面接での質問には、必ず意図があります。ここでは一般的に質問されることが多い項目を例に挙げ、面接官がその質問からどんなことを知ろうとしているか解説します。

「何故当社を志望したのですか?」
この質問は入社後の適性と、志望順位を知ろうとしています。
学生にそれぞれ違う個性があるように、企業にも独自の文化、ルール、風土があります。環境が合わなければ、能力を十分に発揮できないこともあります。そうならないように学生の将来ビジョンと企業とがマッチングするかを見極めようとしています。
また、その学生にとって第一志望なのか、内定を出したら入社するかどうかを見ている可能性があります。
「あなたの長所はどこですか?」
この質問に正解はありません。本当に長所を知りたいわけではなく、物事を客観的に分析できるかどうかを見ているのです。
自分を客観的に分析するのは難しいことです。人間には長所と短所がありますが、欠点を自ら認め修正することはなかなかできません。仕事を進めていく様々な局面で客観的な分析が必要となります。一人よがりのものの見方では仕事は進められないのです。
「これまでにどんなアルバイトをしましたか?」
これは労働に対する価値観を知るためのものです。
アルバイト経験のある学生ならば、労働の対価として金銭を得るという行為を実体験から理解しています。仕事内容、給料、労働時間や仕事仲間など、働いていく上でのプライオリティをどこに置いているかを知ることで、どんな働き方をしたいのかを判断しています。
「周囲からどのような人だと思われていますか?」
これは対人関係を知るための質問です。
交際範囲、友人とどんな付き合い方をしているか、サークル内でポジションはどうかなどを聞いて、組織に上手く適応できるかどうかを確認しています。この質問に対して答えに躊躇したり、内容が曖昧だったりした場合、集団に上手く適応できない可能性があると判断される可能性があります。
「5年後当社で何がしたいですか?」
しっかり企業研究ができているか、また、応募者の意欲を確認しています。
志望動機に関連する質問ですが、故意に聞き方を変えている場合もあります。質問を想定し用意した答えをすると、より具体的に聞かれた時に矛盾が出てくることが多いからです。
大学受験のことを思い出して下さい。何を学びたいかを基準に学部を選んだのではないでしょうか?まずは自分が何をしたいのかを明確にしましょう。
「小さい頃はどんな子供でしたか?」
大学生になるとそれまでと環境や時間の使い方が大きく変わります。親元を離れて一人暮らしを始める人も多く、一日のほとんどが自由に使える時間となります。サークルへの参加や友人との交流などで急に活動的に変化する人や、逆に勉強に没頭するようになる人がいます。
一般的に人間の人格形成の基本は幼少期にあると言われます。活発に見える人でも、弱気な性格を内在しているかもしれません。第一印象と面接での印象にギャップを感じた時や、環境の変化にどう影響を受けるかを知りたい時に多くされる質問です。
面接において最も重視されるのはコミュニケーション能力と理解力です。つまり質問の意図を理解して、伝えたいことを的確に表現できているかということです。質問を想定した答えを用意するよりも、自分自身への理解を深めることが重要です。
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