県外就職で後悔するパターンとは|メリット・デメリットと注意点を解説

就活をはじめると直面する「どこで働くか問題」。地元で就職すればよかったと後悔しないためにも、県外就職する前に考えておくべきことを確認しておきましょう。

この記事では、県外就職するメリット・デメリット注意点について解説します。

目次

地方出身者にとって県外就職するかは大きな問題

地方出身者にとって、地元で就職するのか県外で就職するかは大きな問題です。特に地元から出たことのない学生にとっては、馴染みのない県外で就職するのは不安が大きいかもしれません。
給与面や通勤手段など都会と地方では働き方や待遇に違いがあります。まずはメリット、デメリットを知るところからはじめましょう。

県外就職するメリット

都会の方が給与水準が高い

一般的に東京や大阪など都会になればなるほど、給与水準は高くなります。そのため、地方で就職するよりも都会で就職した方が、同じ業務内容でも給与が高い傾向にあります。バリバリ稼ぎたいという人にとっては、地方よりも県外に出て就職する方が良いでしょう。

選択肢の幅が広い

少子高齢化が進む地方で仕事があまりないのは想像しやすいと思いますが、政令指令都市のような場所でも東京や大阪に比べると仕事は少なくなります。東京に本社、全国に支店を持つような企業も多いですが、その場合、マーケティングや経営戦略といった仕事は本社がある東京でしかできないケースが多いでしょう。県外に出て就職することで、仕事の幅が広がることもメリットの1つです。

通勤の時間を短縮できる

県外で就職して1人暮らしをしたり会社の寮に入ったりする場合、通勤の時間を短縮できるのもメリットです。会社の場所に合わせて住む場所を選べば、快適に通勤することができます。

ただし、会社が東京の23区など人が多い場所にある場合、通勤ラッシュには悩まされることになるでしょう。

県外就職するデメリット

家賃が高い

県外に出て1人暮らしをする場合、当たり前ですが家賃がかかります。都会になればなるほど家賃は高くなるため、給料のなかから使える金額が少なくなります。給与の高さだけを見て就職を決めてしまうと、家賃や生活費で後悔することになります。

1人暮らしで家事が大変

はじめて1人暮らしをする場合、慣れない仕事と家事の両立で生活が大変になってしまいます。仕事が忙しいからといって家事が疎かになると精神的にも良くないため、少しずつ家事ができるよう練習しておきましょう。

学生時代の友人になかなか会えない

地元から離れると、なかなか学生時代の友人には会えなくなります。馴染みのない土地で慣れない仕事をやらなければならないため、就職したての頃は寂しさを感じやすいです。ただ、都会であれば娯楽施設など遊びに行く場所は豊富なので、慣れてしまえば楽しめる方は多いでしょう。

県外就職で後悔するパターン

よくある県外就職の後悔パターンを紹介します。

イベントごとの帰省が大変

お盆や正月、ゴールデンウイークなど、休みがカレンダー通りの会社であれば帰省ラッシュに巻き込まれることになります。帰省して地元で遊べるから大丈夫だと考えて県外に就職したものの、実際にはラッシュが大変でなかなか帰らないというのは「あるある」です。

知り合いがいないため引きこもってしまう

新入社員にありがちなのは、なかなかプライベートで遊ぶ知り合いができず、休日に引きこもってしまうパターンです。同じ地元から出てくる人や既にその地域で働いている友人などとこまめに連絡をとり、孤独にならないよう意識しましょう。

初期費用が高く自由に使えるお金がない

引っ越し代は就職する企業が負担してくれることが多いですが、家具や家電など新しい生活をはじめるにあたっての初期費用は必要になります。就職したのに学生時代より自由に使えるお金が少ないことに気づき、県外に就職したことを後悔する人も多いようです。

県外就職する前に確認すべき注意点

地元に戻って来る制度の有無

就職する企業に長く勤めたいと思っている場合、地元に戻ってこられる制度があるかどうかは一度調べておきましょう。今は地元に戻ってくる気がないとしても、将来結婚や家族の都合などで戻りたくなるかもしれません。全国転勤の企業であっても、エリア職に転換できる制度や介護のために数年間地元で働ける制度などがないか、事前に確認しておきましょう。

お盆や正月に休みがとれるかどうか

地元に戻ったときに友達や家族に会えればいいと思っていても、社会人になるとなかなか休みを取ることはできません。お盆や正月など一般的に休みの人が多い時期に自分も休みを取れるかどうか、きちんと確認しておきましょう。

友達を作りやすい環境かどうか

社内に年の近い人がいないと、なかなか交友関係が広がりません。同期がたくさんいても、支店の新人は自分だけという可能性もあります。同じ境遇の人が周りにいれば自然と交友関係は広がるため、一度確認しておきましょう。

最後に

県外で就職するメリット・デメリットや注意点について解説しました。交友関係や生活費など、盲点もあったと思います。どこで働くかは就活を始める前にしっかり考えておきましょう。


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