「エントリーシートが学歴で足切りされる」「高学歴の学生にはリクルーターがつく」など、就活では学歴がある程度重視されます。
しかし、「高学歴なら就活は楽勝!」と考えるのは非常に危険です。学歴を過信して就活を甘く見た結果、高学歴なのに就活に失敗するケースは少なくありません。
今回は高学歴なのに就活で失敗する人にありがちな特徴や対策法について解説します。
- ・高学歴でも就活に失敗することはある?
- ├高学歴とは
- └高学歴でも就活に失敗することはある
- ・高学歴なのに就活に失敗する人にありがちな特徴
- ├「行動」が不足している
- ├有名企業・大企業ばかりにエントリーする
- └自分で何とかしようと考える
- ・高学歴を生かして就活に失敗しないための対策
- ├会社説明会やインターンシップに参加する
- ├志望企業の視野を広げる
- └キャリアセンターや就職エージェントを活用する
- ・まとめ
高学歴でも就活に失敗することはある?
高学歴とは
そもそもどのレベルの大学に通っていれば「高学歴」と言えるのでしょうか。
一般的には日東駒専や産近甲龍より偏差値の高い大学であれば「高学歴」と見なされます。
日東駒専とは日本大学・東洋大学・駒沢大学・専修大学という関東の私立大学4校をグループにしたものです。また産近甲龍は京都産業大学・近畿大学・甲南大学・龍谷大学という関西の私立大学4校を指します。
ただし、就活では大学名で足切りをする「学歴フィルター」を採用している企業もあります。学歴フィルターは日東駒専や産近甲龍よりも1つ上のランクにあたるGMARCHや関関同立以上の学歴が求められる傾向が見られます。
GMARCHは学習院大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学という関東の私立大学6校、関関同立は関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学という関西の私立大学4校のことです。
旧帝大・国公立・早慶上理(早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学・東京理科大学)であれば、間違いなく高学歴とカウントできるでしょう。
高学歴でも就活に失敗することはある
高学歴の学生は就活で優遇される機会が多く、「この調子なら簡単に内定も貰えるだろう」と勘違いしやすくなります。
しかし、企業が高学歴の学生を優遇するのは、「高学歴であれば企業に貢献してくれる優秀な人材である可能性が高い」と考えているからです。選考が進む中で「この学生は企業に貢献してくれそうにない」と判断されれば、どれだけ高学歴でも落とされてしまいます。
忘れてはいけないのは企業が求めているのは「高学歴」ではなく、「優秀な人材」だということです。これを見失うと、高学歴でも就活に失敗し続ける危険性があります。
高学歴なのに就活に失敗する人にありがちな特徴
「行動」が不足している
高学歴の学生は知識を得たり、論理的に考えたりすることは得意です。そのため、ESや筆記試験は通過しやすいと言えます。しかし、面接やGDでは知識や思考だけではなく、「ビジネスマナーが守れているか」「しっかり受け答えができているか」「身だしなみは整っているか」といった行動の面に重きが置かれます。
「知識を得る」「考える」というだけで満足してしまって実際の行動がおろそかになると、面接に呼ばれた途端に落ち続ける事態に陥ってしまいます。
有名企業・大企業ばかりにエントリーする
高学歴というプライドから有名な企業や大企業にばかりエントリーする人も失敗しやすいと言えます。
有名企業や大企業には多くの応募者が集まります。もちろん、高学歴の学生も多くエントリーします。そのため、高学歴という事実はあまり有利に働きませんし、ほんの少しの差でも落とされてしまいます。
それにも関わらず「自分は高学歴だから大企業でもすぐに内定が貰えるはず」と思っていると、内定を1つも得られないまま全滅してしまう危険性があります。
自分で何とかしようと考える
高学歴の学生はある程度「自分1人で何とかできる」という能力を持っています。そのため、人に頼ることが苦手な傾向があります。
しかし、自分1人で就活に関する情報を収集するのは時間も労力もかかります。また、就活では「第三者から見た自分がどう見えるか」が非常に大切なポイントになります。第三者視点の自分に不足しているスキルが分からないと、修正することもできません。人に頼れないと、就活で大きく出遅れてしまうのです。
高学歴を生かして就活に失敗しないための対策
会社説明会やインターンシップに参加する
一部の会社説明会やインターンシップの申し込みでは「学歴フィルター」があると言われています。しかし、高学歴であれば学歴フィルターが影響する心配はありません。その強みを生かして会社説明会やインターンシップに積極的に参加しましょう。
企業にもよりますが会社説明会ではESが配布されたり、会社説明会が選考の一部になっていたりすることがあります。また合同説明会であれば幅広い業界・企業の情報を効率よく収集できるでしょう。
インターンシップではビジネスで必要とされるマナーやスキルを体感できるため、就活本番までに自分に不足している部分を伸ばせます。またインターンシップが本選考に直結している場合もあります。
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志望企業の視野を広げる
有名企業や大企業だけではなく、もっと広い視野をもって志望企業を探しておくことも大切です。有名企業や大企業の多くは消費者に商品やサービスを販売する「BtoC(Business to Consumer)企業」です。私たち一般消費者をターゲットとする広告・宣伝活動に取り組んでいるため、名前がよく知られているのです。
しかし、世の中には企業と取引を行う「BtoB(Business to Business)企業」が多数存在します。企業を顧客とするため一般消費者の認知度は低いですが、企業単位で取引を行うため、BtoC企業よりも受注単価の高い事業に関われる可能性があります。BtoC企業よりやりがいや安定を得られる可能性もあるのです。
「有名だから」という理由で安易に志望企業を選ぶのではなく、1つ1つの企業を丁寧に検討した上で心惹かれる企業を選ぶようにしましょう。
キャリアセンターや就職エージェントを活用する
就活ではやるべきことがたくさんあります。そのため、自分1人で全部こなそうとすると手が回らず、結果として全てが中途半端になってしまう危険性があります。また、自分では「できている」と思っているマナーや受け答えも、第三者から見ると問題がある場合もあります。
キャリアセンターや就職エージェントなど、借りられる力は積極的に活用していきましょう。時に就活はネガティブな気持ちに襲われるものですが、相談できる相手がいるだけで立ち直りやすくもなります。
まとめ
高学歴でも以下のような特徴を持つ人は就活に失敗する可能性があります。
・「行動」が不足している
・有名企業・大企業ばかりにエントリーする
・自分で何とかしようと考える
高学歴を最大限に生かし、会社説明会やインターンシップに積極的に参加するとともに、「有名だから」「大企業だから」という点に縛られない志望企業選びを行いましょう。また、1人で何もかも抱え込まず、キャリアセンターや就職エージェントに頼ることも大切です。
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