就活をしていて「お祈りメール」をもらうことが続くと、「就職活動ではやはり運や縁が大事なのだろうか」「一生懸命対策をしても所詮は運や縁で決まるのであれば頑張っても意味がないのでは」と感じることもあるかもしれません。今回は就活と「縁」や「運」について考えてみたいと思います。
- ・就活での「縁がなかった」とは
- ├「お祈りメール」
- ├就活ではなぜ「ご縁がなかった」とお祈りされるのか
- └オブラートに包む日本人の表現方法
- ・就活で大切なことは「運」か「実力」か
- ├就活は「縁」や「運」で決まるものではない
- └面接官とのある程度の「相性」もちろんあるけれど
- ・就活の結果を「縁」や「運」と結びつけるのが危険な理由
- ├反省の機会を失ってしまう
- └自分を責めすぎるのも禁物
- ・就活で「縁」や「運」よりも大切なこと
- ├リサーチ力が何よりも大切
- ├事前の準備や対策、自己分析もしっかりと行う
- ├志望業界や企業を見直してみる
- └インターンシップに参加する
- ・最後に
就活での「縁がなかった」とは
「お祈りメール」
就職活動で不採用となってしまった際、企業から届くメールは「お祈りメール」と呼ばれます。
「この度は弊社選考をお受けいただき誠にありがとうございました」から始まり、「残念ながら、今回は○○様とご縁を持つことが出来ず」と続き、そして最後には「今後の○○様のご健勝をお祈り申し上げます」と締めくくられているためです。
落としておきながら「祈るのか」というモヤモヤ、そして「ご縁がなかった」という言い方に違和感を持つ方も多いかもしれません。
就活ではなぜ「ご縁がなかった」とお祈りされるのか
そもそも、明らかに企業側が学生を「選考」している状況にも関わらず、前述のような「お祈りメール」を送ってくる企業があとを絶たないのでしょうか?
「不採用ならば不採用とはっきり言ってくれた方が気持ちがすっきりするのに」と思ったことがある人もきっと多いでしょう。
選考しておきながら妙な気遣いを見せるところにモヤモヤとしてしまいますが、そこには日本人独特の表現方法、そして文化があります。
オブラートに包む日本人の表現方法
アメリカでははっきりと意見や評価を相手に伝える文化があります。社員を解雇するとき、就職試験で不採用のときなど、「あなたはクビです」「あなたを採用することはできません」などとかなり直接的にはっきりと言う傾向にあります。
しかし、日本人は相手を褒める時や批判する時に、あまりはっきり表現しないのが美徳とされることが多くあります。
特に、「不採用です」といったネガティブなことはそのまま伝えることをしない傾向が強く、できるだけオブラートに包んだ表現を好みます。
そのため、初めて「お祈りメール」を受け取った時には「不採用」とはっきり書かれていなかったためになかなか不採用だということに気づくことができず、ちゃんと文章をよく読まないとわからなかった、という学生も多くいます。
就活で大切なことは「運」か「実力」か
就活は「縁」や「運」で決まるものではない
試験のように「○点以上」という基準がない就職活動では、その結果を「縁」や「運」のせいにしたくなってしまいますよね。しかし、どんな企業の採用面接も「縁」や「運」だけでその選考結果が決まることはありえません。
中には内定をいくつももらった先輩が「内定が出たのは運がよかったんだと思う」と語っているのを聞いたことがあるかもしれません。
しかしそのように語る人は、多くの場合陰で、あるいは自分でも無意識のうちにものすごい努力をしているものです。本当に「運」だけで内定が出るということはありえません。
面接官とのある程度の「相性」もちろんあるけれど
また、「面接は面接官との相性もあるから」ということも良く言われます。もちろん多少は面接官との相性やコミュニケーションのテンポなどで左右されることもあるでしょう。
「運」に左右されるだけではなく、「対策」を行なうことでその「運」をも凌駕することは可能です。ただただ「運」や「相性」だけで面接の結果が左右されることはありません。
就活の結果を「縁」や「運」と結びつけるのが危険な理由
反省の機会を失ってしまう
就活がうまくいかない時に、「縁がなかった」「運が悪かった」「タイミングがよくなかった」という言葉でいつも片付けてしまっている人は、要注意です。
「不採用になったのは縁がなかったから」「就活でうまくいかないのは運が悪いから」と考えてしまうと、「自分のどこが悪かったのか?」と反省する機会を逃してしまうことになりよくありません。
運や縁が選考に多少なりとも影響を与えることがあるかもしれませんが、「自分に落ち度はなかったか?」「準備がたりないところはなかったか?」と客観的に振り返ってみることも大切です。
自分を責めすぎるのも禁物
自己反省は大切ですが、自分を責めすぎるのもよくありません。「不採用になったのは自分がダメな人間だからだ」と落ち込み過ぎると、その後の就活にも悪影響を与えてしまいます。
不採用になった時は成長のチャンスだと思いきちんと自己反省をしたら、落ち込みすぎないことです。そこからの学びを糧にして、次へのステップとするようにしましょう。
就活で「縁」や「運」よりも大切なこと
こういった「運」や「縁」だけに就活の運命をゆだねることなく、内定を勝ち取るために大切なことは何でしょうか?就活では「縁」や「運」よりも大切なことがあります。
リサーチ力が何よりも大切
就活で「縁」や「運」よりも大切なこととは「リサーチ力」です。就職活動では、どれだけ事前にその企業についてリサーチをしたのか、どれだけその企業についての情報を持っているかは「縁」や「運」以上に選考結果に影響を与えます。
たとえば、その企業のホームページを読み込むだけでなく、過去の新聞記事やインターネットの記事などに目を通して置いたり、中期経営計画などの会社としての経営方針を把握しておく必要があります。
また過去の採用ホームページを読んでおくと、「どのような人材を求めているか」がわかるので面接を有利に進めるために有効です。
事前の準備や対策、自己分析もしっかりと行う
「リサーチ力」が面接の「縁」や「運」を凌駕するのは、しっかりとその企業についてリサーチし、企業研究や自己分析をしっかりとした上で面接に臨むことができていればどういう人材が欲しいかおのずとわかるためです。
面接でも説得力のある回答と、志望動機に沿った自己PRをすることができれば、内定をもらえる確率はぐんとあがります。
志望業界や企業を見直してみる
「なかなか内定がもらえない」「就活がうまくいかない」という時は、志望業界や志望企業、志望職種などを見直すのもいいでしょう。
「大企業しか受けない」「この仕事しか興味ない」など選択肢を自ら狭めてしまってはいないでしょうか?視野を広げてみると、今まで見過ごしていた面白そうな業界や自分に合っていそうな仕事がみつかるかもしれません。
インターンシップに参加する
就活がうまくいかない時は、企業のインターンシップに参加してみるのもいいでしょう。自分に合った業界や仕事を見極めるには、実際に仕事を体験してみるのが一番です。
企業で実際に仕事を経験してみることで、自分のしたい仕事や将来の目標が明確になることがあります。
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最後に
「たまたま運が良かっただけ」と話している人も実は人知れずリサーチや企業研究・自己分析などの努力をしているものです。そのため、しっかりと志望企業のリサーチや対策を行なうことが何よりの近道です。
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