就職活動の一環としてインターンシップに参加する学生が増えています。
会社の雰囲気や仕事内容を知ることができたり、スキルを身につけられたりなどのメリットがありますが、遠方の会社や複数回の参加となると、「交通費は出るのかな…」と気になっている方も多いのではないでしょうか?
今回はインターンシップの交通費事情、交通費が出るインターンの特徴、交通費について注意すべきポイントなどについて解説します。
- ・インターンシップの交通費支給について
- ├交通費はもらえる?
- └短期インターンと長期インターンでの交通費支給の違い
- ・インターンでの交通費は無視できないポイント
- ├遠方の会社、長期インターンの場合は交通費の負担も大きい
- ├交通費が負担になるようならその会社は避けよう
- └不明な場合は担当者に確認
- ・インターンの交通費申請で必要なもの
- ├高額な交通費の申請には領収書が必要
- └申請に印鑑が必要な企業も
- ・インターンの交通費についての注意点
- ├公共交通機関に限られることが多い
- └支給の条件を確認しておく
- ・インターンの交通費を節約したいなら
- ├交通費負担の少ない企業を選ぶ
- ├割引を活用する
- └リモートのインターンを探す
- ・最後に
インターンシップの交通費支給について
交通費はもらえる?
交通費が支給されるかどうかは企業により異なります。給与と交通費が出る場合、交通費が時給や日給に込みの場合、給与も交通費も支給されない場合もあります。給料が出ないインターンシップでも、交通費と食事代が支給されるものもあります。
短期インターンと長期インターンでの交通費支給の違い
一般的に短期インターンは、無給で交通費も支給されないことが多いです。とくに参加人数の多い1DAYインターンや、会社説明会に近い内容のインターンは給与も交通費も出ないと考えておいた方がいいでしょう。
短期インターンでも1週間近くに渡って実施されるものや、内容が本格的な職業体験となっている場合は、給与と交通費が支給されることも少なくありません。
長期インターンでは、給与と交通費が支給されることがほとんどです。給与や交通費が支給されるかどうかは内容により決まることが多いので、長期インターンでも教育や研修がメインとなっている場合は給与・交通費が支給されない可能性もあります。
インターンでの交通費は無視できないポイント
遠方の会社、長期インターンの場合は交通費の負担も大きい
家が近くて交通機関を利用しないで通える場所の場合や、定期券内であれば問題ありませんが、自分の持ちだしになってしまう場合には注意が必要です。
遠方の会社で新幹線や飛行機を利用する場合や、長期インターンで週に何日も通うとなると、交通費も高額になります。どんなに就活に役に立つ場合であっても、金銭的負担が大きいとストレスとなることもあるでしょう。
交通費が負担になるようならその会社は避けよう
交通費が出ないことにより負担が大きくなってしまう場合には、その会社は避けた方が良いこともあります。
1週間程度の短期インターンシップであれば参加してみるのも貴重な体験となりますが、長期のインターンシップとして参加するのは交通費が支給される会社の方が良いかもしれません。
不明な場合は担当者に確認
交通費が支給されるかどうかは、インターンシップの募集要項や、直前の案内メールなどに記載されていることが多いです。交通費についての記載が見当たらず気になる場合は、インターンシップ参加までに企業の担当者に確認しておくのがいいでしょう。
インターンの交通費申請で必要なもの
高額な交通費の申請には領収書が必要
新幹線や飛行機など交通費が高額な場合は領収書が必要なことがあるので、領収書は必ず保管しておくようにします。バスや電車などは区間の申請のみでOKという企業も多いですが、できるだけ領収書はもらうようにしておくと安心です。
新幹線の場合、自動発券機で「領収書発行ボタン」を押すと、領収書が発行されます。この場合宛名は空欄です。窓口でチケットを購入する時は、購入時に領収書も発行してもらいましょう。飛行機の場合も新幹線と同じです。自動チェックイン機で宛名のない領収書を発行するか、カウンターでお願いして発行してもらいましょう。
宛名の書き方は企業によって異なります。会社名の書き方や但し書についても細かくルールが決まっていることがあります。規定に沿っていないと交通費の支給が認められないこともあるので、事前にルールを確認しておきましょう。
申請に印鑑が必要な企業も
交通費申請をする際、サインだけでOKな企業もあれば、申請書に押印が必要な企業もあります。交通費申請があるインターンに参加する場合は印鑑を持参しておくと安心です。印鑑を持ち歩きたくない方は、必要なものを事前に担当者に確認しておくといいでしょう。
インターンの交通費についての注意点
公共交通機関に限られることが多い
交通費が支給される場合でも、公共交通機関の利用分のみとしている企業がほとんどです。タクシー代、ガソリン代、特急料金などが支給されるケースは少ないので注意しましょう。
複数のルートがある場合は一番安い料金での支給となることが多いので、事前にどんなルートがあるか調べておく必要があります。
支給の条件を確認しておく
交通費支給と書かれていても、「片道いくらまで」という上限額が決められていたり、「往復でいくら以上かかる場合は支給あり」というように下限額が設定されていたりすることがあります。
交通費が高額になる遠方から来る学生のみ支給されるなど、自宅から会社までの距離を基準に支給されるかどうが決まることも少なくありません。支給の条件は企業により異なるので、事前に担当者に確認しておくといいでしょう。
インターンの交通費を節約したいなら
交通費負担の少ない企業を選ぶ
交通費負担を少なくしたいなら、勤務地がなるべく自宅や大学から近いインターンシップを選ぶのがいいでしょう。通学で使用している定期券の範囲内や近くで探せば負担は少なくなります。
割引を活用する
新幹線や飛行機を利用する際は、学割がきくことがあります。新幹線だと距離についての条件が合ったり、飛行機の学割は航空会社により異なりますが、こうした学割サービスを活用できると交通費を節約できます。電車やバスの場合は回数券を利用することで割安になります。
リモートのインターンを探す
最近はリモートで参加できるインターンシップも増えています。安定したインターネットの環境があれば、自宅からでも参加可能なので交通費がかかりません。物理的な移動がないため、体力的な負担も軽減できるでしょう。
最後に
学生にとって交通費の負担は小さなものではありませんが、インターンシップは大学生の間にしかできない貴重な体験です。社会人になると企業の業務を体験したり、会社の内部を見学できる機会はほとんどありません。出費の負担を考慮してリモートのインターンなども取り入れながら、無理のない範囲で積極的に参加してみましょう。
- リクルートスーツとビジネススーツは何が違うのか 2024/12/14
- 内定承諾書を提出した後に辞退するためには 2024/12/14
- 内定後に連絡が来ないときの対処法 2024/12/14
- 知らないと損!大学生が使っておくべき学割5選 2024/12/14
- 大学生に知ってほしいお酒の基本知識 2024/12/14
- 大学生が知っておくべき、時間割のうまい組み方 2024/12/14
- これで完璧!大学生が引っ越しでやること一覧 2024/12/14
- 【大学生が取るべき資格】日経TEST編 2024/12/14