就活シーズン中に風邪を引いたり、花粉症に悩まされたりする可能性は十分に考えられます。咳やくしゃみの症状が出ている時にはマスクを着用して、他の人に感染するのを防ぐのがマナーですが、就活の面接でマスクを着用してもよいのでしょうか?
「就活でのマスク着用のマナーやエチケットは?」「どうしてもマスクが手離せない時は?」「マスク以外の対処法はないの?」。今回はそんな就活生の疑問やお悩みにお答えします。
- ・就活の面接でマスクを着用するのはあり?
- ├就活の面接でのマスク着用はマナー違反
- └面接会場に到着したらマスクは外しておく
- ・就活の面接中はマスクを着用すべきでない3つの理由
- ├マスクをしていると表情が伝わらない
- ├マスク越しだと声が届きにくい
- └マスク着用は印象が悪い
- ・どうしてもマスクが必要な時は?
- ├事前に企業にマスク着用の許可を得ておく
- ├入室時にはマスクを外して顔を見せる
- └マスクを着用するときは相手を気遣う言葉を
- ・マスク以外の対処法を考えてみる
- ├薬やのど飴を試してみる
- ├病院で専門医に相談してみる
- ├体調が悪いときはスケジュール変更を
- └普段から体調管理を万全に
- ・最後に
就活の面接でマスクを着用するのはあり?
就活の面接でのマスク着用はマナー違反
原則として就活の面接では、マスクを外すのがマナーです。一般的には風邪や花粉症の症状がひどい時はマスクを着用するのがマナーとされていますが、就活の面接中は例外です。
「面接中に咳やくしゃみが出たら失礼になるのでは?」と感じる人も多いと思いますが、基本的には就活中はマスクはNGであると認識しておき、マスク以外の対応策を考えるようにしましょう。
面接会場に到着したらマスクは外しておく
移動中など会場に到着するまではマスクをしていても構いませんが、会場に到着したらマスクは外すようにします。会場の入り口前でマスクを外してから、受付をするようにしましょう。
就活の面接中はマスクを着用すべきでない3つの理由
マスクをしたまま大事な面接に臨むのはリスクが高い行為です。それはなぜなのでしょうか?面接でマスクを外すべき3つの理由をご説明します。
マスクをしていると表情が伝わらない
マスクをすると顔の下半分が覆われてしまって、表情が伝わりません。私達は表情から多くの情報を取り入れ、それに合わせて言葉を選び、コミュニケーションをとっていきます。
面接官は「これから一緒に働ける信頼できる人」を探しています。表情が見えないと、人となりを探ることが難しくなり、信頼感を抱くことが難しくなってしまうのです。
マスク越しだと声が届きにくい
声も大切な情報の1つです。同じ「よろしくお願いします」という言葉だけでもはきはきと明るい声で言うのと、小さくか細い声で言うのとでは印象が変わってしまいますよね。
マスクを着用していると、マスクに遮られて声が届きにくくなります。どれだけ良い受け答えができていても、マスクで声がくぐもってしまうと聞き取りづらく、面接官は内容そのものよりも声を聞き取ることに労力を払うことになってしまい、アピール力は半減してしまいます。
マスク着用は印象が悪い
面接は短い時間でより多くの情報を伝えなければなりません。しかしマスクで表情や声などの情報を受け取ることができないと、面接官は情報を得られまま面接を終えてしまうか、情報を得るために普段よりも負担やストレスを感じながら面接を行うことになります。どちらにしても印象が悪くなってしまうのです。
どうしてもマスクが必要な時は?
それでも「当日の朝起きると急に咳やくしゃみが出始めた」「どうしてもこの日に面接を受けないと今後のスケジュールに支障が出る」などの理由から、どうしてもマスクを着用したいこともあるかもしれません。面接でマスクを着用したいという場合には次の3点に注意して、着用するようにしましょう。
事前に企業にマスク着用の許可を得ておく
まず事前に企業に対してマスク着用の許可を得ておきましょう。採用担当者の方に電話をして「本日朝から咳がひどく、マスクの着用をお許しいただきたくご連絡差し上げました」など丁寧に許可を求めます。許可が得られたら感謝の言葉を伝えましょう。
入室時にはマスクを外して顔を見せる
自分の順番が来るまではマスクを着用していても良いですが、自分の番が来たら入室時にはマスクを外し、顔を見せるようにしましょう。
履歴書の写真で顔が分かっているとはいえ、せっかく面接に来ているのに直接顔を見る機会が全くないのは面接官に不信感を与えます。挨拶はマスクを外して行うようにしましょう。
マスクを着用するときは相手を気遣う言葉を
マスクを着用するときには「本日は咳がひどいため、申し訳ありませんがマスクを着用させていただきます」など、相手を気遣う言葉をかけてから行うようにしましょう。いくら事前に許可を得ていたからと言って、無言でいきなりマスクを着用しては相手を驚かせてしまいます。
やむを得ずマスクを着用するけれども、マスクを外すことが本来のマナーであることを知っている姿勢を見せることで、社会人としての常識が身についていることと思慮深い印象を与えることができます。
マスク以外の対処法を考えてみる
咳やくしゃみが止まらないからといって、安易にマスクに頼るのはリスクが高いです。まずは、マスク以外の対処法を考えてみましょう。
薬やのど飴を試してみる
風邪で咳やくしゃみが止まらない場合は、風邪の症状を抑える薬を飲むだけでかなり症状が緩和できます。薬を飲むのが嫌いな人でも、面接の時だけは薬で症状を和らげるのも一つの方法です。
咳が止まらない場合は、面接の直前までのど飴をなめておくだけでもだいぶ楽になると思います。「面接直前にうがいをしておく」「即効性のある薬を飲んでおく」など、できるだけの対処をしておきましょう。
病院で専門医に相談してみる
花粉症の症状で苦しんでいる就活生も多いでしょう。花粉症の方はまず、病院で花粉症の治療を受けることをおすすめします。
花粉症はさまざまな治療法や薬が開発されていて、病院で治療を受けたり、処方された薬を服用することでかなり症状を抑えることができます。
花粉症の症状が改善されれば、体調や気分もよくなり、就活もよりスムーズに進めることができるでしょう。
体調が悪いときはスケジュール変更を
面接は人生の進路を決める大切なイベントです。だからこそ体調が良いときに自分の持っている能力や魅力を精一杯アピールする必要があります。そのため、咳やくしゃみがひどいなど体調を崩している場合はスケジュールを変更するという方法もあります。
「スケジュール変更などをお願いしたら、失礼にあたるのではないか」と考えてしまうかもしれませんが、面接官にとっても、体調が悪く暗い表情をしたあなたが来て面接をしても実りがなく、逆に無駄な時間を取らせることになってしまいます。
もちろん、スケジュール変更も企業に手間をかけることになりますので、お詫びと共に本当にその企業に入社したいという熱意を伝えましょう。
普段から体調管理を万全に
マスクを着用しなければならないような事態に陥ることのないよう、徹底して自己管理をしておくことも就活の中で大切なスキルです。
就活で忙しくなっても十分な睡眠や栄養のある食事など、身体を整える生活習慣を維持するように努力しましょう。
最後に
ここまで面接でのマスク着用について説明してきました。花粉症やインフルエンザなど症状が出る時期が予想できたり、予防すれば避けられたりする場合には、早めに病院に受診して相談しておくことをおすすめします。
就活は普段と異なるストレスがかかったり、また細々とした準備や移動などで疲労がたまったりすることで体調を崩しやすくなります。普段から自分の身体をケアして、万全の状態で面接に臨めるようにしておきましょう。
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