外資系コンサルは仕事のやりがいや年収の高さから就活生に人気の職業です。インターンへの参加を考えている就活生も多いでしょう。
ここでは外資系コンサルのインターンについて、特徴や実施時期など知っておくべきことをまとめています。選考フローや対策を確認し、早めに対策をスタートしましょう。
- ・外資系コンサルインターンの特徴
- ├選考の一部となっていることが多い
- ├募集・実施時期
- ├インターンの内容と期間
- └応募は慎重に
- ・外資系コンサルインターンの選考フローと対策
- ├ES(エントリーシート)
- ├筆記試験・Webテスト
- └面接
- ・外資系コンサルに求められるスキルとは?
- ├論理的思考力
- └チームワーク
- ・最後に
外資系コンサルインターンの特徴
選考の一部となっていることが多い
外資系コンサルのインターンは「ジョブ」と呼ばれ、選考の一部となっていることが多いです。ジョブ(インターン)参加中の働きぶりを評価され、ジョブ後の面接を経て内定となります。
インターンですぐに内定を獲得できなくても優秀な成果を残していれば、本選考でのステップがいくつか免除されるなど優遇されるケースもあります。
「会社説明会」や「業務体験」などの意味合いが強い日系企業のインターンとは違うことを覚えておきましょう。
募集・実施時期
外資系コンサルのインターンは、6〜9月ごろ実施される夏のインターン、10〜12月ごろ実施される秋のインターン、1〜4月ごろに実施される春のインターンがあります。
実施時期や実施の回数は企業によって異なりますが、6〜9月ごろ実施される夏のインターンはほとんどの外資コンサルが実施しています。
サマーインターンのエントリー締め切りは、6月上旬から7月上旬です。早い企業だと6月上旬のこともあるので注意しましょう。早めに情報収集を開始して、応募の準備をしておく必要があります。
インターンの内容と期間
外資系コンサルのインターンの内容は、「プロジェクト」をグループワーク形式で体験するものが多いです。
実際の業務と同様に、チームを作り、与えられた課題についての情報収集や仮説検証、課題を改善するための経営戦略の構築を数日かけて行い、インターン最終日に発表やプレゼンテーションをすることもあります。
インターンの期間は企業により異なります。1日で完結する1dayインターンシップもあれば、数日のもの、1週間のプログラムで実施する企業もあります。
応募は慎重に
マッキンゼー・アンド・カンパニーは、一度選考に不合格になるとその後2年間は再応募できなくなっています。ベイン・アンド・カンパニーは一度選考で落ちると再受験はできません。しっかりと対策をしてから応募するようにしましょう。
外資系コンサルインターンの選考フローと対策
外資系コンサルのインターン選考から参加までは、次のような流れで進むことが多いです。
ES(エントリーシート) → 筆記試験 → 面接 → ジョブ(インターン)参加
ES(エントリーシート)
外資系コンサルのインターンでもES(エントリーシート)の提出から始まります。
「志望動機」「学生時代に取り組んだこと」「将来やってみたいこと」など、基本的な質問が多いため、面接官の読みやすさを考えながら、簡潔で分かりやすい文章で書き上げることが大切です。
筆記試験・Webテスト
外資系コンサルで難関とされるのが、この筆記試験やWebテストです。外資系コンサルといえども、SPIや玉手箱など就活生なら良く知っているテストを利用している企業も少なくありません。
そのため、問題自体が極端に難しいということはないのですが、優秀な学生が多数応募しているため、ほぼ満点を取らないと落ちてしまう場合もあります。甘く見て対策を怠らないことが大切です。
一方でマッキンゼー・アンド・カンパニーなどでは、MBAの選考で用いられるGMATを模した企業オリジナルの試験が課されます。非常に難問であるため、こちらも事前の対策が必要となります。
面接
外資系コンサルのインターン選考では、ケース面接が導入されていたり、では、GD(グループディスカッション)が盛り込まれていることが多いのでしっかり対策しておきましょう。
ケース面接
面接では「フェルミ推定」や「ケース問題」などから、応募者の思考力やコミュニケーション能力を確認していきます。「フェルミ推定」とは調査してみないと分からないような数量を短時間で概算する問題です。例えば「東京都に花屋は何軒あるか?」などが挙げられます。
「ケース問題」では、ビジネスでの課題について面接官と議論していきます。例えば「東京都の花の需要を2倍に増やすにはどうすればいいか」といったテーマが話し合われます。一方的に回答するのではなく、面接官の理解や納得、疑問などにしっかり寄り添ったやり取りができることも重要です。
グループディスカッション
グループディスカッションが課されない企業もありますが、ドリームインキュベータやアーサー・ディ・リドルなどグループディスカッションを重視し、その時の活躍ぶりからインターン参加者を確定する企業もあります。「個人の能力」はもちろん、「チームの一員としての活躍」も評価の対象となります。
外資系コンサルに求められるスキルとは?
論理的思考力
外資系コンサルとして必須なのが「論理的思考力」です。「これまでの経験では…」といった主観的な体験や「なんとなく」といった直感などは通用しません。
得られている情報から確実に分かることを読み取り、「現状はこのような課題があるので、このように対処して…」と論理的に矛盾が起こらないように思考・説明できるスキルが必要となります。
インターンで与えられた課題に取り組む際にも、「論理的に思考できているか」はチェックされていると考えて良いでしょう。
チームワーク
外資系コンサルではプロジェクトに対して、社内だけでなく社外の人とも「チーム」として一体となって取り組むことが求められます。
実力のある個々人が活躍しているイメージがありますが、実は協調性も重視される仕事です。そのため、インターンや本選考でも「チームワークを意識しながら行動できるか」は重要なチェック項目となっています。
最後に
外資系コンサルのインターン選考は日系企業のインターン選考と異なる部分もありますが、エントリーシートや筆記試験、グループディスカッションなどの対策が重要であることに変わりはありません。できるだけ早く準備に取り掛かるようにしておきましょう。
GMATやフェルミ推定、ケース問題など外資系コンサルならではの難しい問題についても、対策本が多く発売されていますので、早めに手元に用意して対策しておくと安心です。
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