「面接時間が短かったから不採用かも...」面接後にこんな不安を感じたことがある就活生は多いかもしれません。しかし、面接時間が短くても不採用とは限りません。今回は、面接が早く終わる理由をパターン別に解説します。
- ・面接の平均時間はどれくらい?
- ・面接が早く終わる理由〜採用の場合〜
- ├①ESでほぼ面接通過を決めた
- ├②回答が十分で深掘りする必要がない
- └③面接の回答を重視していない
- ・面接が早く終わる理由〜不採用の場合〜
- ├①マナーに問題がある
- ├②明らかに企業とマッチしていない
- └③面接の回答が不十分
- ・面接時間以外の採用のサイン
- ├①次の選考の案内がある
- ├②入社後の話をされる
- └③他社の選考状況を聞かれる
- ・面接時間以外の不採用のサイン
- ├①面接官がメモを取らない
- ├②明らかに他の学生よりも反応が薄い
- └③深掘り質問がない
- ・【まとめ】面接時間が短くても不採用とは限らない!
面接の平均時間はどれくらい?
面接の平均時間は30分〜1時間と言われています。しかし、面接の段階や面接のタイプによっても時間は変わりますので、あくまで目安と捉えると良いでしょう。
例えば、面接時間が1時間設けられていても、6人の集団面接だった場合。1人が話す時間は実質10分程度です。面接時間は時と場合によって変わるため、気にしすぎる必要はありません。
とはいえ、他の応募者と比べて明らかに面接時間が短い場合は不安になるかもしれません。 次に、面接が早く終わる理由をパターン別に解説します。
面接が早く終わる理由〜採用の場合〜
①ESでほぼ面接通過を決めた
ESの評価が他の応募者よりも圧倒的に高かった場合、面接をする前にほぼ面接通過を決めている場合があります。この場合、面接ではESから見てとれたその人の能力や人柄を、実際に話して確かめます。最低限確かめるべきことが確認できたら面接を終えてしまうため、面接が早く終わります。
②回答が十分で深掘りする必要がない
回答が簡潔にまとまり、面接官が確かめたいポイントを網羅していた場合、深掘り質問がなく面接が終わることがあります。深掘り質問がないと、自分に興味を持ってもらえなかったのではないかと不安になるかもしれませんが、良い回答だった場合も、深掘り質問がないことがあります。ガクチカや自己PR、志望動機は本選考までに自信を持って話せる完成度に仕上げておきましょう。
③面接の回答を重視していない
1次面接やインターン面接では、面接で就活生が話す内容よりも、話し方やマナーから読み取れるその人の人柄を重視する場合があります。この場合は、面接の序盤で面接通過を決め、ガクチカや自己PRを聞いて面接が終わることもあります。
面接が早く終わる理由〜不採用の場合〜
①マナーに問題がある
明らかにマナーや態度に問題がある場合、すぐに不採用を決めて面接を早く終わらせることがあります。小さなミスであれば、すぐに謝罪してその後の面接に真摯に臨めば大幅に減点されることがありません。
面接のマナーについて詳しくはこちらの記事をチェックしてみてください。
②明らかに企業とマッチしていない
誰にでも、企業との相性の良し悪しはあります。自己PRや志望動機、人柄から、明らかに企業とマッチしていないと判断された場合は、面接が早く終わることがあります。企業とのミスマッチを防ぐために、本選考前までに自己分析と企業研究を深め、自分に合った企業を選ぶことが重要です。
③面接の回答が不十分
面接の回答が不十分な場合、熱意が足りていないと判断され、面接が早く終わることがあります。面接前には頻出質問には必ず答えられるように準備しておきましょう。
イレギュラーで難しい質問をされた場合は焦ってうまく答えられないこともあるかもしれません。どうしてもすぐに答えが出ない場合は、「少し考える時間をいただけますか」と断りを入れた上で、回答を頭の中でまとめましょう。明らかな準備不足ではない場合、多少答えに詰まる質問があっても大幅な減点にはなりません。
面接時間以外の採用のサイン
①次の選考の案内がある
次の選考の案内や日程調整があった場合は、面接通過の可能性が高いです。企業は、優秀な学生をキープしておく必要があるため、優秀だと判断された場合には早めに次の選考の案内をします。とりあえず全員の面接を終えてから通過者を決める企業もありますので、選考の案内がなければ不採用というわけではありません。
②入社後の話をされる
入社後のキャリアプランなど、入社後を見据えた質問をするということは、面接官がその学生を採用する前提で話しているということです。また、学生の話に対して、「うちの企業の場合は〜」など、自社の話をする時も、その学生が自社で働くビジョンを持って話しているということなので、面接通過の可能性が高いです。
③他社の選考状況を聞かれる
面接官は、学生の志望度を確かめるために他社の選考状況について質問することがあります。内定承諾の可能性を確かめ、内定辞退のリスクを避けるためにこの質問をします。また、学生が他に受けている企業を知ることで志望動機に一貫性があるかを確かめ、志望度を推測する意図もあります。
いずれにしても、他社に学生を取られてしまうリスクを知るための質問なので、他社の選考状況について聞かれたら、少なからず魅力を感じてもらえたと判断して良いでしょう。
面接時間以外の不採用のサイン
①面接官がメモを取らない
面接を終えると、面接官は学生の情報を他の人事担当の社員や役員に伝えなければなりません。そのために、面接官が優秀だと感じた学生の話や人柄、良いポイントはメモに残します。しかし、面接官がメモをとっていないということは、面接の序盤で落とすことを決めてしまった可能性が高いです。
②明らかに他の学生よりも反応が薄い
集団面接などで、明らかに他の学生に比べて面接官の反応が薄い場合、面接官が興味を持っていない可能性があります。しかし、話の盛り上がりは面接の方針や面接官の性格にもよるため、話の盛り上がりで一喜一憂しないようにしましょう。
③深掘り質問がない
深堀り質問をされない場合や、定番の質問しかされない場合は、面接官が学生にあまり興味を持っていない可能性が高いです。逆に、面接官が一つの回答を深堀りする場合は、その学生の人柄や能力を「もっと知りたい」と思っているサインです。
【まとめ】面接時間が短くても不採用とは限らない!
面接時間は時と場合によって変わるため、面接が早く終わっても、必ずしも不採用になるというわけではありません。面接の雰囲気や面接官の様子から不安になることもあるかもしれませんが、一喜一憂することなく、客観的に面接を振り返ってみましょう。
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