社長直下・カバン持ちのインターンプログラムとは|業務内容や参加メリットを解説

カバン持ちは、社長などの上役のカバンを持って業務に随伴する人のことを差します。カバン持ちとして働いている人はすくないため、あまり聞きなじみがないかもしれませんが、学生を対象としたカバン持ちインターンの募集は近年増加しています。この記事では、カバン持ちインターンの業務内容や参加のメリットを解説しているのでぜひ参考にしてください。

目次

カバン持ちインターンは人気のインターンの一つ

カバン持ちインターンは近年人気を増しているインターンの一つです。学生のうちから起業することがメジャーになり、経営者の仕事を知りたいと希望する人の数が増えたのが理由の一つでしょう。

カバン持ちインターン専用の求人サイトなど、関連サービスも増えてきているので、この先カバン持ちインターンはますます人気になっていくと思われます。

経営者の仕事を間近で見られる数少ないインターン

カバン持ちインターンの人気の理由の一つとして、経営者の仕事を間近で見られるからだという意見があります。一般的なインターンシップでは長い時間を経営者のそばで過ごし、仕事の様子をうかがい知ることはできません。

経営者には独自の業務が沢山ありますし、どれも会社にとって非常に大切な仕事です。会社の顔として重大な業務を日々こなしている経営者の仕事ぶりを間近で見られるのは、カバン持ちインターンならではの特徴です。

長期と短期両方の募集がある

インターンの募集には大きく分けて短期・長期の2つがあります。カバン持ちインターンの場合は、比較的どちらの募集も多く見つけられるため、自分の希望する業務形態に合わせて長期か短期かを選ぶことが可能です。

短期のカバン持ちインターンは1~5日程度の募集が多く、社長に外回りの重要な仕事や講演会などが多く入っている期間に、インターン生がカバン持ちとして随伴するのがメジャーです。

長期の場合は日常的な社内業務の補佐がメインになり、プラスしてたまに外回りやイベントに同行するという形が多く見られます。経営者ならではの会社の顔としての業務が知りたい場合は短期の募集を、日常的な業務を知りたいという場合は長期の募集を探すことをおすすめします。

カバン持ちインターンの業務内容

カバン持ちは社長の業務を補佐する仕事なのでどんな会社の社長に付くのかによって細かい業務内容は変わります。ですがほとんどのカバン持ちインターン生が経験する基本的な業務がいくつかあるので、その業務内容について解説します。

来客対応の補佐

どのような業種の社長にも、日々多くの来客があります。カバン持ちはこの来客の対応を任されることが多いです。出迎えや名刺交換などの基本的なことから、社長と来客の会話がスムーズになるために会話に参加することまでカバン持ちの仕事の一環です。

来客対応は見送りが終わりではありません。お礼状の作成も社長に代わってカバン持ちが担うことが多いです。細かい仕事ですが会社のイメージに繋がるので、お礼状を担当することになったら丁寧に作成しましょう。

外回りへの同行

社長のカバンを持って外回りの仕事に同行するのは、カバン持ちインターンの要であり、ほぼ全てのカバン持ちインターンで経験できる業務です。社長の外回り仕事は、社外会議や講演会への出演などがあります。

この業務でカバン持ちがすることは、社外会議での資料の管理や講演会出演の準備です。また、会議や講演会の後に、社長を呼んでくれた企業に対してお礼状を書くこともあります。

議事録の作成

社長は日々数えきれないほどのミーティングや会議に出席します。そのため議事録の作成はカバン持ちのメインの仕事の1つであり、インターン生が担当することも多い作業です。

議事録とは、会議で話された内容をまとめたもので、多くの会議に参加する社長にはとてもありがたいものです。議事録の内容に漏れがあると業務に支障をきたしかねないので、インターンで議事録を作成する機会が来た時は、会議の要所(何が議題なのか、改善すべき点、結論など)を記入し忘れないようにしましょう。

カバン持ちインターン参加のメリット

カバン持ちインターンは、社長に随伴して業務を行うという特徴から、参加のメリットも一般的なインターンシップとは少し違っています。この項目では、カバン持ちインターンならではの参加メリットを、4つとり上げて解説しているので、応募するかどうかの判断基準などにして活用してください。

経営者の仕事ぶりをじっくり見られる

カバン持ちとして長時間社長の業務を補佐することで、経営者の仕事ぶりをじっくり観察することができます。他のインターンでも社長との距離が近い場合はありますが、カバン持ちインターンであれば業務の内容まで詳しく知ることができますし、社外の仕事にも付いていけます。

会社の顔として働いている社長を見られるインターンはなかなか無いので、就職後はどんどん出世したいという方や、いずれ独立して自分の会社を持ちたいという人は、積極的にカバン持ちインターンを利用しましょう。

ビジネスマナーが身につく

社長は社外、社内問わず様々なジネスの場に顔をだすので、それに着いていくカバン持ちも、幅広い場面でのビジネスマナーを身に付けられます。インターンによっては、ずっと同じオフィスで、同じメンバーで仕事をする場合もあるので、社外や特別な場でも通用するビジネスマナーを学びたい人には、カバン持ちインターンは強くおすすめできます。

来客への対応などの会話のマナーのみならず、お礼状や議事録作成の書面上のマナーもしっかりカバーできるので、幅広いビジネスマナーを1つのインターンの中で身に付けたいという方には、カバン持ちインターンは最適解だと言えるでしょう。

起業志望者はモデルケースを得られる

将来自分の会社を起こしたいと考えている人は、カバン持ちインターンを利用すれば学生のうちからモデルケースを得ることができます。何もベースがないところから起業するのはとても難しいことですが、モデルケースがあれば、ビジョンや起業への計画が確立しやすいです。

就職後に何年か経験を積んで起業をする場合にも、学生時代からの経験値があるほうが有利です。学生のうちからモデルケースを持っておけば、就職後にどんなスキルを伸ばせばいいかが分かります。起業を目指しているという方は、ぜひ学生のうちにカバン持ちインターンを経験して自分だけのモデルケースをゲットしましょう。

経営者とのコネクションができる

カバン持ちは社長との接点が非常に多い仕事なので、カバン持ちインターンを経験すれば、インターン先の社長とのコネクションを得ることができます。社長との距離の近さはカバン持ちインターンならではのメリットです。

社長とのコネクションが築ければ、インターン終了後も就職後も活かすことができます。起業志望の方であれば、会社設立に向けたアドバイスをお願いできますし、そうでない方にとっても、経営者として働いている方に仕事の相談ができるというのは安心材料になります。社会人生活に不安を持っている人にも、カバン持ちインターンの参加はおすすめです。

最後に

カバン持ちインターンは社長との接点が多く、他のインターンでは得られない経験ができます。起業志望の方に特に人気のインターンですが、そうでない方にも多くのメリットをもたらしてくれるインターンなので、気になった方は意欲的にインターンの募集を探してみてください。


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