【26卒向けインターンシップ関連情報】人気企業ランキングと選び方のポイント

26卒の就活でも今までに引き続き、本選考に進むためにインターンへの参加が必須の企業や、インターンに参加した学生を本選考で優遇する企業も多くあります。

これからインターンへの参加を考える26卒学生の方に、26卒の就活の特徴からインターンに応募する企業を選ぶ際に注目すべきポイント、1学年上の25卒生が選んだインターンの人気が高い企業TOP10とインターンシップ体験談を紹介します。

目次

26卒の就活の特徴

①さらに就活が早期化する

株式会社リクルートが行う就職プロセス調査によると、経団連が定める就活解禁日である3月1日時点での内定率は21卒 15.8%、22卒 17.6%、23卒 22.6%で、年々就活早期化の傾向が強まっています。この傾向は今後も続き、2024年・2025年はインターン経由で早期に内定を出す企業が増えることが予想されます。

②ガクチカが作りづらい

26卒の学生は、大学入学当初に新型コロナウイルスの影響を一部受けています。ある程度緩和されたとはいえ、授業がオンラインで行われたためにキャンパスに通う機会が減り、多くの友達を作ることができなかったり、サークル活動や部活動に積極的に参加できなかったりした学生も少なくないでしょう。

コロナウイルスへの感染を懸念してアルバイトをすることができなかった方もいるかもしれません。26卒は、自信を持ってESに書いたり面接で話せるガクチカがないという悩みを持っている学生が多いという特徴があります。

③対面・オンライン両方への対応が必要

新型コロナウイルスの影響によりインターンをオンラインで実施する企業が多くなりましたが、最近では対面で行う企業も増えてきています。26卒の学生は、オンラインのインターンやインターン選考で注意すべきことと、対面でのマナーの両方を入念にチェックしておく必要があります。

26卒が注目すべきインターンのポイント

①グループワークがある

夏休みに、会社説明会型の1dayインターンだけに参加する就活生がいますが、1dayインターンだけではなく是非グループワーク型のインターンに参加することをおすすめします。グループワークに参加することで、自分がグループの中でどんな役割を果たすのかを考える機会を得ることができ、自己分析が深まります。さらに、グループのメンバーを客観視し、良いところを学ぶことができます。

グループワークは進行の仕方や考え方にいくつかポイントがあるため、実践して慣れることが大切です。多くの企業が本選考でグループワークやグループディスカッションを課しているので、インターンでグループワークやグループディスカッションを経験しておけば本選考の対策にもなります。

②フィードバックが充実している

充実したフィードバックが受けられることもインターン選びの大きなポイントです。インターンは参加して満足するのではなく、インターンに参加して得たことをその後の就活に活かすことが重要です。

社員からのフィードバックは、その後の就活を進めていく上で大いに役立ちます。自分の取り組み方について客観的な意見をもらうことで自己分析を深めたり、企業側が学生のどんなところを見ているのかを知ることができます。

③社員にアピールできる場がある

グループワークや実務のロールプレイングなど、社員にアピールできるインターンに参加することで、そこで良い評価を受けた場合に早期選考に呼ばれたり、本選考で優遇される可能性があり、早期内定を狙うことができます。

1dayの会社説明会型インターンは企業分析に役立ちますが、社員の方にアピールする機会が少ないです。グループワーク型や実務型のインターンに参加して、インターン経由で内定を狙うことをおすすめします。

④実務経験を積める

実務経験を積める長期インターンもおすすめです。特に、「ESや面接で自信を持って話せるガクチカが見つからない!」と悩んでいる26卒の学生は、今からでも長期インターンに参加することをおすすめします。目的意識を持って長期インターンに参加することで、3月の就活解禁までの間に実りのある経験を積むことができます。

興味のある業界・職種の長期インターンで実務経験を積めば、業界や業務内容への理解が深まり、面接での大きなアピールポイントになります。

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インターンが人気の企業と体験談

25卒学生が選ぶインターン人気企業ランキング

「楽天みん就」は、2025年3月卒業予定の学生が選んだインターン人気企業ランキングを発表しています。ランキング1〜10位の中から、いくつかの企業をインターンシップガイドに寄せられたインターンシップ体験談と併せてご紹介します。

2025年卒 インターン人気企業ランキングTOP10
1位 ニトリ
2位 資生堂
3位 NTTデータ
4位 伊藤忠商事
5位 ソニー
6位 講談社
7位 ロッテ
8位 味の素
9位 パナソニック
10位 富士通

参考:楽天みん就「2024年卒 インターン人気企業ランキング 総合ランキング」
https://www.nikki.ne.jp/event/20230929/ (参照:2024年3月31日)

人気企業のインターン体験談

【ニトリのインターンシップ体験談 (23卒, 8月, 広報宣伝部)】

インターンシップで体験した仕事内容
BASICコースは、貿易改革部・広報宣伝部・法人事業部・商品部の4つの部署の中から好きなだけ参加できる。私は、広報宣伝部と法人事業部に参加した。どちらも最初に簡単な事業説明とグループワークを体験した。グループワークの様子が見られていて、採用担当の方にもよるが1人ずつフィードバックがもらえることもあった。広報宣伝部では、広告の種類と広告枠の選定と、広告の内容の企画を行った。法人事業部では、模擬商談でヒアリングを行い、家具の配置をプランニングした。最後にプレゼンテーションをおこなった。私は参加していないが、商品部では商品の企画やプロモーション、貿易改革部ではニトリのサプライチェーンやビジネスモデルの強みを体感出来る。4部署全てに参加した人限定で、EXTRAコースというニトリの配転教育制度について学べるコースに参加できる。1部署以上に参加すると、BASICコースの次のインターンシップに参加できる。これに参加すると早期選考の案内がくる。


インターンシップで得たものや成長できた点
グループワークを体験できるため、選考の際の準備にもなると思う。採用担当の人によって、個別にグループワークのフィードバックをもらえるので、客観的に自分がどのような役割で、改善点がどこなのかを知ることができたため、グループワークに慣れていない人にはとても良い経験になると思う。ただ、時間が短いため、ワークを完成させるのが難しかった。最後にはグループの人達と話す時間がもらえるので、ほかの人たちの就活の進捗状況が聞けてよかった。

【楽天のインターンシップ体験談 (23卒, 9月, 総合職)】

インターンシップで体験した仕事内容
7~9人くらいのチームに別れ、訪問営業ワークとECコンサルタントの二種類のワークを行う。
訪問営業ワークは、クライアント役を人事が演じ、実際の訪問営業のような振る舞い、口調を徹底して行う本格的なものであった。そこで最初に自己紹介がないことや、しょっぱなから聞きたいことをヒアリングするようなことをすると不合格とされ、やり直しにされる。そこでどれだけの数の顧客から案件を獲得することができるかという点でチーム間で勝負する形式だ。
ECコンサルタントのワークは、資料が与えられ、それに対して楽天のアセットを活用してどのような課題解決を図ることができるかを議論して発表するというものだ。正解がそれなりに楽天側が決めており、それに沿った回答が創れると評価が高い感じだ。
どちらもワークにおいても、ちょくちょく社員が入ってくるので、そこで学生を評価しているらしい。社員に高評価された学生は次のインターンに招待される。


インターンシップで得たものや成長できた点
個人的に成長できた点は、訪問営業ワークだ。本格的にクライアントと相対して話すという機会はなく緊張感をもって行うことができたので、個人的にいい経験であったと感じる。一つ一つの言葉遣いやクライアントがどのような情報を求めているかということを考えながら、質問に回答していくというのが、新鮮であった。午後のECコンサルタントのワークは正直言ってそこまで面白くなかったというのが正直な感想だ。チーム人数が多いというのもあるかもしれないが、なかなか議論が進まず、中途半端なアウトプットになってしまった。

その他の企業の体験談はこちらからチェックしてみてください!

サマーインターンを逃した人も大丈夫

今からでもインターンに参加できる?

インターンシップの実施や参加が一番多い時期は、夏休み中とその前後の7〜9月頃です。夏の時期にインターンに参加する機会を逃してしまった人は、今からではもう遅いと思っているかもしれません。

しかし、夏は他のことで忙しくしていた人や、就活に出遅れてしまった人も心配はありません。インターシップは夏だけでなく、秋、冬、春にも実施されています。長期インターンなら時期に関係なく通年で募集している企業がほとんどです。

インターンの締切カレンダーをチェックして、気になる企業があれば積極的に応募してみましょう。

冬インターンだけのメリットも

冬のインターンは夏に比べて参加する人が少なくなるため、選考に通りやすいです。冬の時期に開催されるインターンは、内定に直結するものが多いというメリットもあります。

夏よりは数が減りますが、有名企業からベンチャー企業まで、多くの企業が冬にもインターンシップを実施しています。

冬インターンについて詳しくはこちらの記事を参考にしてください。


インターン選びで失敗しないために

目的を明確にする

インターン選びを始める前に、参加の目的を明確にしておきましょう。インターンは企業やプログラムによって実施内容が異なるため、どのプログラムを選ぶかで得られるものも変わってきます。

インターンの参加目的として多いのは、「事業内容について詳しく知りたい」「業務を体験してみたい」「社員の方にいろいろ質問したい」などです。それぞれの目的に合わせて、合致するプログラムを選ぶ必要があります。

目的と合わないインターンを選んで参加してしまうと、「時間の無駄だった」「参加した意味がなかった」という結果に終わることもあります。まずは目的を明確にして、募集要項でプログラム内容をしっかり確認し、自分に合ったインターンを選びましょう。

知名度で選ばない

大手企業や有名企業のインターンしか受けない学生は多いですが、知名度にこだわらないようにしましょう。有名な企業は学生から人気が高いため選考倍率が非常に高くなります。大手しか受けないと、結果的にどこのインターンにも参加できなかったということになりかねません。

有名でなくても、働きがいのある素晴らしい企業はたくさんあります。視野を広げてさまざまな規模・ジャンルの企業のインターンに参加してみることをおすすめします。

無理のないスケジュールにする

選考があるインターンシップがほとんどなので、応募してもすべてのインターンに参加できるとは限りません。選考に落ちることも想定して、複数のプログラムに応募するのが一般的です。

しかし、あれもこれもと応募していると、インターン参加日や選考日がかぶることがあるので注意してください。ES(エントリーシート)作成や面接対策などもする必要があります。スケジュールをしっかり管理しながら、無理のない予定を立てましょう。

【まとめ】インターンに参加して就活を有利に進めよう

26卒の学生は、入学初期にコロナ禍の影響を受け、思うように大学での実りある経験ができなかったという方も少なくないでしょう。アピールできる経験が少なくて就活に自信がないという方も多いかもしれません。

これから少しでも経験を増やしたいという意欲があるなら、短期や長期のインターンに参加するのも一つの方法です。自分に合ったインターンに参加して、これからの就活に役立つ経験を積んでみてはいかがでしょうか?

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