食品業界インターンの時期・内容・選考対策を解説

食品業界は、毎日目にしたり食べたりする商品を扱う業界ということもあり、就活生から非常に人気が高いです。インターンの倍率も高いため、選考を突破するにはしっかりとした対策が必要となります。ここでは食品業界のインターン時期、内容、選考の流れとポイントなど解説します。

食品業界のインターンって何するの?時期や選考、業務内容について
目次

食品業界とは?

食品業界とは食べ物を私たちの食卓まで届ける役割を担う業界で、以下のような企業によって支えられています。

■第一次産業:食べ物の原材料をつくる
■商社:原材料の輸入や第一次産業と食品メーカーの取引を仲介する
■食品メーカー:原材料を加工して製品にする
■小売店:食品メーカーが製造した商品を販売する

一般的には「第一次産業」→「商社」→「食品メーカー」→「小売店」という流通になっていますが、商社を使わずに直接第一次産業と取引を行ったり、自社で原材料を収穫したりして、より安全で高品質な製品を作ることを目指す食品メーカーも増えてきています。

食品業界のインターンについて

時期

食品業界のインターン募集が一番多く見られるのは、夏休みの時期です。どの業界でもインターン実施が一番多い時期で、大学生の夏休みを中心とした8〜9月に実施されるインターンがとくに多くなっています。

夏ほど多くはありませんが、10〜11月に実施される秋のインターン、1〜2月頃に実施される冬のインターンもあります。食品業界のインターン開催時期は企業によりバラバラなため、志望企業が決まっている方は企業のホームページをこまめにチェックすることをおすすめします。

期間

食品業界インターンは、2~3日の短期インターンがよく見られますが、1週間程度のインターン、1DAYの仕事体験などもあります。

大手の食品メーカーが実施するインターンは短期のものがほとんどで、長期インターンは滅多にありません。食品業界で長期インターン募集をしている企業は、ベンチャー企業が中心となるでしょう。

内容

食品業界インターンの内容は次のようなものが多いです。

・会社の事業説明
・工場見学
・グループワーク
・社員からのフィードバック

近年は新型コロナの影響もあり、webでインターンを開催する企業も増えています。

【職種別】食品業界インターンの内容

営業

食品業界の営業職は、スーパーやコンビニといった小売店への自社製品の売り込みや、集客のためのイベント・キャンペーンの提案を行います。インターンでは、グループワークで営業の仕事への理解を深めたり、実際に商談に同行したりできます。

中小企業やベンチャーでは営業職の長期インターンを募集しているところも少なくありません。長期インターンなら実際に営業の仕事を体験し、スキルを身につけることができます。

マーケティング

食品業界では「マーケティング」の業務体験ができるインターンもよくあります。マーケティング職は、自社の製品を魅力的に売り出すための広報活動、ブランディング戦略の立案などを行います。

インターンでは「自社製品をどうやって売り出すか」「売れる商品パッケージとは何か」などのテーマをもとに、グループワークに取り組むことが多いです。

研究開発

食品業界の「研究開発」は、以下の2つに分類されます。

基礎研究:原材料の選定や成分の分析などをう
応用研究:基礎研究で発見したものを実用化する

この2つの研究過程を経て、新商品の開発や既存商品の改良を行っていきます。インターンでは、既存の商品の課題を解決するためのグループワークや新商品の開発体験などができます。

生産技術

製品を効率的に生産していくのが「生産技術」の仕事です。製品をより低コストで効率よく生産できるよう工夫したり、食品の安全性を高めるため衛生管理や各種検査に対応します。

インターンでは「どうすれば効率よく生産できるか」や「現場でのトラブル」をテーマにグループワークを行ったりします。

食品業界のインターン選考の流れとポイント

ES(エントリーシート)

食品業界のインターン選考では、まずES(エントリーシート)の提出が求められるケースが多いです。ESでとくに力を入れて欲しいのが、「志望動機」です。企業がまず注目するポイントですし、食品業界を志望する学生が多いため書類でも面接でも「なぜこの企業なのか」を問われることは多いです。

志望動機では「食品業界で働きたい理由」と「この企業を選んだ理由」の両方を含めて、「他の企業ではなく貴社のインターンに参加したい!」という熱意をアピールすることが大切です。

Webテスト

選考倍率の高い大手食品メーカーなどでは、Webテストが実施されることも少なくありません。Webテストの難易度はそれほど高くないですが、制限時間があるため形式に慣れていない人は実力を発揮できないことがあります。

志望する企業の過去のインターン選考で実施されたWebテストを調べ、早めに対策を始めるようにしましょう。SPIや玉手箱などのテストは、大学のキャリアセンターで模擬試験や対策講座が実施されることもあるので活用してください。

面接

書類選考を通過すると、面接となる企業もあります。インターン選考の時期は面接に不慣れな人が多いので、キャリアセンターの模擬面接を受けたりして、面接練習をしておくのがおすすめです。

書類選考とは違い、面接ではあなたの見た目やしぐさにも注意が向けられます。社会人として恥ずかしくない髪型・服装・言葉遣い・ビジネスマナー・ふるまいを身につけておきましょう。

最後に

食品業界のインターンに参加すると、人気食品メーカーで職業体験ができたり、業界や企業への理解を深められるなど、本選考で役立つことも多いです。

しかし食品業界での就職を目指す就活生はとても多く、インターン選考を突破するのも簡単なことではありません。早い時期からリサーチと準備を始めて、選考対策を万全にしておきましょう。

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