インターンの最後の挨拶は何を言うべき?好印象を残すラストチャンス

インターンの最後の日には、社員や他の参加者に挨拶をする必要があります。しかし経験がなく何を言うべきか分からないという人もいるでしょう。この記事では好印象につながる挨拶のポイントを解説しています。この記事を参考に、インターンの最後をより良いものにしましょう。

目次

インターンの最後の挨拶が重要な理由

なぜインターンでは最後の挨拶が重要なのか、その理由を知っておくことで挨拶を考える際に気をつけるべきポイントがわかります。最後の挨拶の重要性を理解し、好印象につながる言葉を考えられるようにしましょう。

ビジネスの基本はマナーだから

就活の選考では志望動機や学生時代のことなど、様々な事柄をチェックされますが、最も基本的かつ重要視されるのは「マナーを守れているかどうか」という点です。インターン中もそれは変わらず、挨拶がきちんとできるかどうかはどの企業でも確認されるポイントです。

インターンの中には、参加中の活動が評価されると内定に繋がるものもあります。「プログラム上の評価は問題ないのに、挨拶をおろそかにした結果、悪い印象を与えてしまった」という状況にならないよう、挨拶を始めとしたマナーを守って活動することを第一に考えましょう。

インターンでの経験を振り返るのにベスト

就活中は忙しく、なかなかインターンの経験を振り返る時間をとるのが難しいです。そんななか、インターン先への最後の挨拶を考えることは、インターン中の出来事を振り返るよいきっかけになります。

最後の挨拶で話す内容は、インターンのなかでも印象に残ったエピソードや自身の成長についてなので、自然とその後の就活につながる内容になります。インターン中の経験をより定着させるとともに、企業への感謝も伝えられる一石二鳥のタイミングです。

感謝の言葉を伝える練習になる

部活や授業の終わりにも感謝を伝える機会はありますが、仲間うちでの挨拶になるので細かいマナーにはなかなか気を配ることはないでしょう。一方インターンでの最後の挨拶は、ビジネスの場で行われ、目上の人が対象なので感謝を伝える際のマナーを学ぶとても良い機会です。

就職後にも顧客や取引先に対してなど、感謝の言葉を伝える機会は少なくありません。インターン中に練習しておくことで、より重要な場面で適切に感謝の言葉を伝えられるようになるはずです。

インターンの最後の挨拶で話すべき内容

インターンの最後の挨拶はどのような内容にするべきなのでしょうか。ここでは、最後の挨拶で話すべき3つのポイントについて解説します。

簡潔な挨拶

まずは簡潔な挨拶をしておくと、自然な流れで挨拶を進めることができます。ここはメインの内容ではないため、「○○大学の△△(名前)です。✕日間お世話になりました。」などと、大学名と名前、短い挨拶だけを伝え、シンプルに完結させれば大丈夫です。

インターンへの感想や得られたこと

はじめの挨拶を終えたらインターンへの感想やインターンを通して得られたこと、学んだことを伝えましょう。お世話になった他の参加者や社員に対して、今回の活動が有意義だったと伝えることで、感謝の気持ちをしっかり伝えることができます。

他の参加者の時間を奪わないためにも、ここで使うエピソードは1つか2つにしておきましょう。そして真面目な印象を損なわないように、少なくとも1つ目に話すのは業務に関するエピソードにするのがベターです。時間に余裕があって2つ目のエピソードも話す場合は、インターン中の楽しかった事など少しくだけたエピソードを持ってくることもできます。

例文としては、
「今回のインターンで、~の業務を経験させていただいたことで、この仕事ではお客様の声をしっかり聞くことが最も大切だということを学ぶことができました。」
「○○様のお話を聞いたことで、~業界の中での御社の役割が~であると知ることができました」
などと、具体的な業務内容や学んだことを述べましょう。

感謝の言葉

インターン活動中のことを踏まえた話を終えたら、最後に改めて感謝の気持ちを言葉にして締めくくります。はじめの挨拶で使った言葉よりも内容を濃くし、感謝が余すところなく伝わるようにしてください。

例文としては、
「(会社名)の皆様のおかげで、このような貴重な経験をすることができました。改めてお礼を申し上げます。○日間本当にありがとうございました。」
などと伝えてください。

インターンの最後の挨拶をより好印象にするためのコツ

インターンの最後の挨拶の基本的なポイントを解説してきましたが、ここではあなたの最後の挨拶をさらに好印象にするためのコツを紹介します。他の参加者と差が付けられるポイントになるので、ぜひ見てみてください。

挨拶の長さに気をつける

インターンの最後の挨拶をする際には、挨拶の長さに気をつけることで「場の空気を読んだ行動ができる」という印象を与えられます。長すぎても他の参加者の時間を奪ってしまいますし、短すぎても感謝の気持ちが伝わりにくくなってしまいます。

適切な長さは場合によって変わりますが、一般的には30秒〜1分程度がインターンの最後の挨拶に相応しい長さだと考えられます。練習をする際に時間を測ってみて、適切な長さになっているか確認してみましょう。

なるべく個別にも挨拶する

インターンによって、最後の挨拶をするための時間が設けられている場合とそうでない場合があります。

設けられている場合はインターン関係者が集められた場で挨拶するケースがほとんどなので、お世話になった人全員に対しての挨拶をその場で完結させられます。ただし、その前後のタイミングでお世話になった方と個別に話す機会があれば、そこでもしっかり感謝を伝えるようにしましょう。

最後のあいさつの時間が設けられていない場合は、お世話になった社員の方を探してでも個別に挨拶するのがおすすめです。簡単な挨拶だけでなく、相手の社員が関係するプログラム・業務に対しての感想や感謝を伝えることで、よりよい印象を与えられます。

お礼のメールを当日か翌日に送る

最後の挨拶をしっかりできた場合でも、インターンの終了後には企業に対するお礼メールを改めて送ることで印象をより良くすることができます。連絡はなるべく早いほうが良いため、インターンが終了した当日か遅くとも翌日の営業時間中に送信しましょう。

内容は口頭で伝えたものを書き言葉に直せば大丈夫です。口頭と違って時間を気にしなくてよい分、感想やインターンで得たことを1つか2つ追加するのも良いでしょう。

気をつけるべき点は、件名や宛先の表記とはじめの挨拶です。以下を参考にビジネスのメールとして相応しい書き方をしましょう。

・件名…「インターンシップのお礼」など簡潔なもの
・宛先:「(企業の正式名称) ○部 △課 ✕✕様」(インターンの担当者名が分かる場合)、「(企業の正式名称) 採用ご担当様」(担当者名が分からない場合)
・挨拶:「○○大学の△△(名前)です。今回は貴社のインターンシッププログラムに参加させていただき、誠にありがとうございました。…」(口頭での挨拶より丁寧な言葉遣いにする)

適切なメールで感謝を伝えれば、メールでのビジネスマナーも理解しているとアピールすることが可能です。最後の挨拶やお礼メールをしっかり準備する人は多くないため、他の参加者より1歩リードするチャンスです。

最後に

インターンの最後の挨拶をきちんと行うことで、企業に感謝がよく伝わるのはもちろん、自分にとっても社会人としての成長につながります。最後の挨拶を考える際にはぜひこの記事を参考に、感謝が伝わる言葉を考えてみてください。


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