内定ゼロにおわる割合とは?採用されない人の特徴とおすすめの就活対策を紹介!

なかなか内定をもらえず、「このまま内定をもらえないのではないか...」と不安を感じる就活生は少なくありません。今回は、実際に内定ゼロに終わる人の割合や採用されない人の特徴、内定をもらえずに悩んでいる人がすべきことを詳しく解説します。

目次

内定ゼロに終わる人の割合

文部科学省が令和4年2月1日に行った「令和3年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査」によると、令和4年(2022年)3月大学卒業予定者の就職内定率は89.7%でした。つまり、単純計算だと内定ゼロの大学生の割合は10.3%ということになります。

ほとんどの大学生は内定を手に入れて卒業しています。なかなか内定をもらえず不安を感じている就活生も、内定をもらえない原因を考えて対策することで、必ず前に進めます。

文部科学省「令和3年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(2月1日現在)」
https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/naitei/kekka/k_detail/1422624_00002.htm

採用されない人の特徴

①自己分析ができていない

自己分析ができていないと、自分に合った業界や企業を選ぶことができません。企業は、選考で自社に合った学生を見極め、採用します。そのため、雰囲気や興味だけで企業を選ぶのではなく、自己分析をしっかりと行い、自分の強みを活かせる業界・企業・職種を見つけましょう。

自分のことを幼少期から振り返って、自分の根底にある価値観や強みを見つけ、自分の志望企業がそれにマッチしているかを考えるのがおすすめです。

②企業研究が甘い

ESや面接では必ず志望理由を問われますが、志望理由が曖昧で説得力のない学生は採用されにくいです。企業研究を入念に行って、「なぜその企業を志望するのか」を明確に答えられるようにしておきましょう。

また、企業研究が甘いと、その企業が自分に合っているのかを見極めることができません。 説明会に参加するだけでなく、OB・OG訪問をして企業研究を深めることをおすすめします。

③選考対策ができていない

ESやWebテスト、面接、グループディスカッションといった選考の対策ができていない人はなかなか先に進むことができません。自分がいつもどの選考で落ちてしまうのかを振り返り、対策をしましょう。

ESで落ちてしまう場合は、一度他の人にESを見てもらい、添削をお願いすることをおすすめします。他の人に見てもらうことで、自分にはなかった視点でのアドバイスをもらえます。

Webテストで落ちてしまう場合は、自分が苦手な分野を中心に対策本を使って演習したり、模擬試験を受検できるサイトで練習することをおすすめします。

面接で落ちてしまう場合は、とにかく場数を踏んで慣れましょう。友達や先輩、OB・OG訪問先の社員に模擬面接をしてもらってフィードバックをもらうなどして、改善していくことで面接の選考を通過することができます。

グループディスカッションも面接と同様、慣れることが重要です。グループディスカッションの選考後に自分の発言やグループ内での働きを客観的に振り返ってみましょう。就活生のコミュニティなどで練習をして、参加者同士でフィードバックを行うのもおすすめです。

④大手企業ばかりにエントリーしている

誰もが名前を知っている大手企業ばかりに意識が向いてしまう「大手病」になってしまう学生は少なくありません。大手企業は誰もが知っている分、倍率も高いです。そのため、大手企業にしかエントリーしない学生は中小・ベンチャー企業に目を向けている学生に比べて内定をもらいにくい傾向があります。

⑤そもそもエントリー数が少ない

そもそもエントリー数が少ないということも内定をもらえない原因の一つです。とにかくたくさんの企業にエントリーすれば必ずどこかから内定をもらえるというわけではありませんが、極端にエントリー数が少ないと選考に慣れることができず、いつまでもESや面接などのコツを掴めません。

選考は、とにかく慣れることが重要です。通過するESのコツや面接での話し方、グループディスカッションでの立ち回り、Webテストの解き方や時間配分などは実践を繰り返す中で身につきます。

確実に内定をもらうための就活対策

①早めに自己分析をする

早めに自己分析を始めると、その分深く自分を知ることができます。自己分析には明確な終わりがなく、やり方も人それぞれですが、就活では「自分の価値観や強みを活かせる企業を見つける」ことが目標です。

自己分析のやり方で悩んでいる方はまず幼少期から自分のエピソードを振り返って、自分の根底にある価値観や性格を見つけることをおすすめします。

②選考経験を積む

選考は、とにかく経験を積んでコツを掴むことが重要です。本選考が始まる前に、インターンで選考経験を積んでおくことをおすすめします。本選考が始まると、面接やグループディスカッションを練習する時間も取れません。

インターンの選考を通してESの書き方や面接での話し方、グループディスカッションでの立ち回りのコツを掴み、慣れておくと本選考で最高のパフォーマンスを発揮することができます。

③Webテスト対策をする

多くの就活生が「もっとWebテスト対策をしておけばよかった...」と後悔しています。Webテスト対策は本選考の直前に少し勉強すればできるようになるものではありません。

高校までに学習した内容がほとんどですが、国語の問題が中心の言語分野では、普段あまり耳にしない語彙について問われ、数学の問題が中心の非言語分野では、公式や答えの導き出し方など、解き方を知らなければできない問題も多く出題されます。

Webテスト対策は余裕を持って始め、本選考ではWebテストで落ちないことを目標にしましょう。

④OB・OG訪問をする

OB・OG訪問をすることで、企業の内情をより深く知ることができます。社員の本音、その企業でのキャリアプランなど、ホームページや企業説明会では得られなかった情報を知ることで、他の就活生に一歩差をつけた企業研究をすることができるでしょう。

自分に合った企業かどうかをより深く考えるためにも、秋以降志望企業がある程度決まってきたら、早めにOB・OG訪問を始めることをおすすめします。

⑤インターンシップに参加する

インターンシップに応募することで、本選考前に経験を積むことができます。インターンシップでは、グループワークを通して実際の業務のイメージを掴み、企業理解・業界理解を深めることもできます。特に秋インターンからは、早期選考の案内をもらえたり、インターンで優秀だと評価された学生は本選考で優遇される場合があります。

年々就活は早期化しており、インターン経由で内定を出す企業や、インターンでの学生の評価を本選考でも参考にする企業が増えています。そのため、早期に確実に内定を手に入れたい学生にとって、インターンへの参加は必須です。

なかなか内定をもらえない時はどうしたらいい?

①落ち込みすぎない

内定をもらえないからといって過度に落ち込んだり、自分を否定する必要はありません。まずは内定をもらえない原因を考え、行動を起こすことで必ず前に進めます。

内定をもらえない学生は、自分の強みを活かせる業界・企業を適切に選べていない場合が多いです。就活に出遅れてしまった学生にとって、自己分析をすることが遠回りに思えるかもしれませんが、自分に合った業界・企業を見つけるためにもう一度自分を見つめ直してみることをおすすめします。

②今までの選考を振り返る

なかなか内定が出ない人は、ただがむしゃらに目の前の選考をこなすだけではなかなか結果に繋がりません。焦らずに自分が選考のどの段階で落ちてしまっているのかを振り返り、対策を行うことで改善されます。

③周りの人に頼る

なかなか選考に通過しない時は1人で悩まずに、周りの人を頼ることが重要です。友達や家族、OB・OG訪問先の社員にESを添削してもらったり、模擬面接をしてもらうなど、自分の現状を客観的に分析・アドバイスをしてもらうことで、改善点が見つかりやすくなります。

④中小・ベンチャー企業にエントリーする

大手企業ばかりにエントリーしている人は中小・ベンチャー企業にも目を向けてみましょう。大手に比べて倍率の低い企業はその分内定が出やすく、自信につながります。まずは1社、内定をもらうことを目標にしましょう。

【まとめ】自己分析・選考対策をしっかりと行って納得内定を手に入れよう!

なかなか内定が出ないと、焦ったり、落ち込んだりするかもしれません。しかし、大切なのは内定が出ない原因を考え、必要な対策を打つことです。改めて自己分析を行って自分に合った企業を見つけたり、自分はいつもどの段階で選考に落ちてしまうのかを考えて、一つひとつ改善していきましょう。


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