技術職、研究職は嫌だ!理系の学生が進める、技術職、研究職以外の道とは

最近では、理系の学生が、技術職や研究職に就くのではなく、文系と同じような総合職や、理系の特徴を活かせる専門職に就くケースが増えてきています。 文系就職先の企業からしても、論理的思考力に優れ、数字に強い理系の学生の需要は高いです。
今回は、技術職、研究職以外にも興味がある理系の学生向けに、理系学生の特徴を活かせる就職先の候補をまとめてみました!

理系の文系就職

金融

金融業界は、銀行・証券・保険といった種類がありますが、これら全てにおいて理系の特徴を活かすことができます。

まず、銀行や証券会社は、お金に関係するビジネスを行っているため、数理能力が求められます。銀行では、企業に対する融資判断を行う際に、相手側の企業のデータを定量的に分析し、論理的に理解することが求められます。また、証券会社では、株価や為替など日々、数字と向き合うことになります。顧客に株を買ってもらうために、株価の推移を読み取ったり、企業のIR(投資家向け資料)から財務状況を読み取ったりすることで、良い株を見極めなければなりません。

加えて、金融機関にはクオンツという専門家が存在し、金融工学を用いて、マーケットの動向を予測しています。クオンツは、数学科出身の人がなることが多く、理系の特徴を活かせる専門職の一つです。

また、保険会社でも同じように理系の強みを生かすことができます。保険会社の営業では、顧客に分かりやすく、保険料の説明をしなければなりません。保険のシステムは、複雑で分かりにくく、有事の際に払われる額が大きいため顧客からするとイメージしにくいことがあります。そのため、商品の内容を整理し、論理的に説明する能力や、数字を使ってその額の妥当性を示せる能力が、保険の営業には求められます。こうした際に、理系が大学で培ってきた、論理的思考力や数字に対する強さを活かすことができます。

さらに、損害保険会社は、リスクと関わり合うビジネスなので起こりうるリスクやその発生確率を知る必要があります。こうしたリスクの分析は、アクチュアリーという専門職が統計学を用いて行っております。生命保険会社でも、アクチュアリーは過去の統計を基に適切な保険料を算出し、活躍しています。

コンサルタント

コンサルタントは、クライアントの課題に対して解決策を提供することが求められます。そのために、企業の課題を分析することで何が問題なのか明らかにし、それに対してどうすることが最適なのか論理的に説明することが必要です。

コンサルタントは課題解決を行う際に、課題の整理、分析を行い、本質的な問題を探り当て、解決策を考えるというプロセスで仕事を行います。理系の学生は、実験や研究で、得られた結果に対して分析を行い、そこから明らかになったことから、結論を導きだしていきます。こうした理系の研究とコンサルタントの仕事のプロセスは、似ており、理系学生にとってコンサルタントの仕事は合っていることが多いです。最終的にクライアントに解決策を提示する際も、研究発表で培ったプレゼンテーション能力を用いて、分かりやすく説明することができます。

商社

商社はロケットからカップラーメンまでと言われるように事業領域が幅広いです。その中で、金属や機械、化学製品など、理系の学生が学んできたような内容に関わることができる分野もあります。

商社のビジネスにおいて、理系院生の専門性が活かせるかというと、実際そうとは限りません。しかし、商社では、自分の興味のある分野において、どんな製品をつくるか、担当する地域においてどんな技術が求められているか、作ろうと思った製品をどのように作って、どのように消費地まで届けるかといったことについて、考えることができます。技術が消費者に届くまでの行程を全て、自分でマネジメントすることができるのです。技術職や研究職に就きたくはないけど、自分が専門としてきた分野に関わりたいと考えている学生に、商社はおすすめすることができます。

商社のビジネスは大規模なプロジェクトが多く、時には国家プロジェクトにも関与することができます。また、多様なネットワークを使って1つのプロジェクトを完成させるため、多くの関係者と関わり合うことができます。自分の学んできた専門分野において、海外で大規模なプロジェクトを実現したい人や、グループを自分で引っ張ってプロジェクトを完成させたい人は、商社のビジネスが合っています。

メーカー(技術営業)

技術営業では、理系学生の技術的なバックグランドや、専門知識を武器に、顧客に対して自社の製品や技術の提案を行うことができます。通常の営業では、ある製品やサービスを顧客に対し、そのままの形で売り込むといったケースが多いです。技術営業では、それに加えて、顧客の悩みに対して自社の技術を組み合わせ、解決策を提示したり、顧客が潜在的に抱えている問題に対してアドバイスをしたりする活動を行います。このように、技術営業では、ある決まった製品を提供するだけでなく、それぞれの顧客に合わせたオリジナルの製品やサービスを提供する仕事をすることができます。

最近では、顧客の悩みも複雑化しており、それを改善するのに、定型の製品では不十分なことが多いです。そのため、技術的な知識があり、自分で問題点を見つけ、改善策を提案できる技術営業の需要は高いです。理系の学生は、研究で培った、技術的バックグラウンドと課題解決能力を持っており、技術営業に必要な能力を持っているので、技術営業として活躍することができます。

不動産

不動産業界では、建物の販売や管理を行ったり、住宅開発、まちづくりを行ったりします。まちづくりでは、今住んでいる住民の意見を尊重しながら、未来の変化を読み取り、皆が住みたくなるようなまちをつくるといった社会的影響力の大きい案件に取り組むことができます。

不動産業界の就職に向いている理系学生は、建築や住環境、環境工学について学んでいた学生です。建築について学んでいれば、建設をゼネコンやハウスメーカーに依頼する際に、専門的な話ができ、豊富な建物に関する知識を活かして、どのような建物が必要か判断することができます。また、住環境や環境工学について学んでいる場合、人々の暮らしに沿った建物について理系的な視点で提案をすることができます。

まとめ

今回、上記で挙げたのはあくまで例にすぎません。本当に就職したいと思えば、文系理系に関係なく、どこの業界でも就職できる可能性はあります。その中で今回は、理系の学生が文系の学生に比べて、強みとなる部分を活かせる業界を紹介しました。

理系学部だからって技術職・研究職に就かなきゃいけないということはありませんし、文系の職種で活躍している理系出身者はたくさんいます。 今までの自分の経験から、自分が何をしたいのか、どういった能力を活かしたいのか、改めて考えてみてください!


facebookでシェア twitterでシェア このエントリーをはてなブックマークに追加
大学生おすすめコンテンツ
内定者のES(エントリーシート)&選考レポート一覧

内定者のエントリーシートと選考レポートの一覧です! 金融、マスコミ、総合商社、メーカー、外資コンサル、通信やITなど各業界の人気大手企業や急成長中のベンチャー企業など、250社以上の内...

続きを読む
就活エントリー締切カレンダー

人気企業の応募・エントリーシート(ES)提出等の締切日を日付順にまとめています。 まだまだ18卒の秋採用などのエントリー締切もありますし、19卒も外資系などの早い企業はエントリー受付開...

続きを読む
インターンシップ体験談一覧

インターンシップに実際に参加した学生の体験談を掲載しています! 参加した理由やきっかけ、参加に向けて準備したことや選考内容、そして実際に体験した内容とそこから得たものなど、気になる情報をま...

続きを読む
19卒必見!厳選インターンシップ締切カレンダー2018年版

厳選された人気企業のインターンシップ募集締切日をカレンダーにまとめました。2019卒の大学3年生対象の短期インターンや就活内定直結の外資系企業サマーインターン、学年不問のおすすめインター...

続きを読む
就活イベントまとめ【合同説明会、就職セミナー】

全国の就活イベントを日付順にまとめました。 全国で色々な就活イベント、合説が行われているけれど、いつどこで何のイベントが行われているのかわからない方、調べるのが面倒という方、必見で...

続きを読む