就活では、履歴書やES(エントリーシート)の志望動機で「やりがい」を主張すると逆効果になってしまうことがあります。志望動機でやりがいについて書く時にはポイントを押さえた書き方をマスターする必要があるのです。
そこで今回は、志望動機でやりがいについて書く時の注意点やポイントを解説します。また、やりがいに関する志望動機の例文や説得力を高める方法も掲載していますので、ぜひ参考にしてみてください。
- ・志望動機でやりがいを書く時には注意が必要!
- ├「やりがい」という言葉は漠然としすぎ
- └「やりがい」は誰もが求めていて当たり前
- ・志望動機でやりがいについて書く時のポイント
- ├自分にとっての「やりがい」を具体的に定義する
- └企業のどこに「やりがい」を感じるかを示す
- ・志望動機で具体的にやりがいを書くためのヒント
- ├やりがいを感じる業務内容を具体的に書く
- ├なぜそう感じるのか理由を述べる
- └企業で自分がどのように活躍できるかを示す
- ・志望動機でやりがいについて書いた例文をチェック!
- ・より説得力のある志望動機を作成するために
- ├「やりがい」を別の言葉で表現してみる
- ├OB・OG訪問をする
- └インターンシップに参加する
- ・最後に
志望動機でやりがいを書く時には注意が必要!
「やりがい」という言葉は漠然としすぎ
「やりがい」という言葉は非常に漠然としています。例えば、人の笑顔を見ることでやりがいを感じる人もいれば、高収入を得ることがやりがいにつながる人もいます。このようにやりがいは客観的に定義することが非常に困難なのです。
そのため、志望動機で「やりがいを求めて…」など書かれていても、採用担当者にとってはその文章から就活生が応募した理由を具体的にイメージすることができません。
「やりがい」は誰もが求めていて当たり前
仕事に「やりがい」を求めているのは誰であっても同じこと。そのため、志望動機としてやりがいを挙げても、自分と他の就活生とを差別化することはできません。
むしろ、「やりがいを感じられなかったら辞めてしまうのでは」「働いてもいないのにやりがいがあるかどうかなんて分からないだろう」とマイナスイメージを持たれてしまうこともあるので、志望動機でやりがいについて書く時は注意が必要です。
志望動機でやりがいについて書く時のポイント
自分にとっての「やりがい」を具体的に定義する
志望動機で「やりがい」について書く時には、自分にとってのやりがいを定義することが大切です。
まずは、どんな活動・仕事にやりがいを感じるのかを明確に示してみましょう。また、その活動・仕事にやりがいを感じる理由を書くと具体性が高まります。やりがいの背景にある自分自身の性格や好みなどに目を向けてみましょう。
企業のどこに「やりがい」を感じるかを示す
単に「接客の仕事にやりがいを感じます」と伝えただけでは、採用担当者に「他の企業でも良いのでは」と感じさせてしまいます。そのため、志望する企業だからこそ感じる「やりがい」を示す必要があるのです。
会社説明会やOB・OG訪問、インターンシップなどを上手に活用して、企業の事業内容や業務内容についての理解を深めてみましょう。そこから「他のどこでもなく、この企業だからできること」についてやりがいを伝えられると十分なアピールになります。
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志望動機で具体的にやりがいを書くためのヒント
やりがいを感じる業務内容を具体的に書く
志望動機にやりがいに触れる際には、やりがいを感じる業務内容について書くようにしましょう。
「私はお客様に寄り添った接客サービスにやりがいを持つことができると考え、貴社を志望いたしました」など、やりがいを感じると思う業務を簡潔かつ具体的に示すことが大切です。
なぜそう感じるのか理由を述べる
やりがいを感じる業務を説明した後には、「なぜ、その業務にやりがいを感じるのか」を説明します。
例えば、次の例文のように、やりがいの背景にあるエピソードを説明してみましょう。
私は大学時代に個別指導塾でアルバイトをしていました。『勉強なんて大嫌い』と言っていた子どももその子の理解度や得意を理解して教えてあげることで、勉強を楽しめるようになり成績も伸びていきました。その経験からお客様1人1人に向き合い、より人生を楽しんでいただけるサービスを提供できる仕事に就きたいと思うようになりました。
企業で自分がどのように活躍できるかを示す
就活では企業に「この人が欲しい」と思わせなければなりません。そのため、自分のやりがいを訴えるだけでなく、企業に役立つ人材であることをアピールする必要があります。
「貴社の『いつでもお客様の隣に』という経営理念に基づき、お客様に身近に感じていただける接客を行いたいと考えています」など、自分のやりがいを実現するために、入社後どのように活躍するつもりかを添えると熱意が伝わります。
志望動機でやりがいについて書いた例文をチェック!
私は人をサポートする仕事にやりがいを感じるため、貴社の事務職を志望いたしました。
大学時代には野球部のマネージャーとして、選手が活躍できるようサポートしてきました。毎日の洗濯やお茶の用意などは負担に感じる時もありましたが、選手たちが試合で活躍しているのを見ると「サポートしてきて良かった」と強いやりがいを感じました。
貴社に入社した際には、お客様はもちろん、社員の皆様も気持ちよく過ごせる環境づくりに取り組んでいきたいと考えています。
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より説得力のある志望動機を作成するために
「やりがい」を別の言葉で表現してみる
やりがいのある仕事をしたいと思っている人は多いですし、実際に志望動機で「仕事のやりがい」をあげる就活生も少なくありません。
安易に「やりがいがあるから」「やりがいのある仕事がしたいから」というだけでは、よくある志望動機になってしまう恐れがあります。
そこで「やりがい」という表現を少し変えてみるのがおすすめです。やりがいの言い換え表現としては次のようなものがあります。
・充実感がある
・満足感を得られる
・達成感を得られる
・仕事の喜びを知った
このように別の言葉で言い換えてみると、「よくある志望動機」という印象を払拭することができるはずです。
OB・OG訪問をする
仕事のやりがいは経験してみないとわからないものです。自分がその業界や企業でやりがいのある仕事ができそうかどうか不安な場合は、OB・OG訪問をしてみるのがおすすめです。
OB・OG訪問をして実際にその企業で働いている先輩に、仕事でやりがいを感じる時やポイントを聞いてみてください。
インターンシップに参加する
仕事のやりがいを見極めたいなら、企業のインターンシップに参加してみましょう。仕事のやりがいを実感するには、その仕事を体験してみるのが一番です。
短期のインターンだと、会社説明会の形式であったり、ワークショップ体験などで終わってしまうことが多いです。実際に仕事を体験するなら、長期インターンがおすすめです。
長期インターンで仕事を覚えると、ある程度責任のある仕事を任せてもらえるケースもあるので、仕事の大変なこととやりがい両方を実感することができるでしょう。
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最後に
志望動機も立派なアピールの1つ。そのため、受動的にやりがいを求める姿勢では、採用担当者に魅力を感じてもらうことはできません。志望動機でやりがいについて書く時にも、自分の人柄や得意を理解してもらえるように書き方を工夫してみましょう。
志望動機がうまく書けない場合には、キャリアセンターなどを活用し、第三者からの意見を聞くことも大切。自分では気づかなかった改善点やあなたの魅力を引き出してくれるはずです。
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