ひとり暮らしの大学生にとって、毎月のやりくりは中々大変なもの。とくに外食って結構お金がかかりますよね?自炊をすると食費をかなり節約できるんです。
しかし「節約のために外食をやめて自炊にしよう!」と思い立っても、コツがわかっていないと逆に高くついてしまうことも…。
ここでは無理なく続けられて節約にもなる、自炊のポイントをご紹介します。
- ・お財布にやさしい&料理の腕も上がる!自炊のメリット
- ├一番節約しやすいのが食費
- ├外食は栄養バランスが崩れやすい
- └料理の腕がアップ
- ・自炊で上手に節約するコツは?
- ├予算を決めて買い物をする
- ├食材はまとめ買いする
- ├食材を無駄にしないようにする
- └作り置きをする
- ・食材を無駄にしない!食材別保存方法
- ├ご飯、パン
- ├肉、魚
- ├野菜・玉ねぎ
- ├きのこ類
- └卵
- ・ネット上のレシピサイトを活用しよう
- ・健康第一!栄養バランスを考えて料理を
- ・最後に
お財布にやさしい&料理の腕も上がる!自炊のメリット
一番節約しやすいのが食費
ひとり暮らしの大学生の月の支出。主なものは、住居費、光熱費、教養娯楽費(交際費、趣味など)、日常費(日用品など)、電話代などがあります。
固定費である住居費、光熱費、電話代などを削るのはなかなか難しいことなので、流動的な出費を意識して抑えると節約に繋がります。なかでも食費は、意識しなければ大きな支出になってしまいますが、自分の心がけや工夫次第でかなり節約できます。
外食は栄養バランスが崩れやすい
ある統計によると、ひとり暮らしの大学生の一日の食費は850円ほどだと言われています。格安外食チェーンやコンビニを活用すれば、この予算で何とか3食買うことができます。ただ栄養バランスや野菜を摂りたいと考えてメニューを選ぶと、大きく予算オーバーしてしまうと思います。
その点自炊なら、栄養バランスを考えつつ予算内に収まるように、自分でメニューを考えることができるのです。
料理の腕がアップ
マメに自炊することでおのずと料理の腕もあがるので、今まで料理をしたことがない人でもはじめてみてもいいと思います。慣れないうちは大変なこともあると思いますが、自分で美味しい料理がつくれるようになると料理が楽しくなりますよ。
自炊で上手に節約するコツは?
節約のために自炊を始めたものの、「逆に食費が増えてしまった」「食材が腐ってしまってもったいない」などという声も多いようです。そこで、上手に節約するための自炊のコツをご紹介します。
予算を決めて買い物をする
節約の一番のポイントは、予算を決めることです。「今日はこれを作るから必要な材料をすべて揃えよう」と考えるのではなく、予算内に収まるように買い物することを徹底します。予算に応じたメニューを考え、食材を選びましょう。
食材はまとめ買いする
また買い物は、毎日ではなく何日分かまとめてすると、無駄買いや食材の使い残しも防げます。おすすめは1週間の予算分食材をまとめ買いし、それを1週間かけて使っていくというものです。
自炊に慣れるまでは、何をどのくらい買ったら見当がつかないかもしれません。慣れないうちは、2~3日分の食材を買うことから始め、徐々に自分のやりやすいペースを見つけましょう。
食材を無駄にしないようにする
自炊でありがちな失敗は、買った食材をダメにしてしまうことです。大学生のライフスタイルからすると、連日自宅で料理することは難しいかもしれません。
自分の一週間の予定を見て、友達との約束やバイトなどで留守がちな週は、自炊はしないで外食に切り替えるなど臨機応変に対応することも必要です。すでにある食材をしばらく使えそうもない時は、冷凍保存するとよいでしょう。
作り置きをする
自炊が続かない理由として多いのが、「面倒くさい」「手間と時間がかかる」ということだと思います。そこでおすすめしたいのが「作り置き」です。数日分の料理をまとめて作っておき冷蔵庫や冷凍庫で保存しておけば、すぐに食べられます。
一人暮らしの場合、一食分ずつ作るよりもまとめて大量に作る方が食材のコストも節約できます。節約にもなり、手間も省けるので一石二鳥です。
食材を無駄にしない!食材別保存方法
ここでは冷凍保存の仕方を、食材別にご紹介します。
ご飯、パン
お茶碗一杯分づつの小分けにして、空気が入るようにラップでふんわりと包み冷凍します。なるべく薄く均一に平らになるようにすると、ムラなく解凍することができます。食べる時は電子レンジで解凍しましょう。
食パンなども、食べきれない場合は新鮮なうちに冷凍してしまいましょう。1枚ずつラップに包んで冷凍します。解凍はせずに、そのままトースターで焼けば美味しく食べられます。
肉、魚
肉は一回で使いきれる量に小分けして、ラップや保存袋に入れて冷凍します。空気が入らないように、密閉するようにしましょう。切ってから冷凍しておくと、調理のときにそのまま使えるので便利です。
魚の切り身は、ラップに包んで生のまま冷凍してもいいですし、一度焼いてからラップに包んで冷凍しておいてもいいです。
野菜・玉ねぎ
粗みじん切りや厚めの千切りにして冷凍します。解凍後はシャキシャキした食感が失われるので炒め物には向きません。ハンバーグや餃子に入れたり、ミートソースなどに使うといいでしょう。
・ニンジン
生のまま、短冊切りや薄いいちょう切り、千切りなど、小さく切って冷凍します。解凍後は、生のニンジンと同じように使えます。
・じゃがいも
茹でてマッシュしてから冷凍保存します。コロッケやポテトサラダ、ポテトグラタンなどに活用できます。
・キャベツ、レタス
使いやすい大きさに切り、生のまま冷凍できます。シャキッとした食感が失われるので、火を通した料理に使うとよいでしょう。
・トマト
生のまま冷凍できます。解凍後は、スープや煮込み料理に適しています。
野菜は、種類によって保存方法が異なりますので、調べてから冷凍保存しましょう。
きのこ類
きのこ類は冷凍すると旨味が増すので、冷凍保存がおすすめです。ほぐしてから、保存袋に入れて冷凍します。
卵
卵はそのまま冷凍すると、割れてしまう恐れがあります。溶き卵にしてから保存袋などに入れて冷凍しましょう。解凍すれば卵焼きなどに使えます。
ネット上のレシピサイトを活用しよう
ネット上には数多くのレシピサイトがありますので、献立に悩んだら活用しましょう。特定の食材を使ったメニューも検索できるので、冷蔵庫にある食材だけで何か作りたいなと思った時は便利です。
節約レシピもネット上で多数紹介されていますので、今月は残りの予算が少ないなという時に試してみてもよいと思います。いろいろなレシピに挑戦することでレパートリーが増え、料理をする楽しみにもつながりますので、ぜひ活用してみてください。
健康第一!栄養バランスを考えて料理を
自炊をする上で気を付けたいのが、栄養バランスです。安く作ることばかりに気を取られて野菜を使わなかったり、同じものばかりを食べていたりすると健康を害します。
せっかく節約できても身体を壊してしまっては元も子もありません。自分の身体は自分の食べているものから作られていることを今一度考えて、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。
最後に
自炊を続けることは、節約になるうえ料理の腕がアップすることにもつながります。男女問わず、料理が上手なことはモテ要素なので、自炊を続けて料理上手を目指しましょう。
ただ外食に比べ、買い物や後片付け、使わない食材の保存など手のかかることでも多いので、負担を感じすぎない程度に、楽しみながら自分のペースで続けてみましょう。
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