インターンの選考はどのくらい落ちる?短期・長期それぞれの倍率や選考対策を紹介

「インターンに応募してみたけど、落ちてしまった...」という方や、「インターンに興味はあるけど、落ちるのが怖くて応募する勇気が出ない...」と不安を抱えている方は多いかもしれません。

今回は、そんな学生に向けて種類別のインターンの倍率や選考対策について詳しく解説します。

目次

インターンの倍率と選考の特徴

①1dayインターン

1dayインターンの倍率は、企業や時期によって大きく異なります。誰もが名前を知っている有名企業は倍率が高い傾向があります。また、秋〜冬にかけて開催される1dayインターンよりは、大学の夏季休業期間中に開催される夏の1dayインターンの方が倍率が高くなります。

1dayインターンは実務を体感するというよりは、企業について知ってもらう目的で開催されます。そのため、参加者数が多く、選考がESのみのものや、選考を行わず、応募者全員参加という形をとる企業もあります。

②短期インターン

2days以上の短期インターンも、1dayインターンと同じく企業や時期によって倍率が異なり、秋冬インターンよりも夏インターンの方が倍率が高い傾向にあります。特に、短期インターンは授業が始まると日程調整が難しくなるため、夏のうちに応募することをおすすめします。

短期インターンは1dayインターンと異なり、優秀な学生に早期に目をつけて囲い込む意味合いが強いため、本選考優遇や早期選考の案内が届きやすくなります。その分、インターン選考はESやWebテストの後に面接やグループディスカッションが課されるなど、負担の大きいものが多い傾向があります。

③長期インターン

長期インターンの倍率は、企業によって異なりますが、平均5倍と言われています。1dayインターンや短期インターンよりも倍率が低そうだと考える人もいるかもしれません。しかし、長期インターンでは企業の一員として採用され、他の社員と同じ仕事をするため、ESに加え複数回の面接を課す企業も多く、選考は厳しいものといえます。本気で長期インターンに取り組みたい人は、入念な対策が必要です。

1day・短期インターンの選考対策

①ESの質を上げる

1day・短期インターンは応募者が多いため、ESで多くの応募者が落とされます。人事担当の社員は1日に膨大な量のESに目を通すので、その中でも社員の目をひくESを書くことが重要です。

インターンのESでは頻出の「志望理由」、「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」、「自己PR」は大学の友達や先輩、両親、OBOG訪問先の社員など、様々な人からアドバイスをもらい、自信を持って提出できるように仕上げておくことをおすすめします。

②面接の頻出質問を練習しておく

面接で最も重要なことは、準備です。緊張して考えていたことを忘れてしまったり、Web面接でメモを見すぎて視線が不自然にならないよう、面接で話す練習をしておきましょう。 いきなり、「30秒で自己紹介」や「1分で自己PR」など話す時間を指定される場合もあるので、時間を測りながら話す練習をしておくことをおすすめします。

質問に答える際には「結論ファースト」を心がけましょう。結論から話すことで話がすっきりとまとまり、相手に伝わりやすくなります。とはいえ、緊張している時には結論ファーストを忘れがちです。面接では常に「結論から申し上げますと〜」から話し始める癖をつけておくのもいいかもしれません。

③グループディスカッションに慣れておく

グループディスカッションに苦手意識を持つ就活生は多いかもしれません。グループディスカッションは何度も経験して慣れておくことが重要です。話し合いの進め方や発表の仕方、話し合いを進める中で自分の強みが一番活かせる立ち回りなどは、練習するうちに身につきます。

友達同士で練習したり、グループディスカッションを練習できるセミナーに参加するなど、積極的に経験を積みましょう。

④対策本でWebテスト対策を行う

Webテストは、特に大手企業のインターン選考で、効率的に参加者を絞るために課されることがあります。ES通過後やESと同時に課されるため、どんなに良いESが書けても、Webテストに通過しなければインターン参加のチャンスを逃すことになります。侮らずに入念な対策をしておきましょう。

おすすめの勉強方法は、一冊の対策本を完璧になるまで取り組み、解き方を身につけることです。Webテストの模擬試験が受けられるサイトを活用して、解き方に加えて時間配分にも慣れておくことをおすすめします。

長期インターンの選考対策

①参加目的を熱意を持って伝える

長期インターンの選考は主にESと面接で構成されます。その中で自分の熱意を最大限伝えることが重要です。

長期インターン生を受け入れている企業は、社会経験のない学生を採用する上で、熱意があるかどうかを重視します。熱意がある学生は、常に成長意欲を持ち、困難を乗り越えられるからです。自分が長期インターンを通して何を学び、身につけたいのかを熱意を持って伝えましょう。

②その企業を選んだ理由を明確にする

企業が重視するのは熱意だけではありません。熱意と同じくらい、「学生が企業にマッチしているか」は重要なポイントです。それをアピールするためには、数ある企業の中でなぜその企業を選んだのか、自分と企業がどのようにマッチしているのかをアピールする必要があります。

③自分が企業にどのように貢献できるのかを伝える

長期インターンでは、企業の一員として他の社員と同じ仕事をすることになります。そのため、学生気分で社員が何か教えてくれることを待っているだけでは意味がありません。

自分から主体的に行動し、企業の成長に貢献するという意識を持っている必要があります。 自分のどんな強みが仕事でいかせるのか、どのように貢献できるのかを明確に伝えましょう。

どのインターンに参加するかは目的別に決めよう

①1dayインターン:業界・企業理解

1dayインターンは業界・企業理解を目的とする人におすすめです。特に、夏インターンに応募する時点で志望業界が定まっていない人は、とにかく色々な業界・企業の1dayインターンに参加して、その中で自分に合っている業界・企業を秋以降に絞っていくことをおすすめします。

②短期インターン:本選考での優遇を狙う

2days以上の短期インターンは、本選考での優遇や、早期選考を狙う人におすすめです。1dayインターンに比べて参加者への優遇が大きいため、志望企業の短期インターンには必ず応募しましょう。特に、秋冬インターンは夏インターンに比べて本選考優遇型や本選考直結型のものが多いため、うまく日程を調整して参加してみましょう。

③長期インターン:実務経験を積む

1dayインターンや短期インターンは大学3年生(修士1年生)向けのものが多いのに対して、長期インターンは大学1・2年生でも参加できます。そのため、実際の業務を通して専門スキルを身につけたい方や、社会人と同じ経験を積んでみたい方はなるべく早く始めましょう。

社会人としてのスキルが身についていると就職活動にも役立つため、迷っている方は是非長期インターンに参加することをおすすめします。  

【まとめ】対策を万全にしてインターン選考に臨もう!

インターンの倍率はインターンの種類や企業、時期によって大きく異なりますが、いずれの場合も対策を万全に行う必要があります。早いうちから少しずつでも対策を始めましょう。


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