【就活生必見】ホワイト企業の特徴と見分け方

就職活動をしていると、「あの会社はブラック企業」「ホワイト企業に入社したい」など就活生同士で話をすることもあると思います。誰だって、毎日8時間以上も働く場所はホワイト企業であってほしいものですよね。

その企業が「ブラック」なのか「ホワイト」なのかはなかなか外からは見分けることができません。しかし、入社するまでわからないのは不安です。

そこで今回は、かなり高い確率でその企業が「ブラック」なのか「ホワイト」なのかを見分けることができるポイントをご紹介します。

【就活生必見】ホワイト企業の特徴と見分け方
目次

ホワイト企業とは?

人権を無視するブラック企業には要注意

そもそもホワイト企業とはどのような企業のことを指すのでしょうか?会社は仕事をする場所ですから、ある程度のルールや厳しさがあるのは当たり前です。

しかし、あまりにも働く社員の権利を無視していたり、環境が劣悪だったり、パワハラが行われる・有給取得ができないといったことが常に起きている会社のことを「ブラック企業」ということがあります。

ホワイト企業の基準は人それぞれ

「ホワイト企業」はブラック企業の逆で、社員が働くことに専念できるだけの環境であり、給与や休み、上司との関係などについて必要以上のストレスを感じることがない企業を指します。

とはいえ、人によって何を大事にするか、労働時間の短さ重視、給料重視、産休育休などの精度重視、ノルマやストレスの少なさ重視などについて、どのような環境をホワイトと感じるのかは違うので、何がホワイトかは一概には言えません。あくまで自分にとってどうか?を基準に考えましょう。

ホワイト企業の特徴とは?

それでは、具体的なホワイト企業の特徴を見ていきましょう。自分にとって働きやすい環境かどうかは、実際に入社し働かなければなかなかわかりません。しかし、「ブラック企業ではないかどうか」は、ある程度までであれば、会社の外部からでも確認することができます。

離職率が低い・社員の年齢層がまんべんない

ブラック企業は、その劣悪な状況にどんどん社員が退職していきます。退職させない、といったブラック企業もありますが、ホワイト企業と比べ、その離職率はかなり高いのが特徴です。

会社四季報などに記載されている離職率を確認してみましょう。企業によっては離職率を公表していないところもありますが、その場合には会社見学などで社員の年齢層を見てみると良いでしょう。あまりにも若い人ばかりに偏っている場合や、逆に40代以上しかいない場合などは要注意です。

年齢層が高い場合にいは採用をしていないのか?あるいは採用してもどんどん人が辞めてしまうのか?が疑われます。逆に、若手ばかりに偏っている場合には、新卒で大量に採用するも、育つ前にどんどん辞めてしまっている可能性があります。

いつも求人が出ているわけではない

ブラック企業は前述のように、どんどん人が退職してしまいますので、常にその穴を埋めるための求人が出ています。もしかしてブラック企業かな?と思った場合には転職サイトの求人が常に出ていないかを見てみましょう。

ホワイト企業の場合には、数年に一度の事業拡大時や、ごく稀に退職者が出た場合の補てんとしてたまにしか求人がでないことが多い傾向にあります。新卒の採用数が、新たに事業を拡大するなどでないにも関わらず、毎年数百人規模での採用をしている場合はその理由を調べてみると良いかもしれません。

年間休日が125日以上

年間休日が125日以上の場合はかなりの確率でホワイト企業と言えます。2019年の場合では、土日は104日、祝日と振替休日で22日ありますので、年間休日が125日以上と記載してあれば、概ね土日祝日は休みになると考えられます。年間休日が130日以上であれば、これに加えお盆休みや年末年始も休みであると考えられます。

産休明けの復帰率が高い

女性の場合には、産休明けの復帰率にも注目してみましょう。あまりにも女性にとって働きにくい環境であったり、あるいは子育てをしながらでは勤務し続けることが難しかったりする場合には、女性は産休後そのまま退職してしまいます。

産休明け・育休明けに復職する女性が多いということは、ライフスタイルが変わっても働きやすいということになり、ホワイト企業である可能性が高いといえるでしょう。

ホワイト企業かどうか見極めるには

とはいえ、これらの見分け方はなかなか企業のホームページや会社四季報には載っていないものも多く、確認するのが難しいと感じるかもしれません。そんな時はどうすればいいのでしょうか?

面接で「ホワイト企業の特徴」が該当するか聞いてみる

ひとつの手は、面接で質問してみることです。たとえば、会社概要などには記載していない「産休明けの復職率はどのくらいでしょうか」といったことは、面接などで質問してもマイナスポイントにはなりません。ほかにも、「社員の方はどの年代の方が多いでしょうか?」というのも質問しやすいです。

会社周辺で社員を観察してみる

ほかにも、終業時間付近に会社の周辺で社員を観察してみるのも良いでしょう。何日も張り込むなど怪しい行動はしてはいけませんし、社員に聞き込みをするのはおすすめできません。

近くを通りかかった際などに社員の表情を見てみることで、「明らかに全員疲弊している」などその様子が分かることもあります。

OB・OG訪問をする

面接では聞きにくい質問もあると思います。OB・OG訪問なら、面接より気軽に突っ込んだ質問もできるのでおすすめです。その企業で実際に働いている先輩に、企業の雰囲気や働き方などについて質問してみてください。

一人のOB・OGだけでなく、部署や職種の違う複数の人に話を聞いてみると、より多様な意見が聞けて参考になるはずです。

インターンシップに参加する

企業の雰囲気や働き方を知るには、実際にその企業に行ってみるのが一番です。インターンシップはホワイト企業かどうかを見極める絶好のチャンスと言えます。

1日や数日のインターンでも、企業で働いている人を見ていれば、働き方や働いている人の満足度は見えてくるものです。その企業をしっかりと見極めたい場合には、数週間以上の長期インターンに参加するのがいいですね。

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ホワイト企業を探す前にすべきこと

「どんな仕事がしたいのか」を明確にする

ホワイト企業ならどんな仕事でもいいのでしょうか?職場環境がよくても、福利厚生が充実していても、休みが多くても、仕事に情熱が持てなければ長期的にやりがいを持って働くことは難しいでしょう。

ホワイト企業を見極めるのも重要ですが、それと同時に自分のやりたい仕事を明確にするのも大切なことです。

「自分の望む働き方」を明確にする

ホワイト企業かどうかよりも、自分が希望する仕事や働き方ができるかどうかが重要です。ホワイト企業の基準は人それぞれ違うものですし、一般的にホワイト企業と呼ばれているからといって自分に合っているとは限らないからです。

ホワイト企業は「休みが多い」「残業が少ない」などの特徴があげられることがありますが、たくさん働きたい人にとってはこれは好条件とは言えませんよね。

まずは「自分はどんな働き方がしたいのか」「どんな会社で働きたいのか」ということを明確にする必要があります。その基準をもとに選んだ企業があなたにとってのホワイト企業です。

最後に

「ブラック企業」なのか「ホワイト企業」なのかはなかなか明確には見分けることができません。しかし、今回ご紹介した見分け方である程度は推測できることもあります。ぜひチェックしてみて下さい。


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