面接に行くときにふさわしい上着はどれ?上着を脱ぐタイミングやたたみ方のマナーも併せて紹介

面接では、たとえ夏であってもスーツもしくはジャケット着用が「常識」とされているのが就職活動。しかし、時には「スーツではなく私服でお越しください」と言われることもありますし、スーツであってもどのような上着がいいのか迷ってしまうこともあると思います。

就活の面接で着用するのにふさわしいのはどのような上着なのでしょうか。また、面接やグループワーク・研修などで「上着を脱いでください」と言われ脱いだときにはどのようにたたむのが良いのでしょうか?

上着の選び方やたたみ方、ボタンのとめ方、置き場所など、就活での上着のマナーについて解説します。

面接に行くときにふさわしい上着はどれ?上着を脱ぐタイミングやたたみ方のマナーも併せて紹介
目次

面接に行くときにふさわしい上着とは?

まずは、就活の面接時に着用するのにふさわしい上着についてです。基本的にはスーツであることが望ましいですが、「私服で」と念を押された際にはどのような上着が良いのでしょうか。

清潔感のあるスーツ

就活では、基本的にスーツを着用していればイメージが悪くなることはありません。よほど「絶対に私服で」と言われた場合や、こだわりがあって私服が良い場合でなければスーツを着用しましょう。

さらに、清潔感にも気を配りましょう。半年に1回はクリーニングに出し、シワや汚れなどはこまめにケアします。そして、面接の前にはホコリや肩にフケなどが落ちていないかもチェックをしましょう。

オフィスカジュアルの場合はシンプルなジャケット

「面接は私服でお越しください」「オフィスカジュアルでお越しください」と言われた場合には服装に困ってしまうかもしれません。

男性であればチノパンにワイシャツ、そしてジャケットが望ましいでしょう。色は黒かベージュ、グレーなどのシンプルで落ち着いたものにしましょう。

女性の場合には無地のボトムスにワイシャツかカットソーなどで、同じく黒か白、グレーのシンプルなジャケットを着用しましょう。

面接に行くときにNGな上着とは?

逆に、就活の面接でNGな上着にはどのようなものがあるのでしょうか。柄の入ったものや派手な色のものはもちろんNGですが、それだけではなく以下のことにも注意をしましょう。

サイズが合っていない

面接で着用する上着は自分に合ったサイズのものを着用しましょう。特に、肩の大きさが合っておらず大きすぎる上着を着用していると貧相な印象を与えてしまいます。

骨格によってはジャケットの肩の部分に入っている「肩パッド」を抜いた方が良い場合もあります。お店の方と相談してみるといいかもしれませんね。もちろん、袖の長さや丈の長さなど、身体全体にフィットしているかどうかも重要です。

スーツの上下が合っていない

セットアップのスーツを着用する場合には、スーツの上下が合っているかどうかも確認しましょう。同じ黒のスーツであっても、セットで売られているものを上下別々で着用するのはあまり好ましいものではありません。家の鏡では不自然に見えなかったとしても、明るい面接会場ではチグハグに見えてしまうこともあります。

私服でジャケットを着用する際には、上下のセットは気にしなくてもいいと思うかもしれませんが、下はチノパンなのに上がスーツのジャケットだけというのも不自然なことがあります。私服で着用する場合にはスーツの上だけを着るのではなく、私服用に作られたジャケットを購入することをおすすめします。

面接での上着にまつわるマナー

面接では、特に夏など「どうぞ上着を脱いでください」と言われることがあります。ほかにも、入社時の研修などでスーツで行ったけれども「研修中は上着を脱いでいいよ」と言われることもあります。しかし、どんな時であれば本当に上着を脱いでいいのか、その際に脱いだ上着をどのようにたたむべきなのかは難しいと感じる方も多いでしょう。

上着を脱ぐタイミングは?

基本的には上着を着用しましょう!というのが就活での常識です。しかし、あまりにも暑い日や長時間スーツを着ていなければいけない日などはできれば脱げるタイミングがほしいなと思うことでしょう。

面接中や研修中などに、人事担当者や面接官から「上着は脱いでいいですよ」と言われたら、脱いでも問題ありません。「本当に脱いだ!減点!」となることはありませんので、向こうから言われた場合は「失礼します」と一言声をかけてから脱ぐようにしましょう。

上着はどうやってたたむ?

それでは、脱いだ上着はどのようにたたむのが良いのでしょうか。そもそもスーツはたたむものではないので、知らない方が多いと思います。

基本的には、上着の背骨があたる部分を中心に半分に折りたたむのが良いでしょう。その際、上着の内側(自分に触れる部分)が外に出るようにするのがポイントです。上着の表面には汚れが付着していることもあるので、内側を見せるようにしてたたむことを覚えておきましょう。

脱いだ上着の持ち方や置き場所は?

脱いだ上着は移動する時は腕にかけて面接会場に入室し、座る時に二つ折りか三つ折りくらいに小さくたたんで、カバンの上に置くのがいいでしょう。

シワが気になる場合は、たたんだ上着を椅子の背もたれの部分にかけておいたり、床につかないようにカバンにかけておくなどします。

ボタンはどこまでとめるべき?

男性の場合、上着の一番下のボタンはとめない人が多いです。2つボタンの上着でも3つボタンの上着でも、一番下のボタンは外しておくのがマナーとして定着しています。

一番下のボタンは、「飾りボタン」という位置付けになっています。一番下のボタンをとめると、座った時にきつく感じたり、上着が引っ張られて生地を傷める原因にもなるので、男性は一番下のボタンは外しておきましょう。

女性の上着は男性の上着とデザインが違うため、一番下のボタンをとめても窮屈にならないことが多いです。全てのボタンをとめるときつくなってしまう場合は、一番下のボタンを外してもいいですが、女性の場合はなるべく全てのボタンをとめるようにしましょう。

夏に上着を着ないのはあり?

クールビズが定着してきて、夏場は上着を着ない社会人が増えていますが、就活の面接ではきちんと上着を着用するのがマナーです。就活の面接では、真夏でも上着は必ず着用しましょう。

夏用の生地が薄い上着もあるので、気になる方は薄手の上着を着るのがいいかもしれません。移動中は脱いでおくなどして、調整するのもいいでしょう。汗の吸収力に優れたインナーや、体温の調節機能がある夏用の肌着をシャツの下に着るなどの工夫も必要です。

最後に

面接で着用する上着はあなたの印象を大きく左右します。選び方やたたみ方などしっかりマスターしておきましょう!


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