金融業界の志望動機の書き方！説得力を高めるコツと注意すべきポイント

高収入、福利厚生が手厚い、ホワイト企業が多いなどのイメージがある金融業界は、文系・理系を問わず就活生から人気が高い業界です。とくに金融業界大手の新卒採用はかなり高倍率となるため、書類選考を突破するのも簡単ではありません。

ここでは金融業界の志望動機の書き方について解説します。志望動機の説得力を高めるコツや志望動機作成で注意すべきポイントも参考にしてください。

志望動機作成の前に考えておくべきこと

金融業界を志望する理由

まずは金融業界に興味を持ったきっかけを考えてみてください。とくに惹かれた点、魅力に感じたポイントなどがあれば志望動機に盛り込むことができます。

金融業界には、メガバンク、信託銀行、地方銀行、証券会社、生命保険会社、損害保険会社、政府系金融機関、資産運用会社などがあります。金融業界を選んだ理由とその業種を選んだ理由は面接でもかなりの確率で聞かれるので、しっかりと説明できるようにしておきましょう。

その企業を志望する理由

その企業を志望する理由は志望動機に書く必要があります。面接でも必ずといっていいほど聞かれるので、必ず考えておきましょう。

他の企業と比較研究しておくと、企業の特徴や強みが明確になります。志望動機について深掘りする質問をされても、しっかり答えられるよう準備しておくと安心です。

金融業界でどんな仕事がしたいか

「金融業界で成し遂げたいこと」「金融業界でしてみたい仕事」を明確にしておくことをおすすめします。自分が働くイメージができていることは、仕事に意欲的であることを印象づけるのに効果的です。

金融業界にはさまざまな業種があります。どんな業種を選ぶかで志望動機の書き方も変わってくるので、金融業界に就職してどんな仕事をしたいか具体的に考えておきましょう。

金融業界の志望動機の書き方

志望動機におすすめの構成

ここでは志望動機におすすめの構成と書き方をご紹介します。

①志望動機
②エピソード
③仕事への熱意

「〇〇という理由で貴社を志望します」というように、まずは志望動機を一言で言い切りましょう。なるべく簡潔にまとめるのがポイントです。続けて具体的なエピソードで、志望動機について説明しましょう。

最後に志望企業や、その企業で働くことへの熱意を伝えます。具体的にやってみたい仕事があれば伝えるのがいいでしょう。やってみたい仕事が明確になっていなければ、仕事でいかせる強みを盛り込むのがおすすめです。

志望動機例文

ここでは、地方銀行の営業職を志望するケースの志望動機例文をご紹介します。

志望動機の説得力を高めるには

企業研究をしっかり行う

金融業界は同業種だと、どの企業でも業務が似たようなものになっていることが多いです。そのため、面接では「なぜ他の企業ではだめなのか」ということを何度も聞かれます。

「数ある会社の中でなぜその企業を選んだのか」はどの企業もの採用担当も重視するところです。志望する企業の特徴や強みを把握するために、業界研究と企業研究は念入りに行いましょう。

インターンシップに参加する

金融業界の多くの企業がインターンシップを実施しています。業種や企業選びに迷っているなら、できるだけ多くの企業のインターンに参加して、比較してみるのもいいでしょう。

インターンに参加すると、社員の方と話す機会があったり、業務の体験ができたりします。実際に会社を訪れることで新たな発見や気づきがあると思うので、志望動機作成のヒントもたくさん見つかるでしょう。

金融業界の志望動機作成で注意すべきポイント

志望動機は具体的に

金融業界を志望する就活生の志望動機でよく見られるのが、「経済の発展に寄与したい」というものです。「経済活動を支え、発展させているのは、金融業界だけではない」という考えもあるので、書き方や表現には注意しましょう。

他の就活生と差別化するためにも、「実際にサービスを体験した」「インターンに参加してこんなことに感動した」など具体的なエピソードを盛り込んでみるといいかもしれません。

福利厚生や待遇だけではだめ

金融業界は「高収入」「福利厚生が充実している」「しっかり休める」などのイメージがあります。給与や福利厚生も確かに魅力的ですが、それだけを志望理由にすると、実際の仕事には興味がないと見られてしまいます。

給料や待遇に魅力を感じていても、実際に企業の担当者に伝えるのはおすすめしません。志望動機は、金融業界への思いや熱意をベースにするのがいいでしょう。

まとめ

ありきたりな志望動機では担当者の印象には残りません。まずは企業研究を行ったり、インターンに参加して、企業理解を深める必要があります。強みや魅力を理解し、説得力のある志望動機を仕上げていきましょう。