転勤がなく働きやすい等の点から人気の一般職ですが、募集している企業を探すにはどうしたらいいのでしょうか。ここでは、一般職のメリット・デメリット、一般職を募集している企業の探し方について解説しています。就活対策もまとめてあるので就活にお役立てください。
- ・一般職とは?
- ├総合職との違い
- ├「一般職」と「事務職」どっちで探すべき?
- └一般職志望の就活生に人気の業界は?
- ・一般職を志望するなら知っておくべきこと
- ├一般職のメリットとデメリット
- ├一般職は倍率の高い人気職種
- └一般職はなくなる?
- ・一般職を募集している企業の探し方
- ├求人サービスや就活エージェントを利用する
- ├説明会など就活イベントに参加する
- └大学のキャリアセンターを利用する
- ・一般職に就職するには?必須の選考対策
- ├説得力のある志望動機を練る
- └なぜこの会社がいいのか、企業研究を行う
- ・まとめ
一般職とは?
総合職との違い
一般職と総合職の大きな違いは職務内容の範囲です。総合職が幅広い職務内容で中核的な業務を担当するのに対し、一般職の仕事は総合職ほど多岐にはわたらず補助的な業務が中心になります。一般職は基本的に内勤業務で転勤・異動がないので、転勤なしで働きたい人などに人気の職種です。
一般職と総合職は職務範囲の違いにより、給与にも差があります。補助的な業務が多いこともあり、中核の業務を担う総合職と比較すると給与は低くなります。就活では採用人数は総合職よりも少なく、採用を行わない場合もあるので人気企業の一般職は狭き門といえます。
「一般職」と「事務職」どっちで探すべき?
「一般職」は「事務職」と言い換えられる場合があります。一般職と事務職どちらで探したほうがいいのでしょうか。企業によって職種の呼称は異なるので一概には言えませんが、新卒で探すなら「一般職」の方がわかりやすいです。
「一般職」は総合職と区別する呼称で、「事務職」は営業職など他の職種と区別されます。そのため総合職とは異なるコースを指すなら「一般職」という名前で探すのがいいでしょう。
しかし企業によって一般職の呼び方は異なり、事務職、スタッフ職、サポート職など様々です。業務内容で区分して募集を探す場合は、事務職の方が向いています。
一般職志望の就活生に人気の業界は?
総合商社、金融、保険などの企業が、一般職志望の就活生に人気があります。総合商社の中でも、伊藤忠商事、三菱商事、三井物産、丸紅などの大手の一般職はとくに人気があり、倍率も非常に高いです。大手総合商社は転勤が多く激務であることが多いですが、一般職は総合職に比べてプライベートの時間も確保しやすく、なおかつ高収入であるためです。
金融・保険業界には、転勤のない「地域限定型総合職」があるため、転勤を希望しない一般職志望の学生が多く集まります。大手企業の地域限定型総合職は、一般職と同じように転勤がないにもかかわらず年収も高い傾向にあるので、これも人気の一因でしょう。
一般職を志望するなら知っておくべきこと
一般職のメリットとデメリット
職場により業務や待遇は異なるので一概には言い切れませんが、一般的には次のようなメリットがあります。
・転勤がない
・残業が少ない
・ワークライフバランスがとりやすい
総合職はイレギュラーな対応や業務があるので、残業が多かったり、休日出勤が発生したりも少なくありません。一般職はルーティンワークが多いため、プライベートの時間を確保しやすいのが大きなメリットです。
一般職のデメリットとしては次のようなものがあります。
・給料が少ない
・出世スピードが遅い
「出世したい」「バリバリ稼ぎたい」という方にとっては、物足りなさを感じることが多いかもしれません。
一般職は倍率の高い人気職種
「転勤がない」「残業が少ない」「ワークライフバランスがとりやすい」などの理由で、一般職の人気は高まっています。バリバリと働くことよりも、より自分らしい生き方・働き方を求める人が増えていることも影響していると考えられます。
一般職の求人は減少傾向にある中、志望者は増えているので難易度は高まっていくことが予想されます。「総合職よりも難易度が低い」というイメージだけで一般職を志望している方は考えを改めた方がいいでしょう。
一般職はなくなる?
一般職はサポート業務やルーティンワークが多いため、「近い将来AIに置き換わる可能性がある職種」の一つと言われることがあります。実際に簡単な事務作業はAIやロボットが代替するようになったケースもあります。
近いうちに一般職が完全になくなるということはないでしょう。しかし、AIやロボットに移行する動きがあることをふまえて、自分には機械にはできないどんな強みがあるのかを考えてみるといいでしょう。
一般職を募集している企業の探し方
新卒として一般職を募集している企業は少ないです。一般職に就職したい場合どのように企業を探せばいいのでしょうか。一般職に限定して選考を探す方法をいくつかご紹介します。
求人サービスや就活エージェントを利用する
マイナビやリクナビなどの新卒向けの求人サービスや就活エージェントで、職種を事務職や一般職を条件にして探すという方法です。職種で条件を絞って検索すれば一般職を募集している企業を見つけることができます。就活エージェントを利用すれば面談を経て自分に合った企業の求人の紹介や、選考対策などのサービスを受けることができます。
説明会など就活イベントに参加する
企業説明会などの就活イベントに参加し一般職の募集があるかを直接確かめるという方法です。会社説明会では一般職の募集があるかを聞くことができます。業務内容や働き方など更に詳しい情報も聞くことができるので、興味のある企業の説明会には積極的に参加してみましょう。
大学のキャリアセンターを利用する
大学のキャリアセンターで事務職や一般職の求人を探すという方法です。大学のキャリアセンターには企業からの求人票が送られており、そこから就職する企業を探すことができます。そのため事務職や一般職の求人があればキャリアセンターで紹介してもらうことができます。どういった求人があるかは大学やその年度によって異なるので、実際に足を運んで確かめてみましょう。
一般職に就職するには?必須の選考対策
一般職は総合職よりも募集人数が少なく、人気企業の一般職に就職するのはかなり難しいです。最近では総合職と一般職の区分を廃止する企業も増えてきているので、一般職への就職は総合職と同じく綿密な選考対策が必須です。おすすめの選考対策をご紹介します。
説得力のある志望動機を練る
まず重要なのは「一般職に就職したい」という熱意を伝える志望動機です。「転勤が少ない」「総合職より業務範囲が狭い」「働きやすそう」といった労働条件等は印象の良い志望動機ではありません。入社後のどのように活躍したいのか、一般職として働く熱意が伝わる志望動機を練ることが内定へのカギです。
なぜこの会社がいいのか、企業研究を行う
次に重要なのはなぜその企業に就職したいのかという理由を明確にすることです。一般職の業務内容は企業によって大きな差はありません。選考ではその企業の一般職で働きたいという説得力のある動機を示すための企業研究が必須となります。入社後の自分の仕事が会社の事業にどのように繋がっているのかなど、会社の特性も併せて研究しましょう。
まとめ
一般職を募集している企業を探すには新卒向けの求人サイトや就活エージェント、大学のキャリアセンターを利用するなど方法は様々です。また一般職は総合職より採用枠が少ないこともあり、人気企業の一般職に就職するのは難しいです。企業研究など選考対策も綿密に行いましょう。
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