ラジオ局に就職するには?人気ラジオ局ランキングや職種を紹介

ラジオが好きで、「ラジオ局で働きたい」と思ったことがある方も多いでしょう。マスコミ業界は学生に人気の就職先で、とくに大手はかなり倍率が高いです。ラジオ局も就活生から毎年高い人気があるため、就職を目指すならしっかりとした対策がかかせません。

ここでは人気のラジオ局やラジオ局の仕事内容を紹介します。就活生が気になる、ラジオ局の募集条件や就活対策なども参考にしてください。

【業界研究】ラジオ局の現状・仕事内容・就職活動対策について徹底解説!
目次

ラジオ局に就職するには

ラジオ局の募集条件

募集条件はラジオ局により異なります。例えば、ニッポン放送の2023年度新卒採用募集要項にある募集条件は、「2023年3月31日までに4年制大学・大学院を卒業見込み、または2023年3月31日時点で既卒3年以内の方」となっています。

他のラジオ局も、4年制大学・大学院卒業または卒業見込みが条件となっているところが多いです。

学部が限定されているケースは少ないです。文系理系問わず、幅広い学部から採用されているようなので、学部にこだわる必要はないでしょう。

参考:https://www.jolf.co.jp/company/recruit/guide/index.html

ラジオ局に就職するのに必要な資格は?

必要な資格はとくにないラジオ局が多いですが、技術職の場合は理系的な知識があることが条件となっている局もあります。

ラジオ局で技術の仕事をするには、国家資格である「陸上無線技術士」が必要となりますが、ラジオ局に入社した後に取得するケースがほとんどです。

人気の高いラジオ局は?

人気のラジオ局ランキング

ねとらぼが2021年9月22日から2021年9月28日までの間に実施した「あなたが好きな関東のAM系ラジオ局は?」というアンケートの結果では、人気ラジオ局のランキングは次のようなものでした。

1位 ニッポン放送
2位 TBSラジオ
3位 文化放送
4位 茨城放送
5位 アール・エフ・ラジオ日本
6位 日本放送協会(NHK)
7位 栃木放送
8位 山梨放送

5位のアール・エフ・ラジオ日本は日本テレビ系のラジオ局です。キー局よりも、ローカル局のランクインが目立ちますね。

参考:https://nlab.itmedia.co.jp/research/articles/389993/

ユーザー数ランキング

ねとらぼが発表している、ラジオ局大手5社のユーザー数をランキングにすると次のようになります。

1位 TBSラジオ
2位 TOKYO FM
3位 文化放送
4位 J-WAVE
5位 ニッポン放送

TBSラジオは他の曲に比べて男性ユーザーの割合が高く、60.4%となっています。最も男性割合の低い曲はJ-WAVEで、51.5%でした。

参考:https://nlab.itmedia.co.jp/research/articles/55099/

ラジオ局の職種と仕事内容

編成

編成では、オンエアする番組のタイムテーブルを作成したり、新番組を企画したりします。

時間帯別のリスナーの年齢・性別といった属性を調査し、そのニーズに合わせた番組を提供できるよう、他の職種と協力しながら、より多くの人にラジオを聴き続けてもらうことを目指します。

広報

ラジオの番組を多くの人に知ってもらい、「聴いてみようかな」と感じてもらうのが広報の役割です。

広報部では、ラジオ局の番組について他の様々なメディアで取り上げてもらったり、ラジオ局のイベントを企画して番組のプロモーションを行ったりします。企業やメディアと調整しながら、効率よく番組を宣伝することが求められます。

制作

プロデューサーとディレクターを中心として、ラジオ局で放送する番組の制作に携わるのが制作部です。それぞれの役割は以下のようになっています。

プロデューサー:予算や出演者の決定、スポンサーとの調整など、スムーズに番組を制作できるように外部の人たちとの調整を行う
ディレクター:番組制作に関わるスタッフを取りまとめ、仕事がしやすいように環境を整える

技術

ラジオ番組をリスナーが快適に聴けるよう、音声やネットワークをチェックするのが「技術部」の仕事です。音声のミキシングや回線の管理などに取り組んでいます。

アナウンサー

アナウンサーは、原稿を読み上げたり、コメントをしたりと、自分の声で情報をリスナーに届けるのが仕事です。アナウンサーは他の職種とは別枠で募集されることが多いです。

総合職

営業、人事、経理、総務などの職種は、総合職としてまとめて募集されるケースが多いです。

ラジオ局で求められる人材とは

柔軟でコミュニケーション能力が高い人

ラジオ局ではアナウンス部に所属しても、制作部のように出演者に交渉を行うなど、他の業務をサポートしなければならない場合もあります。そのため、ラジオ業界では柔軟に対応できる人が求められます。

ラジオ局での仕事では、社内だけでなく社外の人と関わることも多いです。多くの人と協力しながら仕事をするため、協調性がありコミュニケーション能力が高いことも重要な要素となります。

クリエイティブな人

YouTubeやネットラジオの台頭により、ラジオ業界も大きく変わろうとしています。各ラジオ局では、新たな企画や表現に挑戦する動きも活発です。

これからのラジオ業界では既存の枠組みにとらわれず、斬新でユニークな発想ができる人材が重宝されます。新しいことに積極的にチャレンジする積極性や行動力などをアピールするのもいいでしょう。

ラジオが好きな人

ラジオ局への就職では、ラジオ業界への熱意、ラジオ局の仕事への情熱がポイントとなります。実際にラジオ局で働いているのは、ラジオをたくさん聞いて育ってきたラジオ好きな人が多いです。

ES(エントリーシート)や面接で必ず聞かれる「志望動機」や「自己PR」で、ラジオへの情熱を語れるように準備しておきましょう。

ラジオ局を目指すならやっておくべき就活対策

ラジオ局のイベントで雰囲気を知る

ラジオ局で働くための具体的なイメージを持つには、実際に働いている人の姿を見るのが一番です。ラジオ局ではプロモーションのためのイベントや公開録音など、働く現場を直接見られる機会がたくさんあります。ぜひ一度足を運び、ラジオ局の雰囲気を感じてみてください。

ラジオ局で働く自分の姿がしっかりイメージできれば、就職活動への意欲も高めることができるでしょう。

説得力のある志望動機を作成する

倍率の高いラジオ局の選考を突破するには、志望動機も説得力のあるものに仕上げる必要があります。ラジオが好きという気持ちだけでは不十分で、「なぜこのラジオ局なのか」「どんなことを成し遂げたいのか」を明確にしておかなければなりません。

志望するラジオ局にどんな強みがあるか、どんなところに魅力を感じるか、具体的に語れるようにしておきましょう。ラジオ番組をたくさん聞いて分析したり、イベントに参加するなどして、局の特徴をつかんでおくと志望動機作成に役立ちます。

インターンシップに参加する

多くのラジオ局が学生向けにインターンシップを実施しています。ラジオ局の雰囲気や仕事を知るためにも、積極的に参加してみてください。ラジオ局のインターンシップは、ラジオ局内の見学・仕事体験・質疑応答などで構成されていることが多いです。

仕事体験は「アナウンサーコース」「制作コース」「営業コース」などコースに分かれていることがほとんどです。職種で迷っている場合は、インターンシップで複数の職種を体験してみるのもいいかもしれません。

座談会など実際にラジオ局で働いている先輩社員に直接質問できる機会が設けられていることも多いので、不安や疑問を解消するチャンスでもあります。複数のラジオ局のインターンシップに参加すると、局ごとの特徴などもわかり企業研究にも役立つでしょう。

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まとめ

ラジオ局は学生に人気の就職先となっているため、就職の難易度は高いことを覚悟しておきましょう。インターンシップやイベントに参加してラジオ局の特徴をつかむこと、そして説得力のある志望動機を作成することがポイントとなります。

キー局だけでなくローカル局も含めてさまざまなラジオ局のイベントやインターンシップに参加してみることをおすすめします。


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