理系学生が営業職に就職するためにはどうすればいい?就活で意識すべきポイント

営業職と聞くと文系学部出身の学生が就職するイメージが強いです。しかし理系学部出身の学生にとって営業職への就職が不利なことはありません。理系の学生が営業職に就くためにどのような就活をすればいいのか解説します。 

理系学生が営業職に就職するためにはどうすればいい?就活で意識すべきポイント
目次

理系学生でも営業職に就ける

営業職=文系というイメージを持っている人は少なくありません。しかし理系の学生であっても営業職に就くことはもちろんできます。文系職といわれている営業職や総合職はポテンシャル採用という方法で学生を選考しているからです。

ポテンシャル採用は専門的な知識や経験が必要というわけでなく、その学生のコミュニケーション能力や人柄、自社への適性、熱意があるかなどを基準に選考を行っています。なので理系学部出身だからといって営業職など事務系職種への就職が不利であることはありません。

理系学生の営業職への強み

理系学生がより有利に営業職の選考を通過するためには理系ならではの強みをアピールする必要があります。理系学生が営業職を目指すうえで活用できる3つの強みについて解説します。

論理的思考が身についている

1つ目は論理的思考が身についているという強みです。理系学生は事実に基づいて考えを組み立てていくやり方を大学の研究や授業で鍛えられています。知識を活用し困難な状況を論理的に考えられるスキルを持つ理系学生は営業の仕事でも活躍できると期待されています。

数字に強い

2つ目は数字に強いという点です。営業職は文系職というイメージが強い職種ですが、お金のやり取りも多く数字を使う機会が多い仕事です。その場でパッと計算ができるだけでなく、数字や計算に苦手意識がないことは大きな強みといえます。

専門知識が活かせる場合がある

3つ目は研究分野や専門知識を活かした営業ができるという強みです。例えばメーカー企業などの技術営業が挙げられます。技術営業は製品を顧客にそのまま売るだけでなく、顧客のニーズに合わせて自社技術の活用や解決策を提案するなど技術面に精通した営業職です。企業が取り扱っている商材や技術によっては理系学生が大学で学んだ専門知識をそのまま活かせる職種になります。

理系学生が営業職に就くために就活で意識すべきポイント

理系学生が営業職に就職するために就活で意識すべきポイントを解説します。理系学生の強みをうまく活かして他の学生と差を付けられるように意識して行動してみてください。

理系の強みを活かせることを具体的にアピールする

1つ目は営業職活かせつ理系ならではの強みを具体的にアピールすることです。理系学生だからこそ持っている強みを営業の仕事においてどのように活かせるのか、具体的に伝えることで仕事への熱意や積極性が伝わります。インターンシップやOB訪問などで理系出身の営業職の先輩に話を聞きに行くと参考になるはずです。

理系の強みが活かせる業界を選ぶ

2つ目は理系の強みが活かせる業界の選考を受けることです。自分の専門知識を活かせる商材を取り扱うメーカーや数理能力が必要な金融業界、課題設定力や論理的思考が役立つコンサルティング業界などがおすすめです。自分の強みが活かせるような業界から絞っていくのも成功するポイントです。

コミュニケーション能力も併せて強みにする

営業職に就職するために最も必要な能力のうちの1つがコミュニケーション能力です。コミュニケーション能力は入社後の仕事だけでなく、グループディスカッションや面接など選考時から重視されます。特にポテンシャル採用ではコミュニケーション能力があることが前提です。大学のグループ研究などで鍛えておきましょう。

就活と学業・研究を両立できるようにする

就活と研究を両立するのも、理系学生の就活のポイントです。理系学生は大学での研究や講義が学年が忙しくなる傾向があります。夏から始まるインターンシップやOB訪問、企業研究など一社一社時間をかけなくてはいけません。就活が忙しくて単位を落として留年をしてしまうと就活どころではなくなってしまいます。無理のないようにスケジュールを調整し、学業と就活を両立できるようにしましょう。

理系学生におすすめの営業職

技術営業

技術営業は技術に関する専門知識をいかして営業を行う職種で、セールスエンジニアと呼ばれることもあります。製品や開発について深い専門知識があるため、顧客のニーズを理解しながら製品開発にも影響力を発揮できるのでやりがいを感じられるでしょう。

化学メーカーの営業職

化学メーカーの営業職は理系の専門知識をいかせる仕事として、理系の学生に人気があります。実際に化学メーカーでは、理系学部出身で営業職として働いている人も多いです。自身の学んだことがいかせる分野の企業を探してみるといいでしょう。

医療系の営業職

製薬会社の営業など、医療系の営業職は医薬情報担当者とされ、MRと呼ばれることが多いです。医療機関を訪問して医師・薬剤師に対して営業を行います。医療系の学部出身である必要はなく、化学系や生物系などの理系学部出身者が多く活躍しています。

理系学生が営業職に就職するためにすべきこと

志望動機を明確に

理系で営業職を希望すると、「なぜ理系出身で営業職なの?」と面接でその理由を聞かれることが多いです。面接官が納得できるよう、志望動機を練っておく必要があります。

理系で文系就職をする人の中には研究・開発職につけなかったからという人も少なくありません。研究・開発職の就活で挫折したといった後ろ向きな理由でないか確かめたいという面接官の意図があるので、営業職への熱意が感じられるような前向きな志望動機を作成しましょう。

インターンシップに参加する

「理系学部出身で営業が務まるだろうか」と不安に思っている就活生は、営業職のインターンシップに参加してみるのがおすすめです。

化学メーカーの営業や製薬会社のMRなど、営業の仕事を体験できるインターンシップもたくさんあります。実際に営業の社員の方に同行したり、質問・相談ができる機会が設けられているインターンプログラムもあります。

仕事の大変さややりがいなどは、実際に話を聞いたり体験してみないとわからないことも多いので、気になる企業や職種があれば気軽にインターンに参加してみてください。

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理系で営業職を志望する理由を聞かれたら

理系で営業職を志望する理由を聞かれたらどう答えるのがいいのでしょう?ここではよくある理系学生の営業職志望動機をご紹介します。

志望動機1:営業職の魅力を感じている点について語る

いろいろな人とコミュニケーションするのが好き、人と関わる仕事につきたい、など営業の仕事で魅力的だと感じていることをアピールする方法があります。

「顧客と直接関わることができる」「社外の様々な人と関係性が築ける」「問題解決やサポートなどで顧客に感謝される」などは営業の仕事ならではの魅力です。なぜ営業職を希望するのか、その理由を掘り下げて考えてみるといいでしょう。

志望動機2:営業職でこそ自分の強みをいかせることを語る

プレゼン能力に自分の強みがある、ニーズを予測したりヒアリングに自信があるなど、営業に求められる能力に自信があるならそれをアピールしていきましょう。営業としていかせるのは次のような要素やスキルがあります。

・コミュニケーション能力
・プレゼン能力
・傾聴力
・行動力
・積極性

「自分の強みをいかせる仕事がしたいから」というのも立派な志望動機になります。

志望動機3:営業職に興味を持ったきっかけを語る

営業職に興味を持つようになったきっかけを語るのもいいでしょう。具体的な経験を盛り込むと説得力が高まります。

理系だからといって研究・開発職につかなければならないわけではありません。大学在学中に興味が変化したり、将来進みたい方向が変わることはあるものです。自信を持って営業職への思いを語ってください。

最後に

理系の学生が営業職に就職することに不利なことはありません。営業職のような文系職では専門知識よりコミュニケーション能力や企業に合った人材であるかどうかが採用のポイントです。理系ならではの学生時代に身につけた強みを活かして就活することで選考を有利に進めていきましょう。


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