開発職にはいくつか種類がありますが、この記事では特にメジャーな商品開発職、エンジニア職の2つに着目しています。それぞれのインターンシップにどのようなプログラム内容があるかを詳しくまとめているのでぜひご活用ください。
- ・商品開発インターンの内容
- ├社員について業務を理解する
- ├商品開発に向けたリサーチ
- ├開発企画書の作成
- └マーケティング方法の考案
- ・エンジニアインターンの内容
- ├細かいバグの修正
- ├データの分析
- ├既存サービスのアップデート
- ├新規サービスの企画や実装
- └カスタマーサポート
- ・エンジニア、商品開発インターンの応募条件
- ├商品開発は未経験歓迎多め
- ├エンジニアは応募条件が厳しめ
- └両者とも長期の募集がメイン
- ・最後に
商品開発インターンの内容
商品開発職は、提供するサービスによってかなり仕事の内容が変わる職種です。インターン参加者が経験できる内容も募集によって様々ですが、ここではメジャーなプログラム内容をいくつか取り上げているので、参考にしてください。
社員について業務を理解する
商品開発のインターンは社員の仕事を見て商品や業務内容を理解することから始まる場合が多いです。説明会形式で会社の理念や1日の仕事の流れの解説がされることもあります。ヒット商品の開発者から話を聞けるインターンもあるので要チェックです。
説明会形式は1日や2〜3日の短期インターンが多いです。数か月以上の長期インターンでは数日間を業務理解のための活動に割くこともあります。その後の就活や業務全ての基礎になるプログラムなので、内容をしっかり理解するようにして下さい。
商品開発に向けたリサーチ
商品開発に必要不可欠な開発前リサーチができるインターンもあります。どんな商品がどんな客層に求められているのか、どのくらいの値段なら売れそうか等に注目して、リサーチを進めていきます。
インターン参加中は商品開発の経験者が周りにいる環境なので、プロの意見を聞きながらリサーチを進められます。個人では何を調べればいいか、調べる方法などもなかなか絞れないですから、このプログラムを経験するメリットは大きいです。
開発企画書の作成
開発企画書を作成できるインターンもあります。開発企画書はサービスを商品化するために必ず必要な過程ですが、商品の概要だけでなく市場分析や製造スケジュールなど、複雑な内容を多数掲載しなければいけません。
学生で開発企画書作成の経験がある方は少ないでしょうが、インターンでなら社員のアドバイスのもとで作成ができるので安心です。商品開発職への志望が固まっていない方でも、企画書制作の経験は様々な分野で活用できるので一度参加してみてはいかがでしょうか。
マーケティング方法の考案
インターンを開催している企業の既存の商品に対して、新たなマーケティング方法を提案するプログラムもしばしば見られます。一見マーケティング職志望者向けのプログラムに見えますが、効果的なマーケティング方法を考えるには商品をよく理解する必要があります。商品開発職を志望している方にとっても、経験してみて損は無いプログラムです。
エンジニアインターンの内容
急速なオンライン化の影響もあり、近年は基本的にエンジニアという言葉はITエンジニアを指します。エンジニア志望者向けインターンのプログラム内容に関しても、IT系の募集がほとんどを占めています。この項目では、ITエンジニアのインターンに多いプログラムをまとめています。
細かいバグの修正
プログラミングの知識や経験があれば、インターンに参加してすぐに自社製品のプログラムに触れることが多いです。初歩的な業務としては、細かいバグを修正していく作業がよく見られます。
商品として利用者に提供している以上、運用に支障をきたしかねないバグの修正は大切な業務です。どのようなプログラムでITサービスが動いているかを知る機会にもなるので、プログラミング技術を上げたい人には最適な業務です。
データの分析
自社サービスの客層や利用者の行動傾向をデータにして、それを分析するプログラムもあります。サービスをアップデートして商品価値を上げるための大切なステップですが、インターン生でもこの業務が体験できる募集もあります。
データ分析のスキルは、ITエンジニア以外の職業でも広く求められます。ITエンジニアになりたいという方は勿論、データ分析に興味がある方にもお勧めのプログラムです。
既存サービスのアップデート
インターン参加者に、自社サービスのアップデート作業を委ねる企業もあります。より使いやすいサービスにするには何をどのように改善すべきかを考える絶好の機会です。
アップデート作業は利用者のことを考えたり決められた時間内にリリースする必要があったりと難易度の高いタスクです。学生時代に経験ができれば、就活でいかせるアピールポイントになるでしょう。
新規サービスの企画や実装
社員と協力しながら新規サービスの立ち上げに携われるインターンもあります。企画段階から参加することもあれば、本格実装に向けた業務から参加する場合もあります。
インターン生がどの段階から参加可能かは募集によります。ゼロからITサービスを立ち上げたいという方は企画から携われる募集を見つける必要があるので、募集要項や採用前の説明をしっかり確認するようにしてください。
カスタマーサポート
自社サービスに関してどれほど詳しいかや仕事の熟練度に応じて、カスタマーサポートをインターン生に任せるケースもあります。カスタマーサポートは直接利用者と関わり、ケースごとに対応を変える必要がある難しいタスクです。
学生の段階ではなかなか経験できないことですし、エンジニア業務のみでは得にくい利用者とのコミュニケーションスキルを上げるチャンスにもなります。難易度は高いですが、チャレンジしたいという方は意欲的に応募してみましょう。
エンジニア、商品開発インターンの応募条件
商品開発、エンジニアでかなり応募条件の傾向は違っています。この項目でそれぞれでよく設定されている応募条件をまとめているので参考にしてください。
商品開発は未経験歓迎多め
商品開発職は特殊な資格が必要な業務があまりないため、インターンシップも未経験者を受け入れている企業が多いです。商品によって業務内容が大きく変わる業種なので、募集対象が広いのを利用して様々なインターンに参加してみるのをお勧めします。
エンジニアは応募条件が厳しめ
エンジニアはインターンの中でも応募条件が厳しめな傾向にあります。まれに全く条件を課さない募集もありますが、最低限、プログラミングの知識や経験が求められる募集が多数を占めます。使用できるプログラミング言語が問われる場合もあるので注意してください。
エンジニアは専門的なスキルを磨く必要があるので、求められる稼働時間も長いことが多いです。学業が忙しいという方はなかなか参加が難しいかもしれません。インターンシップ参加が単位として認められる大学なら学業とインターンシップの並行が出来るので、自分の大学に単位互換制度がないか一度調べてみましょう。
両者とも長期の募集がメイン
商品開発もエンジニアもインターンシップは長期の募集が多いです。1〜2日で完結する気軽なものは他業種と比べると見つけづらいため、開発職のインターンに興味がある方は早めに活動を開始することをお勧めします。
最後に
クリエイティブな業務に関われるため人気の開発職ですが、プログラム内容が多岐にわたるため応募の際は注意が必要です。興味がある方は早めにインターン探しを始めて、自分の希望に沿う募集を見つけられるようにしましょう。
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