・大学生活が充実する ・先輩や教授との繋がりができる ・専門知識を身につけることができる それぞれについて、もう少し詳しく見ていきましょう。 大学生活が充実する 大学生活がはじまると実感する人も多いかもしれませんが、大学では意外と同級生と、なにか一つのことに没頭したり、仲よくなったりする機会がありません。中学や高校のようなクラスもなく、受ける授業も一人ひとりバラバラだと、知り合う機会が少なくなってしまいます。 サークル活動や、学生団体などに所属することで、同じ大学の友人を作ることはできます。しかし、サークルは全員でなにか一つの目標に向かって、協力するというような雰囲気ではなく、高校の部活動のような充実感が得られにくいです。 ゼミに参加すると、授業の時間はもちろん、プライベートな時間でも調査や課題、プロジェクトを行うようになります。一緒にいる時間も長く、プロジェクトを成し遂げたときの達成感を分かち合うことができ、充実感を実感することができます。 先輩や教授との繋がりができる ゼミに入ると、同級生との横の繋がりだけでなく、先輩や教授との縦の繋がりもできます。ゼミの活動中にわからないことがあれば、頼りになりますし、ゼミ以外でも履修の相談やサークルの相談などをすることができます。 また、3年生や4年生になると、就活を考えなくてはいけません。就活をすでに行った先輩からの話や、様々な学生や企業を見てきた教授からのアドバイスは、大変役に立ちます。ゼミに参加することは、大学生活や就活を行うときに、非常に頼りになる縦の繋がりのきっかけになります。 専門知識やプレゼンなどのスキルを身につけることができる 大学在学中に、なにか特定のテーマについて深く追求していく機会はなかなかありません。社会人になるとなおさら、まとまった時間を勉強に当てることができなくなります。 ゼミに参加して、特定のテーマについて勉強をしていくと、他の学生にはない専門性を獲得することができます。専門知識を持っていると、論文を書くときに役に立ったり、就活で評価されたりします。 またゼミに参加していると、テーマを与えられて、リサーチしたりプレゼンしたりする機会があります。ゼミでの活動を通じて身につけた、リサーチやプレゼンのスキルが社会人になってからも役に立つことがあります。 ゼミに参加するデメリット ゼミに参加するメリットについては、先の章で詳しく紹介してきました。ゼミに参加することで、なにか不都合が生じることがあるのか紹介していきます。 ゼミに参加することで、忙しくなる ゼミに参加すると、大学の授業中だけでなく、放課後もゼミに関する活動をすることになる場合があります。毎週、課題図書がでるゼミであったり、実験が延長したりするようなゼミであったりすると、ゼミ以外の活動をすることが難しくなってしまいます。 長期インターンやNPO、海外留学など、すでにしたいことがある場合は、敢えてゼミに入らず、自分自身のしたいことをしてもよいでしょう。しかし、ゼミに参加したら必ず、他の活動ができなくなるわけではありません。拘束時間やゼミ以外の活動に対して融通がきくかどうかはゼミによって様々です。 授業以外にどれくらいの勉強時間が必要になるのかや、授業が延長することがあるのかなど事前に調べた上で、ゼミに参加するかどうか決めると、よいかもしれません。ゼミを決める上でのポイントは次の章で、もう少し詳しく紹介します。 ゼミ内の人間関係のトラブル ゼミは少人数で、かつ真剣に取り組む場であるため、意見がぶつかることもあります。意見の衝突を乗り越えて、深い絆が生まれることもありますが、人間関係でうまくいかず、辛い思いをすることもあります。 少人数であったり、プロジェクトが動いていたりするために、ゼミをなかなかやめられず、悩むことがあるかもしれません。ゼミ内での、人間関係のトラブルがあった場合には、大学の学生相談センターなどに相談するようにしましょう。 ゼミの選び方 大学におけるゼミ選びは、今後の大学生活がどうなるかを左右するイベントです。ゼミを決めるうえで、どのようなことに気をつければいいのか、紹介します。 研究テーマに興味関心をもてるか ゼミは、特定のテーマについて研究していきます。ゼミの研究テーマに興味関心をもてるかどうかは、とても重要です。そのテーマが、興味をもてないようだと、ゼミでの活動が楽しくなくなってしまいます。 ゼミに参加する前に、ゼミの先輩から話を伺ったり、研究室訪問をしたりするといいかもしれません。また、大学によっては、ゼミや研究室が合同で説明会を開いていることもあります。是非、参加してみましょう。 教授の指導方法が合うかどうか ゼミに参加することで、自己成長が見込まれます。どれだけ成長できるかは、本人の努力にもよりますが、教授や准教授の指導方法も大きく関わってきます。 どのような指導が行われているのかも重要なポイントです。先輩に話を聞いたり、教授や准教授と話して相性が合うかどうか確認しておきましょう。 ゼミの雰囲気は? ゼミには、厳しい雰囲気のところから、穏やかな雰囲気のところまであります。ゼミでなにを得たいのか、目的に併せて、ゼミを選ぶようにしましょう。 ◇ゼミでの活動内容(活動の頻度、課題の量 など) ◇就活を応援してくれるのかどうか ◇ゼミ以外の課外活動に関して融通がきくのかどうか ◇教授と学生の距離感が近いのかどうか ◇学術的な活動以外に、旅行に行ったりするのかどうか などをチェックしてみましょう。 ゼミに入るには 応募期間を確認 ゼミに参加することを考えているなら、応募期間を確認しておきましょう。大学によっては応募期間が1週間程度し家内こともあり、期間を過ぎると応募できなくなってしまいます。 二次募集や三次募集があるゼミもありますが、人気のあるゼミの場合は一次募集で応募しておきたいところです。 選考方法を調べておく ゼミによっては、選考のためにレポート提出や筆記試験が課せられることがあります。ゼミの選考方法については、ゼミ訪問の際に確認するか、先輩に聞いておくなどして事前に調べておきましょう。 面接の準備はしっかりと ゼミによっては面接があるので、面接対策をしておく必要があります。ゼミの面接でよく聞かれるのは、「ゼミの志望理由」や「ゼミでどんなことが学びたいか」などです。他には次のような質問がされることも多いです。 ・将来はどんな道に進みたいか ・趣味や特技 ・自身の強みと弱み 頻出の質問はスムーズに答えられるようポイントを整理しておくといいでしょう。 ゼミに入らないと就活で不利になる? ゼミに入らなくても就活で不利になることはない 大学でゼミに参加しなくても、就活で不利になることはありません。そもそも企業の採用担当者で、学生のゼミへの参加や内容をそこまで重視している人は少ないです。 採用担当者が知りたいのはゼミに入っていたかどうかよりも、「何を学んだか」「どんな姿勢で参加していたか」ということです。 学生時代に力を注ぎたいことや集中して取り組みたいことが他にあるのなら、必ずしもゼミに入る必要はありません。 ゼミに参加しなかった場合はその理由を明確にしておく 就活の面接では「なぜゼミに参加しなかったのか?」という質問をされることもあります。ゼミに参加しないと、就活で不利になると言われることもありますが、「なぜゼミに入らなかったのか」をきちんと説明できれば、不利になることはありません。 ゼミに参加しなかった人は、「ゼミ以外にやりたいことがあった」「インターンやアルバイトでゼミでは得られないような経験を積んだ」など、面接官を納得させられるような理由を考えておきましょう。 ゼミでの活動内容や自分の成果を説明できるようにしておく ゼミでの成果が中途半端であったり、学んだことがうまくアピールできなかったりすると、せっかくのゼミでの経験が就活でマイナスになってしまう可能性があります。 ゼミでの活動を就活でいかすには、ゼミでの研究結果や学んだことを面接官にアピールできるように、わかりやすくまとめておく必要があります。 専門用語が多い場合は、誰が聞いてもわかるような表現に変えます。成果をアピールするだけでなく、「ゼミでの経験や学んだことを仕事でどういかせるのか」ということを盛り込むことも忘れないでください。 ゼミに入らない場合にやっておくべきこと 部活やサークルに参加する ゼミに参加しない場合は、できれば大学の部活やサークルに参加しておくといいでしょう。就活では必ずと言っていいほど大学時代に力を注いだことを聞かれるので、部活やサークル活動に力を注いでいたことをアピールすることができます。 大学の活動でなくても、アルバイト・趣味・習い事などでも構いません。自分が心からやりたいと思うこと見つけて取り組めば、ゼミに参加しなくても就活のアピール材料で困ることはありません。 インターンシップを経験する ゼミに参加しないという選択をした学生や、ゼミとは違ったより実用的な経験を積みたいという学生には、インターンに参加することをおすすめします。 インターンに参加すれば大学の勉強やゼミでは学べない、より実践的な知識やスキルを得ることができます。企業での就業体験を通して、就活でのアピール材料となるような経験もたくさんできるでしょう。 インターンシップは業界研究や企業研究にも役立ちますし、志望動機作成などにも役立ちます。早い時期からインターンに参加しておくと、就活でライバルに差をつけることができるでしょう。 まとめ ここまで、大学ならではの活動であるゼミについて詳しく紹介してきました。ゼミに参加することで、専門知識を得られたり、プレゼンなどの基本的なスキルを身につけられたりします。 また、ゼミに参加すると、同期の仲間ができたり、頼りになる先輩ができたりと、大学生活が充実したものになります。一方で、ゼミはけっして楽なものではありません。毎週課題がでたり、ときに教授から厳しいフィードバックを受けることがあるかもしれません。 なんとなくの気持ちでゼミを選ぶと、「こんなはずじゃなかった」と思うことがあります。事前にゼミの雰囲気を調べたり、どうしてゼミに参加するのか考えてから参加するようにしましょう。 ...

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研究室訪問とは?見ておくべきポイントを解説!
研究室訪問とは?見ておくべきポイントを解説!

研究室訪問とは希望する研究室を訪問して、自分の学びたいことや望んでいる生活が出来るかどうかを事前に確認することです。 大学院に進む際にぜひ行いたい研究室訪問ですが、理系の大学生なら研究室に配属される前に行っておくと安心です。 今回は、悔いのない研究室生活を送るために、研究室訪問で見ておきたいポイントや聞いておきたい質問を解説していきます。研究室訪問についてよくある疑問にも答えているので、訪問の前にぜひ確認しておいてください。 研究室訪問とは? 専門的な研究をするための「研究室」 大学に入学すると、学部や学科の単位でおおまかに専門分野が分かれます。そして学部・学科内で共通する基礎的な知識や実験の進め方、レポート・論文の書き方などを学んでいきます。 研究者としての基礎が固まると、それぞれの興味・関心に合わせて、より専門的に研究を進めていく「研究室」に配属されることになります。 自分に合った「研究室」を選ぶことが重要 研究室配属後は、大学・大学院生活の大半を研究室で過ごします。そのため、自分に合わない研究室を選んでしまうと辛い思いをすることになります。 そこで、ミスマッチを防ぐ方法として、実際に研究室を訪ね、自分のニーズと一致しているかを確認する「研究室訪問」が行われているのです。 研究室訪問で見ておくべきポイント 教授の人柄や相性 研究室は教授・准教授がボスとなって運営されています。卒論や修論の指導もボスにお願いしなければなりません。威圧的だったり、学生に関心がなかったりするボスのもとでは、適切な指導が受けられず卒業すら危ぶまれることもあります。 実際に会って、自分との相性を確かめてみましょう。また、研究室訪問ではお客様として扱われるため、ボスの普段のふるまいは分からないかもしれません。研究室に所属している学生からも話を聞いてみましょう。 研究室の学生の雰囲気 研究室の学生は未来の先輩。困ったことがある時に一番協力してもらいたい存在です。だからこそ、学生の雰囲気が自分に合っているかもぜひチェックしておきましょう。 実際に話してみて、「丁寧な対応を取ってくれるかどうか」「質問に対して率直に話をしてくれるかどうか」「学生同士の雰囲気はどうか」、など自分にとって「心地よい」と思えるかを感じてみてくださいね。 実験設備の充実度 研究室の設備も気にしておきたいところです。自分の中に研究したい分野が固まっているのに、実験する設備がなければどうすることもできません。 自分が研究したいことを話したうえで設備や環境が整っているのか質問したり、実際に見せてもらったりして確認しておきましょう。 研究室訪問でぜひ聞いておきたい質問 研究内容は? 研究室で何よりも大切なのは、自分がやってみたいと思う研究ができるかどうかです。ボスの専門分野について簡単にでも調べておくことはもちろんですが、研究室で行われている研究内容を直接聞いてみることも大切です。 また研究室に所属している学生に今どのような研究に取り組んでいるかを尋ねてみるのも良いでしょう。 コアタイムは? 研究室は授業のように決まった時間に通うわけではありません。自分の研究ペースに合わせて行くことになります。ただし「この時間は絶対に研究室に来ること」と義務付けられる「コアタイム」と呼ばれる時間を設けている研究室もあります。 コアタイムやゼミがしっかり用意されている研究室は「自分だけでは研究を進められるか不安」と感じる人をしっかりフォローしてくれる傾向があります。一方、コアタイムがない研究室は「自分のペースでやってみたい」という人に合っているかもしれません。 休日の過ごし方は? 研究室の学生に休日の過ごし方を聞くことで、その研究室の雰囲気や負担感をチェックすることができます。「そもそも休日なんてない」「疲れて寝ている」という場合には、かなりハードな生活を求められることが予想できます。 研究にどっぷり浸かりたいというのでなければ、オンオフを切り替えて生活できるバランスの良い研究室を見つけた方がよさそうです。 卒業後の進路は? 卒業後の進路もぜひ聞いておきたい質問の1つです。修士や博士への進学を希望する学生が多い場合には、研究者を養成する指導や環境が整った研究室であると考えて良いでしょう。 また、研究室から推薦を受けて就職できるケースもあります。そういった体制があるかを確認しておくと、進路に迷っている人でも、研究室で頑張る意欲を高めることができます。 学会への参加や発表の場はある? 学会発表は、インプットしてきた研究をアウトプットする大切な機会です。この機会をしっかり活用している研究室であれば、一定の結果を出すまでの指導体制が整っている研究室である可能性が高いと言えるでしょう。 過去問の有無や院試の勉強方法は? 院試の過去問や解答があるかどうかも聞いておくと、院試を有利に進めることができます。また、せっかく大学院に進んだ先輩に会える機会なので、勉強方法も聞いておくと良いでしょう。 これらは必ずしも研究室を決めるために必要な質問項目ではありませんが、こういった質問にも親切に答えてくれる研究室なら、安心して過ごすことができるはずです。 研究室訪問に関する疑問を解消しよう 研究室訪問をしたい時はどうすればいい? 気になる研究室が見つかったら、教授にメールで連絡をしてみましょう。連絡は大学のメールアドレスを使うようにします。メールの書き方は次の例文を参考にしてください。 【メール例文】 件名:研究室訪問のお願い 本文: ○○先生 はじめまして。 ○○大学○○学部○年の○○と申します。 私は現在、○○の研究をしています。(←もしくは興味があるという書き方でもOK) 先生の研究室について知り、詳しくお話を伺いたいと思い連絡いたしました。 お忙しいところ恐縮ですが、研究室を見学させていただくことは可能でしょうか? ご検討よろしくお願いします。 メールの最後には、氏名、大学名、メールアドレス、電話番号がわかる「署名」をつけるようにしましょう。 研究室訪問する時の服装は? 研究室訪問はそれほどかしこまったものではありません。就活とは違うのでスーツを着て行く必要はなく、私服で大丈夫です。 ただあまりにもラフな格好やだらしない格好は避けましょう。印象を悪くしないためにも、清潔感を意識するといいですね。 研究室訪問の時は何を持っていけばいい? 研究室訪問に特別必要な持ち物などはありませんが、メモ帳とペンを持っていくといいでしょう。気になることをメモしておくと、後で質問するのに役立ちます。中には訪問の際に手土産を持っていく人もいるようですが、必須ではありません。 研究室訪問の前に準備しておくべきことは? 研究室訪問の際には、自分が研究したいことをしっかりと語れるようにしておくことです。どんな研究がしたいのかはっきりしないようでは、せっかく訪問しても得られるものも少ないでしょう。 研究室のことをホームページや資料で調べておくなどの下調べも忘れずに。教授や先輩学生に貴重な時間を割いてもらうのですから、失礼のないように最低限の準備はしてから訪問するようにしましょう。 研究室訪問後は何かすべき? 研究室を訪問したら、その日のうちに(遅くても翌日中に)お礼のメールを送りましょう。教授も忙しいので、長文メールを書くのは避けたいところです。 訪問の機会をいただいたことに対するお礼と、訪問した感想を簡潔にまとめて書くといいでしょう。 最後に 研究室訪問は教授にメールを送ったり、普段なら話す機会のないような教授や先輩と話したりと緊張の連続です。面倒になって「どこでもいいか」と思ってしまう人もいるでしょう。 しかし、たった数日の頑張りで大学生活や大学院生活の数年間が過ごしやすくなるのなら、取り組む価値は大いにあります。ぜひ研究室訪問にチャレンジしてみてくださ...

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大学生は1年生・2年生もインターンシップに行こう!
大学生は1年生・2年生もインターンシップに行こう!

「インターンシップは大学3年生が就活のために行くもの」と考えていませんか? 確かに日本の大学生の多くは、大学3年生(あるいは修士1年生)になって周りが「就職活動」を意識する雰囲気になってきてからインターンシップへの参加を考え始めているようです。 しかし、インターンシップガイド運営事務局は大学1・2年生にもインターンシップへの参加をおすすめしたいと考えています。 今回は大学1・2年生がインターンに参加するメリットや、参加するための準備などについて解説していきます。 インターンシップについて知ろう インターンシップとは インターンシップとは、学生が就職する前に一定の期間はたらく就業体験のことです。日本では、就活のためにするものというイメージが強いですが、必ずしも就活のためにするということではありません。 短期インターンやセミナー型と呼ばれるものもあります。こちらは企業説明会に近く上記のイメージには当てはまらないかもしれません。 1年生・2年生から参加する場合には、短期インターンではなくて、長期インターン・有給インターンと呼ばれる長期間に渡って参加するタイプにするとよいでしょう。 短期インターンは無給なことが多いですが、長期インターンは有給なことがほとんどです。 アルバイトと長期インターンの違い アルバイトも長期インターンのどちらもお金を稼ぐという点では変わりませんが、目的が少し異なります。 アルバイトの場合、雇用する側は人手を求めており、働く人はお金を求めています。そのため時間とお金を交換している感覚が比較的強くなります。 長期インターンでは、企業側は優秀な学生と知り合いたいという目的もありますが、基本的に学生の成長を応援しています。学生としてもスキルアップを期待して参加することが多いです。 「お金を稼ぐこと」に重きが置かれているのか、「スキルアップ」に重きが置かれているのかという点で異なります。 大学1年生・2年生がインターンに参加するメリット 仕事を本格的に経験して知ることができ、就職先選びのミスマッチを防ぐ 学生にとって、社会人の仕事がどのようなものなのかをイメージすることは簡単ではありません。 多くの大学生は3年生になって就職先を選び始める段階で初めて、企業の説明会や口コミ、インターネットなどで情報収集をして卒業後の仕事について知ろうとします。 しかし、それでは自分に合った就職先を考える期間が十分にありません。 また、説明会や口コミ、インターネットなどから得られる情報だけでは、仕事への理解度に限界があります。説明会やOB訪問でしっかり企業研究をして就職したのにもかかわらず、いざ働き始めてみるとやはり仕事が自分に合っていないと気付くという方は多くいます。 インターンシップに参加すれば、説明会に参加するだけとは違って仕事を実際に体験することになるので、その仕事が自分に合っているかどうかをきちんと判断することができます。 説明会で「営業」「企画」「エンジニア」など様々な職種の説明を受けただけという人と、インターンシップで実際にそれらの仕事を体験した人では、仕事内容や自分自身の適性に対する理解度が大きく変わりますよね。 インターンシップの経験があると就活の選考で有利になる 長期インターンシップでは実務を経験するので、ビジネススキルやビジネスマナーを身につけることができます。 また、インターンシップ先の企業からも入社のオファーがもらえることがあるだけでなく、インターンシップで会社に貢献した経験は就職活動で他の企業の面接を受ける際にもアピールになります。 よく大学3年生が参加する「短期インターンシップ」だとシミュレーションが主なので実際の仕事を経験するわけではなく、他の企業の面接でアピールできるような会社に貢献した経験は作りにくいのですが、長期のインターンシップならそれが可能になります。 大学3年生になる前から就活で役立つようなビジネススキル、ビジネスマナーを磨いて実務で活躍したという経験を持っていれば、同学年の中でかなりリードすることができるといえます。 高度な知識やスキルを活かした仕事ができ、より充実した学生生活になる 大学生の多くは、大学で学んでいる分野や将来就いてみたいと思う職業とほとんど関係のないアルバイトをしています。接客、塾講師、軽作業など…。 もちろんそのようなアルバイトでも得られることはたくさんありますが、大学で学んでいることや将来就いてみたい職業に大きく関連するような仕事を大学生のうちから体験できる「インターンシップ」があるということを、もっと学生に知ってほしいと思います。 学生がインターンシップで体験できる職種は、営業、エンジニア、企画、マーケティング、事務、広報など様々で、インターンシップガイドを用いて自分に合ったインターンを探すことができます。 様々な業種、様々な職種でインターンシップの募集があるので、あなたが経験してみたいと思うような仕事もきっと見つかるでしょう。就職活動のためだけでなく、充実した大学生活を送るためにインターンシップに参加してみてはどうでしょうか? 時間に余裕があるのでさまざまな経験が積める もしインターンシップを始めて合わない仕事だと感じたら、辞めて次を探せば良いのです。そうやって試行錯誤するためにも、時間に余裕がある大学1年生・2年生のうちから始めるのがベストですね。 1日や数日の短期インターンや、夏休み中だけのサマーインターンなどもあります。「まだ将来何をしたいか決まっていない」という人は、なるべくたくさんの企業や職種のインターンを経験してみると、やりたい仕事や興味のある分野が見つかるかもしれません。 就職活動が始まってからだとたくさんのインターンを経験している時間的な余裕がなくなるので、インターンを始めるなら今がチャンスです。 インターンについての疑問や不安を解消しよう スキルも資格も何もないけどインターンに参加できる? できます。はじめから仕事に使えるスキルを持っている大学生などほとんどいません。 仕事をしながら新しいことを学んでいく姿勢さえあればスキルや資格は不問で募集しているインターンシップがたくさんありますので、インターンシップガイドを使って探してみましょう。 エントリーシートや面接といった選考があるインターンもありますが、はじめからスキルや資格を求められるインターンは少なく、仕事を通じていろいろなことを学んでいく意欲さえアピールできれば問題ありません。 どんな企業がインターンを募集してるの? 大学1年生・2年生のインターン生を募集しているのは、中小企業やベンチャーが多いです。大手企業で募集しているところはあまり多くありません。 募集している業界はさまざまですし、職種も幅広いです。事務や営業以外にも、エンジニアやクリエイティブ系職種の募集もあります。 「仕事内容が知りたい」「職場環境が見てみたい」など気になる業界や企業がある人は、インターンシップに参加してみるのが一番ですよ。 インターンでお給料はもらえるの? 有給か無給かは、企業やインターンプログラムによって違います。基本的には1日や数日の短期インターンは無給のことが多く、数週間以上の中期間・長期間のインターンは有給となるケースが多いです。 お金がもらえてアルバイトのかわりにもなるような長期のインターンシップに参加するなら、就活やゼミなどで時間が取りにくくなる前の一年生、二年生のときがおすすめです。 インターンと大学の勉強・サークルは両立できるの? スケジュールについては、学生の都合に合わせて調整してくれる企業がほとんどです。週に何日・何時間働けるかなど、面接の際に相談しておくと安心ですね。 夜遅くまで営業している企業や、土日に勤務できる企業などもあります。最近はリモート作業ができるインターン募集も増えているので、そうしたインターンを探してみるのもいいでしょう。 大学生活の過ごし方の選択肢にインターンシップを! 学業、部活、サークル活動、アルバイトなど、学生時代に打ち込みたいものはそれぞれたくさんあり、そのどれも素敵な経験になると思います。 そういった中の選択肢の1つとして「インターンシップ」があるということを、大学1年生のうちから多くの大学生にぜひ知っておいてもらえたらと願っています! インターンシップガイドには、大学1・2年生におすすめのインターンシップ情報を多数掲載しております!あなたにあったインターンシップを探してみましょう!...

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