インターンシップの期間はどのくらい?種類別に期間・時期・特徴を解説

インターンシップに参加したいと思いつつ、どのくらいの期間なのか、いつ頃開催されるのか、どんな内容でどんなメリットがあるのか、気になっている学生も多いでしょう。

今回はインターンシップの期間、開催時期、内容の特徴などについて解説します。インターン経験を実り多い体験にするポイントもご紹介するのでぜひ参考にしてください。

期間 カレンダー
目次

インターンシップの期間は3タイプ

インターンは期間により3タイプに分けられます。ここではそれぞれの平均的な期間・内容・特徴を解説します。

1DAYインターンシップ

1DAYインターンシップは1日で完結するインターンです。秋や冬にとくに募集が多くなります。半日や数時間のものもあって拘束時間が短いので、参加しやすいのが大きなメリットです。

日本経済団体連合会に属している企業は短期インターンシップの開催日程は最低5日以上という規定がありましたが、2017年からは短期インターンシップの開催日程の規定が最低1日以上となり正式に1dayインターンシップの開催が解禁になりました。

【1DAYインターンシップでよくある内容】
・業界についてのセミナーや講義
・企業説明
・会社見学
・質疑応答
・社員との交流会
・簡単なグループワーク

短期インターンシップは企業が自社の認知度向上のために行うことが多く、その場合は会社説明と質疑応答がメインとなります。実務を体験できるグループワークが含まれることもありますが、時間が限られているため簡易的なものになりがちです。

短期インターンシップ

短期インターンシップは1か月以内に終わるプログラムで、2〜5日間程度のものが多いです。短期インターンの募集が特に増えるのは3年生の夏ごろから4年生の春ごろまでです。

【短期インターンシップでよくある内容】
・業界についてのセミナーや講義
・企業説明
・社員との交流会
・本格的なグループワーク
・プレゼンテーション

1DAYインターンよりも期間が長くなるため、より本格的なグループワークに参加できます。グループで新規事業の立案や経営課題の解決策の提案・発表を行うなど、実際の仕事の場面に近いようなシチュエーションを味わうことができ、仕事内容への理解も深まります。

就活生向けに企業説明会を実施する時期は制限されていますが、その時期より早くから短期インターンシップを実施している場合が多いので、企業研究、業界研究を早めに始めたい方にもメリットがあります。短期インターンに参加した学生に特別な選考ルート(1次面接免除など)が与えられるケースもあります。

長期インターンシップ

長期インターンシップの期間は明確に決まっておらず、通年で募集している企業が多いです。勤務期間は最低でも1ヶ月以上で、3か月以上勤務することが望ましいでしょう。1年以上続けている学生も少なくありません。

【長期インターンシップでよくある内容】
・社員のサポート業務
・社員と同じように実務を行う

長期インターンシップは実際の職場で企業の一員として就業体験をするもので、企業の戦力として成果を出すことを求められます。主にベンチャー系企業などで実施されており、学生のインターンシップでも社員と同じ仕事をさせてもらえることがあります。

職種は、営業、事務作業、プログラミング、企画、マーケティングなど多岐にわたり、大学の授業やアルバイトではなかなか身に付かない実践的なスキルを身につけられるのが大きな魅力です。

就業体験とはいえ給料をもらえることがほとんどなので、アルバイト代わりに参加する学生も少なくありません。学年不問で年中募集している場合が多く、大学1年生から参加する人も増えています。

実施時期別に見るインターンシップの特徴

夏季(3年生の夏)

夏季休暇で時間があるため、5daysや3daysなど短期インターンシップの中では比較的長めのインターンシップが多いです。無人島でインターンシップや軽井沢で優雅にインターンなど学生の興味を引くようなものもあり、企業もお金を多くかけています。

早期から行動する優秀な学生を集め接触をすることで、企業の本選考を受ける潜在的な母集団を形成することが企業の主な目的になっています。インターンシップの募集件数は比較的多いです。

秋季(3年生の秋)

大学の講義が始まっていることを考慮し1dayや2daysが多めで、長いと5daysのものもあります。基本的には平日に開催されますが、土日に行われることもあります。インターンシップの募集件数は夏や冬ほど多くありません。

外資系金融・コンサルティング企業や一部のITベンチャー企業は秋季インターンシップが本選考の参加条件になっている場合や本選考で有利になる場合があるので、そういった企業に興味がある人は必ず参加しましょう。

冬季(3年生の冬)

冬に開催されるインターンシップは1dayが中心です。3月1日に解禁される説明会よりも早めに行われる、インターンシップの名前を借りた説明会です。そのため、業界・企業研究をするには最適です。

夏や秋のインターンシップですでに接触をしたことがある学生に対して、本選考を受けるための動機付けを強化するケースもあります。冬からインターンシップの募集を始める企業もあるため、インターンシップの募集件数は多いです。

春季(4年生の春)

3月以降に行われるインターンシップで、1dayが中心です。内容は冬季のものとほとんど変わりません。グループワークを軽く行う説明会兼選考会、という内容が多いです。業界研究がまだ終わっていない学生や企業研究の最後のひと押しがしたい学生におすすめです。

通年募集

通年で募集されているのは、長期インターンシップがほとんどです。開催時期は特に決まっておらず、受け入れが可能になり次第、1年を通じ常に募集が行われています。

学業の優先や、サークル合宿などのイベント参加についても理解してくれる傾向にあるため、勉強や遊びの時間がなくなることはないでしょう。長期インターンをしながらでも、学生生活を充実させることは十分可能です。

平日昼間〜夕方で、週3日以上1日最低5時間以上の勤務になるのが平均的ですが、勤務時間や日時は双方の都合に合わせて相談して決めることができます。就活を意識している3〜4年生はもちろん、それ以上に長期間にわたって勤務してくれそうな1〜2年生も歓迎されます。

インターンシップ経験を就活でいかすために

なるべく早いうちから準備しておく

就活では、自己分析・ES作成・筆記試験対策・面接対策など、やることがたくさんあります。就活が本格的に始まると、こうした準備や選考に時間をとられるためインターンシップに参加する時間が十分に確保できなくなる人も少なくありません。

スケジュールに余裕がなくて希望のインターンに参加できなくなることのないよう、インターンシップの準備はできるだけ早くから始める必要があります。時間的に余裕のある1〜2年生のうちから参加してみるのもおすすめです。

参加の目的を明確にしておく

インターンシップに参加するなら、目的をはっきりさせておくことです。「みんなが参加しているから」という理由でただなんとなく参加すると、時間の無駄になってしまうこともあります。

例えば「企業について知りたい」「会社の雰囲気を見たい」などの目的なら短期インターンシップがいいですが、「ビジネスマナーを学びたい」「スキルを身につけたい」「ES(エントリーシート)に書ける経験を積みたい」などが目的なら長期インターンシップが向いています。

疑問を解消したいなら質疑応答の時間が設けられているプログラムを選ぶというように、目的がはっきりしていると効率的にインターンシップを選ぶことが可能です。インターン中も何をすべきかが明確なので、より良い学びが得られるでしょう。

スケジューリングはしっかりと

長期インターンは週2〜3日の勤務を求められることがあったり、夏休みの短期インターンは1週間毎日参加するものもあります。インターンが忙しくて勉強や就活に支障が出ることのないよう無理のないスケジュールを組みましょう。

短期インターンシップはピークの募集時期があるため、参加したい企業が複数ある場合は、希望するインターン期間がかぶることもあります。その場合はどちらかにしか参加できません。

参加したい企業のインターン実施時期や期間は事前に確認しておき、余裕を持ったスケジュールで進めるようにしましょう。

最後に

インターンシップの期間は、企業・実施時期・プログラム内容により異なります。どんな企業がどんなインターンシップを実施しているのか、時期や期間はどれくらいかなど、事前にしっかりリサーチして希望のインターンシップに参加できるよう対策をしておきましょう。

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