【文系の職業研究】営業とはどんな仕事?やりがいや求められるスキルを解説

「卒業後の就職先としてどんな仕事があるのかいまいち分からない」「自分がどの仕事に向いているのか分からない」就職活動中の学生さんは、こんな風に悩むことが多いのではないでしょうか?

特に文系の学生だと、理系の研究職のように大学で勉強している分野が仕事に直結するとは限りません。サラリーマンになると言ってもどんな職種があるのか、どんな仕事内容なのか、自分にどんな仕事が向いているのかわからないということも多いでしょう。

今回は、文系学生に人気の高い「営業職」について紹介します。営業職の1日の仕事の流れ、必要なスキルと仕事のやりがい、大変なこと、就活対策など、就活生が知りたい情報をまとめました。

営業の仕事
目次

営業ってどんな仕事?

会社の売り上げを左右する重要な仕事

営業職とは、ひとことで言うと「物やサービスを売る仕事」です。自社の商品やサービスを買ってもらうために、お客様に様々なアプローチをします。会社の売り上げや利益に直結するとても重要な仕事と言えるでしょう。

会社のなかでもっとも現場に近いのが営業であることもあります。営業先からのフィードバックを受けて製品について企画するなど 、マーケティングに近い仕事ができるケースもあります。

営業の具体的な仕事内容

営業というと電話アポのイメージがあるかもしれません。アポイントをとることも営業の仕事の一つですが、それ以外にも仕事はあります。

アポイントを取る前に営業先のニーズや課題を調査し、営業先の課題解決に繋がる提案を考えます。アポイントを取り提案をするときにはパワーポイントやエクセルなどで資料を作成しますが、これらの資料は営業する人が作ることもあれば営業事務の人が作ることもあります。

営業先で見積り金額を含めた提案を行い了承をいただけたら契約成立になります。サービスや商品を提供したあとのアフターケアも営業の仕事です。

営業職の1日のスケジュール

訪問営業を行う営業マンの1日のスケジュールを、簡単にご紹介しましょう。

9:00 出社
10:00 営業 1件目
12:00 昼休憩
13:00 営業 2件目
15:00 営業 3件目
17:00 帰社、新規アポイントの獲得、見積書の作成など
19:00 退社

スケジュールは会社によって大きく異なりますので、参考程度に考えていただければと思います。日中に訪問先をまわって、夕方に自社に戻り事務作業を行うというケースが多いです。

営業職は残業が多くなる傾向があります。日中に訪問営業を行い、帰社してから提案資料などの準備をしなくてはいけないからです。書類作成等の事務作業が多いと、退社時刻が20時~22時など夜遅くなることも多々あります。

営業の種類

自社の商品やサービスを売る相手が法人(企業など)か個人かで、法人営業・個人営業と呼ばれ区別されます。

法人営業

法人向けの営業は以下のように大きく3つに分けられます。

①ルート営業
②訪問営業
③飛込営業

①ルート営業
ルート営業は今までに取引のある会社にアポイントを取り、既存の契約の継続や追加の契約獲得に向けて営業をしていくスタイルです。

②訪問営業
訪問営業は、新規の取引先にアポイントを取り営業をします。電話やメール等でアポイントを取ってから対面で商談を行い契約を取ります。

電話でのアポイントが取れる確率は100分の1程だといわれています。今まで取引の無い会社を相手にするので、自社を知ってもらうところから始まります。

③飛込営業
飛込営業では、アポイントを取らずに企業へ出向き自社のサービスや商品を売り込みます。一日に何十社へと出向きます。

相手側からすればアポイントも取られていないので、対応が冷たいことも多いです。めげずに頑張れるかどうかも、営業マンとしての力量が試されるところかもしれません。

個人営業

個人営業の場合、法人営業とはまた異なります。法人の場合は、会社の利益に繋がるかどうかという判断基準により契約が締結されます。担当者の独断では決めかねる場合もあり、会社の意向によって商談が成立しない場合もあるのです。逆に個人の場合は、個人に決定権があり相手に「買いたい」という気持ちにさせれば商談は成立します。

業界等によるので一概にはいえませんが、個人営業と法人営業の年収を比較すると、法人営業の方が年収が高いというデータがあります。それは個人よりも法人のほうが契約の際の単価が高いということに起因しているでしょう。

営業職に向いている人とは

コミュニケーション能力が高い人

営業の仕事では人と話すことが多いので、高いコミュニケーション能力が求められます。セールストークなど「話す力」が注目されがちですが、営業としていい仕事をするには「聞く力」も重要です。

顧客の要望を聞き取るためのヒアリングの場面や、顧客と信頼関係を築くためには親身になって話を聞く姿勢が大切です。相手に寄り添って話を聞くことができる「傾聴力」と商品の魅力を伝える「トーク力」両方の力がある人は営業の仕事で強みを発揮できるでしょう。

就活で営業職を希望している場合、面接ではとくにコミュニケーション能力が見られます。「面接官の話をしっかり聞く」「適度なリアクションをする」「要点をまとめて簡潔に話す」など、聞く力と話す力の両方をアピールしましょう。

肉体的・精神的にタフな人

逆境に強く、精神的にタフな人は、営業の仕事に向いてると言えるでしょう。営業の仕事では、提案を断られたり拒否されることも多いです。ノルマを達成できないとストレスにもなります。そうした逆境に負けないタフな精神力が必要です。

客先の訪問や外回りなどで外出が多いですし、外回りから戻って事務仕事をすることもあります。長時間の勤務になることも少ないため、体力も必要です。

信頼される誠実な人

お客さんから信頼される誠実な人柄も、営業として成功するのに欠かせない要素です。「この人から買いたい」「この人なら信頼できる」、お客様とこうした信頼関係が築ける人は営業の仕事を楽しく長く続けることができるでしょう。

そもそも営業ではお客様との関係性が重要なので、「人に好かれる」ことが重要です。清潔感のある見た目や人懐っこい性格など、人好きする外面や性格も営業でいかせる要素です。

営業職に必要な能力やスキル

営業マンに必要なスキルとしては次のようなものが挙げられます。

論理的に考える力

「人前で話すことが苦手」「会話が得意じゃない」そんな理由で営業職を敬遠する学生がいます。しかし、営業に求められるのは雑談のようなトークスキルではありません。

営業に求められるのは、相手の立場になり論理的に問題を解決する力です。商談相手とのコミュニケーションの中で相手のニーズを理解し、どうすれば相手が購入したいと思えるのかを分析する必要があります。

プレゼンする力

営業の仕事は、自社の商品やサービスの魅力を伝えること。どうしてその商品やサービスが相手にとって必要なのか、熱意を持って訴えかけて納得させる能力やテクニックは必須です。

Officeソフトを使いこなす力

プレゼンする際にはPowerPointを使います。見積書を作成するためにはExcel、資料を作成するためにWordなど、必要とする場面は日常的に訪れます。営業を目指すなら身に着けておきたいスキルですね。

営業職のやりがい

ここまで読むと、めげずにアポとりをしなければならなかったり、退社時刻が遅くなったりと厳しい仕事のように思えますが、営業職はおすすめしたい職種のひとつです。営業職ののメリット・やりがいを紹介します。

さまざまなスキルが身につく

ビジネスマナー、アポイントの取り方やプレゼンテーションのしかた、資料作成など、社会人として必要なスキルをこれほど学べる職種はありません。

「ものやサービスを販売する」「売り込む」というのは困難が伴う分、身につけておくと役立つスキルとなります。ビジネスの現場では営業力が必要とされることが多いので、転職や独立でも有利になるでしょう。

人と接することが好きな人にはぴったり

また、営業は他人と接することが多いので、商談の相手とのコミュニケーションを楽しめるようになってくるとそれがやりがいに繋がることもあります。特にルート営業の場合は、得意先と仲良くなるととてもストレスフリーな仕事環境になるでしょう。

達成感が得られる

思い出してみてください。自分の好きなものを友人に勧めたことはありますか?友人はそれに対し興味がなくても、興味を持ってもらえるように一生懸命お勧めした経験はありませんか?勧めたものを、相手も気に入ってくれれば、とても嬉しいですよね。

好きな物、自分が良いと思っている物の良さを伝えるというのはとてもやりがいのあることです。商品を買ってもらえたり、契約が取れたときには大きな達成感が得られるでしょう。

成果が見えやすい

そして、営業は自分の成果が売り上げとしてはっきり見えやすい職業でもあります。成果を出せないと上司に詰められるということもあるかもしれませんが、成果を競い合ったり、成果を出してスピード昇級することにやりがいを感じられる方も多いでしょう。

営業職の大変なこと

長時間労働や残業

営業は外回りなど移動が多いため、勤務時間が長くなることが多いです。お客様から電話がかかってきて仕事が中断されたり、呼び出しや急な予定変更などでスケジュール変更を余儀なくされることも少なくありません。

仕事に慣れてきて効率的に仕事をこなせるようになれば、適度に休憩を挟みながら比較的自由にスケジュールが組めるという利点もあります。

ノルマがストレスになることも

営業ではほとんどの職場でノルマが課せられます。ノルマの達成に対して厳しい会社もあればそうでない会社もありますが、ノルマがないことはほとんどありません。ノルマを達成できなければストレスになり、会社で肩身の狭い思いをすることになります。

こうしたストレスに耐えられない人は営業には向いていないでしょう。ノルマをやりがいや目標として前向きに捉え、立ち向える精神的な強さが必要です。

拒絶されることの精神的ダメージがある

営業の仕事では基本的に断られることが多いです。商品やサービスを購入してもらえる方が少ないと考えておいていいでしょう。覚悟はしていても、断られるとやはり精神的にへこむものです。

うまくいくことばかりではないので、断られることが続くこともあります。はじめのうちは落ち込むものですが、気持ちの切り替え方を学び次第に慣れていく人も多いです。

営業職志望の学生におすすめの就活対策

インターンシップに参加する

営業の仕事は、具体的にどんな内容なのか?どんな流れで行うのか?これは実際に体験してみないとわからないことも多いと思います。

就職後のミスマッチも防ぐためにも、就活前から積極的にインターンシップに参加して、営業の仕事を間近でみたり、体験してみるのがいいでしょう。先輩社員の営業の仕事を近くで見るだけでも仕事の理解にはとても役立つので、営業の仕事が体験できるインターンプログラムを探してみてください。

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志望理由を明確にする

営業以外の職種でも言えることですが、「なぜ営業の仕事がしたいのか」を明確にしておく必要があります。面接で聞かれる可能性が高い以下の質問には、しっかりと答えられるようにしておきましょう。

・なぜその企業なのか
・なぜ営業の仕事なのか
・営業の仕事で自分のどんなスキルや能力をいかしたいのか

大切なのは、その仕事をやりたい、その業界が好きだという熱意を伝えること。採用する側は熱意のある人を採りたいと思っていますし、熱意を伝える能力は営業にそのまま役立つ能力となります。

面接で緊張してしまう人の対策は?

「どうしても緊張してしまって面接でうまく話せない」という方も多いでしょう。面接は「慣れ」が重要なので、興味のある企業をとことん受けてみましょう。面接をたくさん経験することで、新たな気づきを得ることも少なくありません。面接を一大イベントと思わず、日常的にチャレンジしてみることです。

私の知り合いでも、面接では緊張して全然話ができず落ちてばかり、そんな同級生がいました。しかしめげずに半年間、日常的に面接を繰り返すことでだんだんコツを掴み、大手企業の内定を何社も取るまでになりました。めげずに回数を重ねることが一番の面接対策です。

まとめ

営業は大変というイメージがあるかもしれませんが、社会人としてのスキルが身に付き、さまざまなノウハウも学ぶことができる、とても魅力的なな職種です。自分の「好きなこと」をプレゼンし、それが売れた時の喜びは、営業だからこそ知ることができる「やりがい」といえるでしょう。

ぜひ楽しみながら、充実した就職活動を行ってくださいね。焦る必要はありません。自分が心から納得できる就職を実現させましょう。

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