公務員志望の学生にとって、民間企業の就活との両立は難しい問題です。公務員試験に集中したいけど落ちた時のことを考えると不安。そんな学生に向けて、この記事では公務員と民間企業への就職を併願する際のスケジュールや併願のメリット、気をつけるべきポイントについて解説します。
公務員試験と民間企業への就職、どちらも成功させるためにしっかりチェックしておきましょう。
- ・公務員と民間企業は併願できる?
- ├併願は可能
- └併願する際のスケジュール
- ・公務員と民間企業を併願するメリット
- ├公務員試験に落ちた際の保険になる
- └面接対策ができる
- ・公務員と民間企業を併願する際の注意点
- ├やることが多すぎると共倒れしてしまう
- └第一志望という気持ちが薄れてしまいがち
- ・公務員と民間企業を併願する際のポイント
- ├両立させるためのスケジュールを立てる
- └民間の就活は早期選考で内定を目指す
- ・最後に
公務員と民間企業は併願できる?
併願は可能
2021年卒大学生公務員イメージ調査によると、公務員の受験を考えている学生の85.3%が民間企業を併願しています。このように実際公務員試験と民間企業の就活は多くの人が併願しており、時期にさえ気をつけていれば十分実現可能です。
参考:マイナビ 2021年卒大学生公務員イメージ調査
https://saponet.mynavi.jp/column/detail/20210527185456.html
併願する際のスケジュール
公務員試験は、大学4年(修士2年)の4月から順次実施されるのが一般的なスケジュールです。十分な対策をするためには、ちょうど1年前にあたる3年(修士1年)の春頃から計画的に勉強や前年度募集要項のチェック、職種研究などを進めていく必要があります。
次に民間企業の就活スケジュールは以下の通りです。業界や企業の規模、外資か国内企業かによって選考のスケジュールは異なります。また、大手日系企業であってもインターンシップからの早期選考であれば、このスケジュールよりも早く選考が進むことがあります。
早期選考についてはこちらの記事もチェック!
公務員試験の時期を考えると、内定時期の早い外資企業やベンチャー企業、インターンシップ経由の早期選考を受けるのがおすすめです。
民間企業の就活スケジュールについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
就活スケジュールについて詳しくはこちら!
公務員と民間企業を併願するメリット
公務員試験に落ちた際の保険になる
公務員と民間企業を併願すれば、民間企業の内定が公務員試験に落ちてしまった際の保険になるほか、反対に民間企業の就活が上手くいかなかった際に公務員に切り替えることもできます。また、内定を持っている状態であれば気持ちにも余裕を持って公務員試験に臨むことができるでしょう。
面接対策ができる
公務員試験対策では筆記に集中してしまい、面接対策は後回しにしがちです。民間企業の場合は面接が選考の中心であるため、併願することで公務員試験の面接対策に繋がります。
また、公務員試験は民間企業の適性検査(Webテスト)に応用することができます。難易度としては公務員試験の方が専門性を求められるため、公務員試験の対策を優先しましょう。
公務員と民間企業を併願する際の注意点
メリットがある一方で、公務員と民間企業の併願には注意点も存在します。直前で焦らないようにしっかり確認しておきましょう。
やることが多すぎると共倒れしてしまう
民間企業の就活は受ける企業を増やすとその分忙しくなります。自己分析やエントリーシートの作成など共通点はあるものの、企業分析や志望動機の作成などそれぞれの企業で必要な準備もたくさんあります。公務員と併願する場合は、ある程度受ける業界や企業数を絞っておくようにしましょう。
「就活って何社くらい受けるべき?」という方はこちら!
第一志望という気持ちが薄れてしまいがち
公務員が第一希望だと、民間企業の就活の面接で志望度を示す場面での対応が難しくなります。面接の際は、その企業が第一志望だという気持ちを持って臨むように徹底しましょう。また、公務員試験を考えていることは伝えない方が良いでしょう。
公務員と民間企業を併願する際のポイント
公務員と民間企業の併願を成功させるためのポイントを紹介します。
両立させるためのスケジュールを立てる
「民間企業への就職が上手くいかなかったから急遽公務員試験に切り替える」というのはおすすめできません。長期的なスケジュールを立てていないと、公務員試験も民間企業の就活も共倒れしてしまいます。それを避けるためにも、選考スケジュールを把握して早い段階で予定を立てておきましょう。
民間の就活は早期選考で内定を目指す
公務員試験に早く集中するためには、民間企業の就活をできるだけ早めに終わらせる必要があります。外資企業やベンチャー企業、日系の早期選考を狙って大学3年のうちに内定を取ることを目指しましょう。
早期選考はインターン参加者に案内されることが多いため、スケジュールに余裕があるうちに興味がある企業のインターンに申し込むのがおすすめです。オンライン形式のインターンなども普及しており、以前よりも手軽に参加できるようになっています。
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最後に
公務員と民間企業の就活は、スケジュール管理をしっかり行うことで併願が可能です。メリットと注意点をしっかり理解してどちらも成功を目指しましょう。
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