企業研究はやる意味がない?企業研究をやる意味、メリットについて解説!

就活には自己分析や業界分析、企業分析などやることがたくさんあります。そのなかでも企業研究は重要ですが順番を間違えると意味が無くなってしまいます。企業研究の効果的な順番や方法、メリットを解説します。

目次

企業研究はやる意味がない?

昨今では就活の当たり前になっている「企業研究」ですが、実はただやるだけではその効果を十分に発揮することができません。就活生が間違えがちなやり方を紹介します。

企業研究とは

企業研究とは企業に関する情報を集めて分析する作業です。企業の規模や事業内容、売上、その企業の強みなど調べることはたくさんあるため想像よりも時間がかかる作業でもあります。

企業研究は順番を間違えると意味がない

総務省と経済産業省が平成28年6月1日に行った経済センサス-活動調査によると、日本の企業数は385万6457企業です。就活では外資も含まれるため、とても全ての企業について企業研究を行うのは不可能です。そのため志望業界や志望企業が固まっていない段階でがむしゃらに企業研究を行ってしまうと無駄が多くなってしまい、意味のない作業になってしまうのです。

企業研究の目的

企業研究にはいくつか目的があります。まずは何のために企業研究を行うのか知っておきましょう。

自分が入りたい企業か見極める

昔からの憧れや就活イベントなどで入りたい企業が見つかったときにその企業について企業研究を行うと、企業の実態を知ることができるため自分が本当にそこで働きたいのか見極めることができます。企業がつくるCMや就活イベントでの説明ではどうしても企業側からの偏った情報しか入ってこないため自分自身で情報収集することで企業の本当の姿が見えてきます。

志望理由を明確にする

志望理由を明確にするのも企業研究の大きな目的です。エントリーシートや面接で志望理由を聞かれたときになんとなく、面白そうだからといった理由では通過は難しいです。企業研究をしっかり行うことで自分自身がその企業のどこに魅力を感じているのか具体的に話せるようになります。

また調べていくうちに、自分はどこに魅力を感じるのか、どんなところにこだわりがあるのかといった価値観に気づけるため自己PRの作成にも役立ちます。

企業研究のメリット

企業研究のメリットは大きく2つあります。

ESや面接の通過率が上がる

企業研究をして志望理由を明確にしておくと選考でも具体的に話すことができるためESや面接の通過率があがります。また面接の最後にあることが多い逆質問では調べたらわかることを聞くのはNGです。しっかり企業研究をしておけば一歩踏み込んだ質問ができるため「この子はちゃんと調べてきている。本当にうちに入りたいんだな。」と面接官からの印象も良くなります。

入社後のミスマッチを減らせる

企業研究のメリットには選考だけでなく入社後にもあります。選考を何とか通過しても、企業をよく知らないまま入社してしまうと思い描いていた理想とのギャップを感じることになります。

実際に、厚生労働省「新規学卒者の事業所規模別・産業別離職状況」によると、平成29年3月に大学を卒業した新卒の3年以内離職率は32.8%、つまり約3人に1人は辞めています。もちろん前向きな転職も含まれていますが、ミスマッチにより転職するひとも少なくありません。企業研究をしっかり行うことでこのようなミスマッチを減らすことができます。

企業研究の方法

企業研究の目的とメリットがわかったところで企業研究の方法をみていきましょう。

就活イベントに参加

まずは業界別、地域別などで行われている就活イベントに参加して、企業の基本情報を学びましょう。一日でたくさんの企業を見て回ることができるため効率よく企業研究を進めることができます。

また複数の企業が参加するイベントでは目当ての企業以外も見ることができるため、知らなかった企業の魅力に気づいたり新たに行きたい企業が見つかったりすることがあります。

企業HPを見る

ある程度志望する企業が絞れてきたら企業のホームページを見ておきましょう。企業によっては新卒採用ページを運営しているところもあります。求める人物像や募集要項も見ることができるためより詳細な情報を集めることができます。

OB訪問を行う

OB訪問とは企業で働くOB・OGから話を聞いたり、自分のESを見てもらうことができる場です。実際に働いている社員の方から話を聞くことでより企業の実態に近い情報を集めることができます。
最近は大学を通じたOB訪問に限らず、アプリを通じて申し込むこともできます。可能ならばその企業を辞めて転職した人にも話を聞けると良いでしょう。

インターンに参加

最近はインターンシップを行う企業が増えています。インターンシップに参加すると就活イベントよりも近い距離で社員の方とお話することができるためイメージが掴みやすくなります。インターンが選考に直結している企業もあるため志望度の高い企業はぜひインターンに応募してみましょう。

最後に

企業研究はがむしゃらにやっても意味はありませんが、志望業界・志望企業がある程度固まった上で行うとたくさんのメリットがあります。意外と時間のかかる作業ですのでできるだけ早く始めましょう!


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