未経験OK？デザイナーのインターンとは｜プログラム内容や参加メリットを解説

デザイナーは専門性が高く、分野も多岐にわたる職業です。デザイナー職志望の方で、学生のうちにインターンをしたいという方も多いでしょう。そんな方々のために、この記事ではデザイナーインターンは未経験でもできるのか、どんなプログラムなのか、参加するメリットについて解説しています。

未経験でもデザイナーインターンに参加可能

デザイナー志望者向けのインターンにも、未経験者の参加を受け入れている募集はあります。特に新卒生向けのインターンであれば更にその割合は増えます。デザイナーは未経験だけれどインターンに参加してみたいという人は意欲的に募集を探してみてください。

デザインツール使用経験があるとベター

デザイナーとして働いた経験が無くても、よくデザインに使われるツールの使用経験があれば採用されやすくなります。場合によっては給与が上乗せされることもあります。

デザイナーインターンでよく使用歴を問われるのは、Photoshop、Illustrator、Figma等です。募集要項をよく確認して、自分のデザインスキルで応募可能かどうかを判断しましょう。

ポートフォリオが必要な募集も

インターンの募集でも、選考の際ポートフォリオを求められることがあります。企業ごとにどんなサービスを提供していて、どんなデザインができる人材を求めているのかは違っているので、ポートフォリオに入れる作品はこれらを踏まえて決めましょう。自分のデザインのどこがアピールポイントなのかも、ポートフォリオを通して伝えます。

他職種よりは未経験受け入れが少なめ

未経験者を受け入れている募集もあるとはいえ、専門性が高いゆえにデザイナー向けインターンの未経験者受け入れは他の職種と比べるとやはり少ないです。特に中途採用向けの募集はほぼ経験者にターゲットを絞っています。

狭き門になりがちな業界なので、デザイナー向けインターンに興味を持っている方は早めに応募を探して行動の早さでアドバンテージをとると良いでしょう。早い段階から調べ始めていれば、どのようなスキルがデザイナーに求められているのかもより深く知ることができます。

デザイナーインターンのプログラム内容

デザイナーにもさまざまな種類があるため、参加するインターンによって体験できるプログラムは違います。多くの募集で共通している内容も幾つかあるので、それらを解説していきます。

商品として扱うデザインの制作を学ぶ

学校などでもデザイン制作を学ぶことはできます。しかしインターンではよりデザインの商業的価値に焦点を当てた制作を経験することが可能です。

自分のデザインをより商業的な価値のある商品にするにはどんなアプローチが適しているかを知れる絶好の機会です。デザイナー職志望の方はぜひ参加してみましょう。

社員からフィードバックを得る

社員がインターン生に課題を出し、提出されたデザインに対してフィードバックを与えるというプログラムも多いです。実際にデザイン業界で働いているプロの意見はかなり貴重なので、このプログラムがある募集に注目してみても良いでしょう。

クライアントとのやり取り

企業によっては、インターン生にもクライアントとのやり取りを経験させるところもあります。クライアントとの話し合いは、デザイン職の本分ではないものの大切な業務です。

クライアントの意見を適切に汲み取れなければ、それをデザインに反映させることもできません。社外の人と交流する際のマナーや打ち合わせの流れも学ぶことが出来るので、経験できれば就活でも有利になるでしょう。

デザイナーインターンのメリット

デザイナーインターンはスキルアップにつながるだけでなく、就職先を選ぶのに役立つ経験も得られます。どのようなメリットがあるかを抑えて、インターンを有意義なものにしましょう。

仕事を意識した制作を体験できる

仕事としてのデザインを体験できる場はとても少ないですが、インターンではこの体験が沢山出来ます。学校の授業や趣味でのデザイン制作では、なかなかデザインの商品価値に注目した制作や責任を伴う経験は積めないのでこの点は大きなメリットです。

またインターンでは周りに現役のプロデザイナーがいる環境なので、商品としてより価値あるデザインをどう作るべきかのアドバイスも得やすいです。就職した後も必ず役に立つのでぜひ体験しましょう。

デザイン業界への理解が深まる

デザインを扱う企業でインターン活動をすることで、デザイン業界全体への理解も深まります。現場でしか味わえない空気感も感じられますし、どんなスキルを磨くべきかの見当も付けやすくなります。

専門性の高い職業なので、業界について早めに知るチャンスはなかなか得られません。自分のデザイナー適性を見つめなおす機会にもなるため、大きなメリットと言えます。

デザイン技術が磨ける

プロのいる環境下で仕事としてのデザインを体験できるので、当然デザインの技術を上げることも期待できます。自分のデザインに対して社員からの意見を得られるインターンであれば、なおさら効果的に技術を磨けるでしょう。

商品としてのデザインを作るスキルを磨ける場所はなかなかないので、スキルアップを図りたい方はぜひインターンを活用してみましょう。

本採用のポートフォリオ作成に役立つ

デザイン業界の本採用では多くの場合ポートフォリオ提出が求められます。効果的なポートフォリオを作成すれば採用に近づけますが、どのように作ればいいか悩む人も多いでしょう。

デザイナーインターンを経験すればデザイン業界について理解が深まるのでポートフォリオでどういったポイントをアピールすべきかが推測しやすくなります。デザイナーにも様々な種類があるため、自分の志望する職種でどんなことが出来るデザイナーを求められているのかを知っていればより採用されやすいポートフォリオを作れるでしょう。

社員登用のチャンスを得られる

企業によっては、インターン参加者向けに社員登用や一次面接免除の制度を設けています。デザイナーはなかなか自分に合った企業が見つけづらい業界なので、早期に内定を得たいデザイナー志望者の方はぜひこの制度を活用してください。

インターンに参加した企業であれば、職場の雰囲気や仕事の進め方も分かった状態で入社可能です。社会人としての新生活を始める前に不安を軽減できるので、安心して仕事を始められます。

最後に

イラストレーター向けのインターンには未経験者歓迎の募集もあり、インターンでしか得られない様々なメリットもあります。専門性の高い職業ですので、デザイナー職を志望している方は、ぜひインターンに参加してデザイナーという職業についての理解を深めましょう。