保険業界インターンの時期・内容・選考対策を解説

保険業界への就職を考えている方、どんな業界なのか気になっている方、就活を少しでも有利に進めたいという方は、インターンシップに参加してみましょう。

ここでは保険業界インターンの募集が多い時期、実施期間、業務体験できる職種と内容、選考のフローと対策などをまとめています。インターンの探し方も参考にしてください。

保険業界のインターンシップって何するの?時期や選考、業務内容について
目次

保険業界を目指すならインターンに参加すべき?

保険業界とは?

保険業界はリスクに備える保険を扱う業界で、保険は「生命保険」「損害保険」「第三分野の保険」の3つに分類することができます。

生命保険:病気や怪我など「ヒト」を対象としたリスクに備える保険
損害保険:災害や事故などによって「モノ」が破損するリスクに備える保険
第三分野の保険:医療保険や介護保険など生命保険と損害保険の間に位置する保険

特に大きなシェアを持つ大手3社「東京海上日動火災保険株式会社」「損害保険ジャパン日本興亜株式会社」「三井住友海上火災保険株式会社」は、3メガ損保と呼ばれています。

生命保険会社への就職について詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

保険業界インターンに参加するメリット

自分で保険に加入したり、保険について詳しく調べたことがある就活生は少ないでしょう。保険会社の社員が具体的にどんな仕事をしているのかイメージできない方も多いと思います。

インターンシップに参加すると事業内容について詳しい説明が聞けたり、業務体験ができたりします。自分が保険業界に合っているのか、自分の強みをいかせそうかなど、見極めるいい機会となるはずです。

生保のインターンシップ体験談もご覧ください。

保険業界インターンの時期と期間

開催が多い時期は7〜9月

保険業界インターンは、夏休みとその前後の時期に開催されるものが多いです。一番多いのは7〜9月で、10〜11月の秋開催もよく見られます。

期間が長めに設定されていて複数のコースや日程から選択できるインターンも多いので、興味のある企業や職種のインターンシップにできるだけたくさんチャレンジしてみてください。

期間は?

保険業界のインターンシップは、1Dayインターンや2〜3日程度の短期で開催されることが多いです。インターンシップの内容は、業界や企業についての理解を深める講義、仕事体験、グループワークなどが組み合わされたプログラムがほとんどです。

大手の保険会社では長期インターンの募集はあまりみられません。保険を扱うベンチャー企業では、事務職の長期インターン募集をしていることもあります。

【職種別】保険業界インターンの内容

保険業界には、営業・顧客対応・アクチュアリーなど様々な職種があるので、それぞれのコースに別れているプログラムが多くなっています。

職種選びで迷っている場合は複数のインターンシップに参加してすべての職種を体験してみるのもおすすめです。仕事のやりがいや自分に適性があるかどうか見極めやすくなるでしょう。

営業

保険商品を顧客に販売するのが営業です。個人を対象とする営業はもちろん、企業や団体を対象とする法人営業もあります。保険商品を代わりに販売してくれる保険代理店や銀行などを新規開拓していくのも営業の仕事です。

インターンで営業の仕事を体験することで、顧客に納得してもらえるように話すコミュニケーション能力や、分かりやすく話す説明能力などを高めることができます。

商品開発

保険業界では顧客のニーズに合った新たな保険商品を開発する「商品開発」の仕事もあります。新商品のアイデアを出すところから始め、保険料の設定や許可の申請まで、新商品を売り出せるまで対応します。

インターンシップではグループワークなどを通じて商品開発の業務を体験でき、創造力や論理的思考力を育むことができます。

資産運用

保険業界は単に保険商品を販売するだけではありません。顧客から預かっている保険料を用いて投資を行う機関投資家でもあります。そして、実際に投資を行うのが「資産運用」の仕事です。

資産運用の仕事には、数学や金融の知識はもちろん、データに基づき冷静に判断する力やプレッシャーに負けない力が求められます。インターンシップで資産運用に携わる社員から実際に話を聴くことで、自分に足りない部分に気づいておくと本選考までに余裕をもって準備できます。

保険業界のインターン選考の流れとポイント

ES(エントリーシート)

保険業界のインターン選考では、まずエントリーシート提出が求められます。「インターンに参加したい理由」「学生時代に頑張ったこと」など、基本的な質問にはしっかり回答できるよう準備しておきましょう。

インターン選考の段階では、まだエントリーシートを書き慣れていない人が多いです。書き方に不安を感じたら、キャリアセンターなどを活用して第三者にチェックしてもらいましょう。

生保の志望動機作成について詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

Webテスト

保険業界のインターン選考で、Webテストが課されることがあります。SPIや玉手箱のような一般的なWebテストの場合もあれば、企業独自のテストが用いられることもあります。

OB・OG訪問や就活の体験をまとめたサイトなどを活用して、問題形式などを早めに調べ、対策を始めるようにしましょう。

面接

保険業界のインターンシップ選考では、面接が行われることも少なくありません。正しいマナーや言葉遣いをしっかり身に着け、姿勢・表情・身だしなみにも気を遣うようにしましょう。

インターンシップ選考の段階では面接に慣れていない方がほとんどなので、事前に練習を重ねておくと安心です。

保険業界インターンの探し方

企業のホームページを見てみる

志望企業がある程度絞れているなら、企業のホームページをチェックしてみてください。ほとんどの企業が、新卒採用ページにインターンシップの募集情報を掲載しています。

実施時期・応募の締め切り・選考プロセスなどは、できるだけ早いうちに確認して、それまでに対策をしておく必要があります。

ホームページに記載がなくてもインターンを募集しているケースもあるので、メールフォームなどで問い合わせてみるのもいいでしょう。

大学の窓口で相談する

大学を通してインターンシップの募集をする企業も少なくありません。大学の窓口で相談すれば、保険業界の企業のインターンシップ募集を紹介してもらえるでしょう。

OB・OG訪問で相談する

就活の一環で、OB・OG訪問をしている就活生も多いと思います。OB・OG訪問の際に、インターンシップ募集について聞いてみるのもおすすめです。

インターン紹介サービスを利用する

志望企業が絞れていない場合は、インターンシップ専門のサービスを利用するのがおすすめです。インターンシップの募集情報が集約されているので、幅広い選択肢の中から選ぶことができます。

専門のサービスを使えば、業界・職種・勤務地などから条件に合うインターン募集を絞り込むことも可能なので、効率よく自分の希望に合ったインターンを探すことができるでしょう。

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最後に

保険業界のインターンシップ参加を希望する就活生は多いため、選考を通過するのは簡単ではありません。まずは先輩の体験談を読んでみたり、募集情報をチェックするなどしてみてください。早めに情報収集を始めて、対策を考えていきましょう。


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