インターンの選考の難易度ってどれくらい?

最近では、就活の第一歩としてインターンへの参加を検討する就活生も少なくありません。
しかし、人気企業のインターンでは、非常に多くの応募者が集まり、本選考以上に厳しい倍率になってしまうこともあるのです。そこで今回は、インターン選考の難易度や対策について解説します。

インターンの選考の難易度ってどれくらい?
目次

インターン参加の難易度は高い?

短期インターンは難易度が高くなる傾向

インターン参加の難易度は、インターンのタイプによって異なります。特に「短期インターン」は夏休みや冬休みといった長期休暇の期間で開催されるため、応募者が集まりやすく倍率が高くなる傾向が見られます。

また、短期インターンの中には、成績上位者に早期内定が与えられたり、選考で優遇されたりと就職そのものに影響を与えることもあり、そういったインターンは選考の難易度が高くなると言えるでしょう。

1DAYインターンや長期インターンは難易度低め

半日~1日開催の1DAYインターンは、複数日程で実施されているため、応募者が分散しやすく、参加しやすいものが多く見られます。

また、長期インターンは数ヶ月から数年という長い期間に渡って拘束されるために、そこまで応募者は集中せず、比較的難易度は低めであると考えられます。

インターン選考の難易度が高い企業とは?

インターンの成績で早期内定を出す外資系や中小企業

就活生なら誰でも「できるだけ早く内定が欲しい」と思うもの。そのため、インターンで実施するワークショップやグループディスカッションなどでの成績優秀者に対し、早期内定を出す外資系企業や中小企業には応募者が集中し、選考の難易度が高くなります。

また、早期内定が出なくても、成績によって本選考で優遇されることもあります。そういった企業のインターンも、多くの応募者が集まりやすいインターンであると言えるでしょう。

大手企業はインターンでも人気

「大手企業に就職したい」と考えている就活生は、インターンでも大手企業を狙う傾向があります。大手企業では時間や場所の制約から、インターンでの受け入れ可能人数が実際に採用できる人数よりも少ない人数しか受け入れられないことがあります。そのため、本選考よりもインターンの選考の方が難しくなるケースも見られます。

あまりにも多くの応募者が集まる企業では、一定の基準で足切りせざるを得ない場合もあり、その結果、一定以上の学歴や成績を持つ就活生しかインターンに参加できないこともあります。

大手より難易度の高いベンチャー企業もある

「ベンチャー企業ならそこまで人気がないから、インターンに参加しやすいのでは」と思う就活生もいます。しかし、実際にはベンチャー企業ではそもそものインターン受け入れ可能人数が少なく、応募者がそれほど多くなかったとしても倍率としては非常に高くなってしまうこともあります。

また、ベンチャー企業といっても実態は様々。大手企業と変わらないほど人気の企業もあるため、注意が必要です。

難易度の高いインターン選考を乗り切るために

早めに情報収集を開始する

多くの就活生は大学3年生の夏休み期間にインターンに参加することを目指しています。しかし、インターンは希望すれば参加できる訳ではありません。夏インターンに参加する場合には、6月頃には書類の提出や筆記試験の受検を済ませて応募する必要があります。

インターンシップの実施や応募期間は企業によって異なります。そのため、夏インターンの参加を検討している場合には、できるだけ早く情報収集を開始しましょう。「気がついたら応募が終了していた」、ということのないよう注意してください。

印象の良い立ち振る舞いを身につける

インターン選考では、面接やグループディスカッションなど採用担当者と実際に会う機会があることも。その際にビジネスマナーが身についていないと、悪い印象を与えてしまいます。

挨拶やお辞儀の仕方など基本的なマナーはもちろん、スーツの着こなしや表情・姿勢が相手に不快感を与えないかどうかにも注意を向けてみましょう。

自分では気づかないこともあるため、キャリアセンターなどを活用し、第三者からアドバイスをもらうとより良い状態で選考に臨めるでしょう。

具体的な対策をしておこう

インターンシップの選考方法は、本選考とそれほど変わりません。ES(エトリーシート)の提出、筆記試験、面接などが一般的です。GD(グループディスカッション)やグループワークなどがある企業もあります。

本選考とほぼ変わらない内容なので、早めに準備を開始しておくと就活対策にもなります。本選考が始まると「忙しくて時間が足りない!」と思うことも多いので、自己分析や筆記試験の勉強などは、なるべく早いうちからはじめておくことをおすすめします。

難易度の高いインターン選考に落ちてしまったら

志望企業の選択肢の幅を広げてみる

大手企業、有名企業など学生に人気のある企業には、インターンの応募が殺到します。倍率もかなり高くなるので、インターン選考を突破するのも簡単ではありません。

難易度の高い人気企業しか受けていないと、結果的にどこの企業のインターンにも参加できないという事態になってしまうことも十分ありえます。

インターンシップに参加したいなら、志望企業をあまり限定せずに、選択肢の幅を広げてみることも大切です。大手以外にも目を向けてみたり、職種の幅を広げてみたり、選択肢の幅を広げてみると、インターンに参加できる確率もかなり上がります。

長期インターンシップも考慮してみる

短期インターンシップは難易度が高くなる傾向があるので、長期インターンシップに参加することも考慮してみてください。長期インターンは、通年で募集している企業も多いので、短期インターンの募集時期に間に合わなかった人にもおすすめです。

長期インターンは短期インターンと違い、実際の業務にかなり長い間関わることができるので、スキルを身につけられたり、責任のある仕事を任せてもらえることも少なくありません。長期インターンは短期インターンとは違った経験ができるので、一度はチャレンジしてみるのもいいと思います。

インターン選考に落ちてしまった理由を分析する

インターン選考は本選考よりも狭き門になっていることがあります。だからこそ、インターン選考で落ちてしまっても諦めずに本選考にチャレンジしてみましょう。

その際には「どうしてインターン選考で落ちてしまったか」を分析することも大切。自分に不足していたものを本選考で補うことができれば、内定への道もぐっと近くなります。

最後に

就活の目的は「志望する企業に内定をもらう」ことであって、「インターンに参加する」ことではありません。「インターンに参加する」ことは、あくまでも「志望する企業に内定をもらう」ための1つの手段に過ぎないのです。 「インターンに参加できなかったからもうダメだ」「インターン選考にも通らないなら、本選考も通過できないに違いない」とネガティブになりすぎず、自分の目的をもう1度見つめ直して、就活に取り組んでみてくださいね。

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