せっかくインターンシップに参加するなら、学んだことを就活で活かして選考を有利に進めたいですよね。しかし「そもそもインターンシップって何が学べるんだろう?」「インターンシップで学んだことはどんな場面で活用できるんだろう?」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回はインターンシップで学べる内容を確認するとともに、学んだことを就活に活かす方法をご紹介します。
- ・インターンシップで学べることとは?
- ├自分の仕事への適性
- ├業界や企業への理解
- ├実践的なビジネススキル
- └社会人にふさわしいマナー
- ・インターンシップで学んだことを就活で活かすには?
- ├自己分析や企業研究を深めて志望業界や企業を絞る
- ├インターンシップの体験を自己PRに活用する
- └習得したビジネスマナーを面接でアピール
- ・まとめ
インターンシップで学べることとは?
自分の仕事への適性
インターンシップで学べることの1つ目は「自分の仕事への適性」です。インターネットの発展に伴い、企業のホームページやSNS、口コミサイトなど、企業の情報は簡単に収集できるようになりました。しかし、どれだけたくさんの情報を得ても「自分に向いている/向いていない」は実際にやってみないとわかりません。
ほかの人が「事務職がおすすめ」と言っていても、自分は「面白くない」と感じて辞めたくなることもあるのです。インターンシップでさまざまな仕事を体験しておけば、自分の適性を事前に確認できます。入社してからミスマッチに気づくリスクも軽減できるでしょう。
業界や企業への理解
インターンシップでは「業界や企業への理解」も深めることができます。「インターンシップに行かなくても業界本で学べるよ!」と思うかもしれませんが、本やネットでわかることは限界があるものです。
インターンシップで実際に社員と接するからこそ得られる知識はたくさんあります。競合他社と自社を差別化するための工夫、社内の雰囲気などは本やネットではわからないでしょう。業務を体験する中で気づくこともたくさんあるはずです。
実践的なビジネススキル
インターンシップで学べることの3つ目は「実践的なビジネススキル」です。ワードやエクセルなどの基本的なPCスキルや、パワーポイントを使ったプレゼン能力、電話の応答や資料のまとめ方といった事務スキルなど、どんな仕事でも使えるビジネススキルを社員の指導を受けながら習得できます。
専門的な業務のスキルをインターンシップだけで完璧にマスターするのは難しいですが、必要なスキルを知ることで「就職する前に○○の知識をつけよう」「××の資格を取得しよう」などの目標を立てることはできるでしょう。
社会人にふさわしいマナー
インターンシップで学べることの4つ目は「社会人にふさわしいマナー」です。世の中に就活向けのマナー本はたくさんありますが、本を読んだだけでは、マナーは実践できません。これは本を読んだだけでは楽器の演奏ができないのと同じです。マナーは何度も実践してはじめて身につくのです。
インターンシップでは、社会人と同じようにマナーを守って行動しなければなりません。マナーの実践練習になりますし、間違っていれば社員から指導してもらい修正できます。本選考前に正しいマナーを身につけることができるのです。
インターンシップで学んだことを就活で活かすには?
自己分析や企業研究を深めて志望業界や企業を絞る
インターンシップで仕事への適性を学べば、自己分析を深めることができます。例えば「事務作業は退屈さを感じてしまって向いていなかった。でも、営業活動の体験では褒められた」といったことがわかれば、自分に合った社風の企業や志望職種を見つけやすくなります。
インターンシップで業務を体験すれば「この業界に興味がある」「この企業は働きやすい」と判断するときに役立ちます。その結果、志望する業界・企業・職種を絞りやすくなります。
インターンシップの体験を自己PRに活用する
インターン経験を自己PRとして活用するのもおすすめです。ただし、「御社のインターンシップに参加しました」と事実を伝えるだけでは全くアピールにはなりません。大切なのはインターンで何を経験して、何を感じ、どう成長したかです。
インターンシップでの体験をうまくアピールには、次のポイントを意識するといいでしょう。
1.アピールポイントを伝える
自分のアピールポイントを簡潔に伝えます。
(例)私の強みは向上心の高さです。
2.根拠を伝える
次に、アピールポイントの根拠となるエピソードを示します。ここでインターンシップでの体験を使いましょう。
(例)私は御社のインターンに参加し、電話の応対を任されました。1日目はお客様の話をうまく聞き取れず、社員の方から「必要な情報が聞き取れていない」とご指導いただくことが続きました。私は家族や友人に協力してもらいながら自宅で練習を重ねた上で、翌日のインターンに臨み、社員の方から「1日でここまで成長できているのはあなたの強みだね」と言っていただけました。
3.入社後に活用する方法を示す
どれだけ魅力的なポイントも入社後に活かせなければ意味がありません。アピールポイントとして挙げた要素をどうやって入社後に活用するかも説明しましょう。
(例)御社に入社した際には、どんな仕事にも向上心を生かして前向きに取り組みたいと思います。
インターンシップで成長できたエピソードを示せば、「真剣に参加してくれたんだな」と意欲や熱意も伝えることができるでしょう。
習得したビジネスマナーを面接でアピール
面接前に付け焼き刃で身につけたビジネスマナーはぎこちなくなるものです。そんな就活生のなかで、インターンシップで習得したマナーを自然と使いこなしていれば、自分から特別に何かしなくても効果的なアピールになります。
インターンシップに参加したにも関わらずマナーがいい加減だと、「マナーを学べる環境にいても成長できない人」とかえってネガティブな評価を受ける恐れがありますので注意しましょう。
まとめ
インターンシップでは次の4つを学べます。
・自分の仕事への適性
・業界や企業への理解
・実践的なビジネススキル
・社会人にふさわしいマナー
これら4つは、志望業界や企業を絞ったり、インターンシップでの体験を自己PRに使ったりといった形で活かせます。また、インターンシップで習得したマナーを使いこなす姿でほかの就活生に差をつけることも可能です。ぜひインターンシップを就活に活用して、選考を有利に進めてください。
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