日本経済新聞社が主催する「ビジネスの基礎力」を計る新しい尺度とも言える日経TEST。平均点以上のスコアを取れば就活でアピールできることから、大学生が取るべきおすすめの資格として注目されています。
大学生が日経TESTを受けるとどんな力が身に付き、どんなメリットが得られるのかについて考えてみました。
- ・日経TESTとは?
- ・日経TESTが大学生におすすめの理由
- ├就活での時事問題対策となる
- ├知識に加え「考える力」が身に付く
- └就職後も現場で活かせる「ビジネスの基礎力」が身に付く
- ・日経TESTの勉強方法は?
- ・最後に
日経TESTとは?
日経TESTとは、日本経済新聞社が主催している時事問題に関するテストです。
日経TESTでは、仕事に必要な知識の幅と、それに基づき考える力を合わせて「経済知力」と呼んでいます。それを測る5つの評価軸(基礎知識、実践知識、視野の広さ、知識を知恵にする力、知恵を活用する力)からなる100の問題で構成されています。
2008年に開始された比較的新しい試験ですが、日本経済新聞社が主催していること、時代の変化を見据えた実践的な内容であることから、社員に受験させる企業が多くあり、また就活における注目度も高まるなど、ビジネスの現場で評価されている資格の一つです。
試験では、新聞記事のタイトルの一部が隠されており、他の単語からどんなキーワードが隠されているのか推測する問題や、時事問題として「以下の内容を発表した企業はどこか」を4択で尋ねる問題があります。日経TESTのホームページで今週の1題として紹介されているので、実際の問題を見たい人はそちらを参考にしてみてください。
日経TESTが大学生におすすめの理由
日経TESTが評価されるのは、大学生の場合、平均点の約550点以上のスコアからとされています。日経TESTでは、スコア400~600点で「日常のビジネス活動を着実にこなすことのできる、実務遂行力を備えた人材」という能力評価をされているので、大学生が平均点以上取れば、評価されるのに充分なスコアと言えそうです。
「ビジネスの基礎力」が身に付くことから就活や就職後も役立つと言われています。その理由について、詳しく見てみます。
就活での時事問題対策となる
日経TESTを受けるにあたり、日本経済新聞を読むのが習慣になり自然と時事問題に関する知識が得られます。また、日経TESTの過去問題や予想問題にあたるなかで、過去の時事問題に関する知識も蓄積され、世の中の流れや経済の動向がおのずと身に付きます。そのため、就活の時事問題はもちろん、面接での時事問題にからんだ質問にも的を射た回答ができるようになります。
知識に加え「考える力」が身に付く
日経TESTでは、単に暗記した知識を答えさせる問題だけでなく、知識をもとにした2つの「考える力」を試す問題が用意されています。その一つが「知識を知恵に変える力」です。これは、事象から一般的な共通性や法則性を見出す力のことで、例えば「知識から消費トレンドやヒット法則などを見出せるような優れた力」を指します。
もう一つが「知恵を活用する力」です。これは、一般的原理から特殊な原理や事実を導く力のことで、「トレンドから新商品のアイデアを生み出す『発想力』などのようなダイナミックな力」を指します。日経TESTのスコアを伸ばすことで、ビジネスの現場で活かせる2つの「考える力」が得られるので、これから仕事を始める就活生にとってアピールできる要素になります。
就職後も現場で活かせる「ビジネスの基礎力」が身に付く
日経TESTのスコアを伸ばすことで、「経済知識」と「考える力」を併せた「ビジネスの基礎力」が習得できるとされています。「ビジネスの基礎力」を身に付けられることで、幅広い業種や国内外の会社の動向にも目が向くようになります。さらに、ビジネスだけでなく国際・社会情勢や法務の知識も蓄積されます。
それにより「これから何が起こるか・何をすべきか」といった先を読む力が得られ、新しい発想やアイデアを生み出す人材として活躍することが期待されます。ビジネスの現場において、新しい価値や発想を生み出せる人材は常に必要とされていますので、日経TESTのスコアで「ビジネスの基礎力」があることが証明できれば、就活において有利と言えます。
日経TESTの勉強方法は?
これまで見てきた通り、日経TESTで身に付けられる「ビジネスの基礎力」は、大学生には少々難しそうです。アピールできるレベルに到達するためには、日経TEST対策の勉強をして徐々にスコアを伸ばしていく必要がありそうです。
日経TEST対策には、出題形式に対応した公式テキスト&問題集がおすすめです。経済の基礎知識やビジネスにおける考え方も身に付けられます。もう一つは、演習問題の公式ワークブックです。演習問題を連続してトレーニングすることで、知力を多面的に鍛えられます。
他にも、日本経済新聞社の解説委員を講師に迎えた、スコアアップ講座も開催されています。これらのテキストや講座は、日経TESTの受験を予定ししていなくても、ビジネスにおける知識やスキルを身に付けたい大学生にも役立つ内容です。
最後に
就活対策に限らず、世の中の時事問題や経済について把握することはすることは大切なことであり、社会に出てからも必要な知識となります。世の中や経済の動向にアンテナを張る癖をつけるためにも、大学時代に日経TESTを受けることには意義がありそうです。
- インターンのスーツはどんな服装?夏の暑さ対策や男女の違いを解説! 2024/11/21
- 【SYNTH(シンス)インターン生ブログ】中之島でのイベント「大阪・光の饗宴2024」のご紹介★ | 株式会社SYNTH 2024/11/20
- 何のための就職か、本質を見極めよう。 | 株式会社キャリアデザインセンター 2024/11/20
- 「クオンツ」とは?金融志望の就活生が知っておきたい用語を解説! 2024/11/20
- アメリカではインターンが当たり前?参加するメリットを解説 2024/11/20
- インターンで出会いはあるのか? 2024/11/20
- インターンをばっくれたいときはどうすればいいのか 2024/11/20
- インターンの倍率は?高倍率なインターンの特徴も解説 2024/11/20