新型コロナウイルスの流行に伴い、自宅で就活対策や就活に取り組む学生が増加しています。また「優秀な人材を広く募集したい」と考え、Web面接など自宅で参加できる選考を実施する企業も増えてきました。
今回は自宅でできる就活対策を詳しくご紹介します。自宅で就活するメリットや注意点も解説しますのでぜひ参考にしてください。
- ・自宅でできる就活対策
- ├自己分析
- ├業界・企業研究
- ├筆記試験対策
- └面接練習
- ・自宅でできる就活のメリットと注意点とは?
- ├自宅で就活するメリット
- └自宅で就活するデメリット
- ・まとめ
自宅でできる就活対策
自宅でできる就活対策としては「自己分析」「業界・企業研究」「筆記試験対策」「面接練習」の4つが挙げられます。どのように取り組めば良いのか具体的に見ていきましょう。
自己分析
自己分析とは、自分が大切にしている価値観や欲求、自分が持っている能力や強みなどを理解し、言葉にする作業を指します。「自分が大切にしている価値観や欲求」は志望業界や企業を選ぶ軸となりますし、「自分が持っている能力や強み」は自己PRのネタづくりに活用できます。このように自己分析で得られたデータは就活のあらゆる場面で必要となるのです。
自己分析の基本は「客観的に自分を見つめること」です。そのために次のような方法が考案されています。
・自分史:これまでの自分の人生を振り返る作業です。幼少期から現在に至るまで心に残っている出来事を書き上げ、「なぜ〇〇したのか?」と質問を重ねて突き詰めていきます。1人でじっくり取り組む必要があるため、自宅での就活対策に最適です。
・他己分析:家族・友人など身近な他者から自分について教えてもらう「他己分析」もよく行われます。「私は気が弱いと思っていたけれど、他者からは優しいと思われていた」など、自分では見えなかった側面に気づく良い機会になります。自宅でもメールやSNSを活用してできます。
業界・企業研究
自宅でできる就活対策としては業界・企業研究もあります。業界本や就職四季報などの書籍、企業ホームページを参照して情報を収集するのはもちろん、最近では自宅からweb会社説明会への参加も可能です。ライブ配信であれば社員への質問もできます。
また、会社説明会で話す内容をYouTube上に公開している企業もあります。こちらはいつでも視聴できるため、自分の都合が良い時に情報収集できるのがメリットです。
筆記試験対策
筆記試験対策も自宅でできる就活対策です。特に多くの企業で用いられているのがリクルート社の「SPI」と日本SHL社の「玉手箱」や「C-GAB」です。どちらも1問1問の難易度はそこまで高くありません。
しかし事前に対策しておかないと1問にかけられる時間の短さや独特の出題形式に戸惑い、思うように実力を発揮できない場合があります。
筆記試験の問題形式を体験できる無料サイトなどもありますのでぜひ活用しましょう。
面接練習
面接練習で大切なのは「面接官から見た時に自分がどう見えているか」を確認することです。そのため、スマートフォンの動画撮影機能を使って、面接のつもりで話している自分を撮影すれば、客観的な視点から自分の面接態度を評価・修正できるのです。
面接官の座る位置にスマートフォンを置き、入室・質疑応答(志望動機や自己PRなど)・退室までを録画してみましょう。「視線がキョロキョロと落ち着かない」「『えっと』を言い過ぎている」など、自分の課題が見えてくるはずです。
自宅でできる就活のメリットと注意点とは?
自宅では就活対策だけでなく、web会社説明会やweb面接などを受けることもできます。このような自宅での就活にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
自宅で就活するメリット
自宅で就活ができるメリットは何といっても「手軽さ」です。インターネットさえあれば簡単に情報収集ができ、わざわざ足を運ばなくても会社説明会や面接に参加できるため、体力・時間・お金などのコストを抑えられます。
また、自宅での就活は「道に迷ったら…」「電車が遅れたら…」などの心配や、いつもと違う環境への不安を軽減してくれるため、リラックスして説明会や面接に臨めます。
自宅で就活するデメリット
自宅で就活を行うデメリットとしては「情報収集の難しさ」が挙げられます。web会社説明会やweb面接は直接企業に出向く訳ではないため、企業のリアルな雰囲気などが掴みにくくなります。また、カメラ越しの面接はタイムラグなどで「うまく話せない」「採用担当者の気持ちが掴めない」といった印象を与えることも多いようです。
さらに対面での就活であれば他の就活生と自分を比較したり、情報交換をしたりする中で「自分も頑張ろう」とモチベーションを高める機会がありますが、自宅で就活を行う場合は採用担当者との対話だけで終わってしまうため、孤独感が募りやすくなります。大学のキャリアセンターや学生相談室などの相談窓口を利用して1人で問題を抱え込まないようにしましょう。また、各自治体が就職活動支援を行っている場合もあります。
まとめ
自宅でできる就活対策としては「自己分析」「業界・企業研究」「筆記試験対策」「面接練習」の4つがあります。また、web面接など自宅で選考面接を受けられるように体制を整えている企業もあります。
自宅で就活するメリットとしては「手軽さ」や「リラックスした状態で参加できること」が挙げられます。一方でデメリットとしては「情報収集の難しさ」や「孤独感」が挙げられます。つらい時や悩んだ時には1人で抱え込まずキャリアセンターや学生相談室を上手に活用しましょう。
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