気になっているインターンが複数あっても、「インターンに行き過ぎるのはよくないのでは?」と不安になる方は多いでしょう。この記事では、複数のインターンに参加することのメリットとデメリットを詳しく解説します。
- ・インターンの複数参加は当たり前!ただし「行き過ぎ」には注意
- ├短期インターンなら多数参加も簡単
- └インターン参加数の平均はおよそ5社
- ・インターンに行き過ぎることのデメリット
- ├他の活動に使う時間が減る
- ├人間関係を深めにくい
- └中途半端な経験になりやすい
- ・複数のインターンに参加するメリット
- ├企業に関する知識が増える
- ├ビジネス経験を多く積める
- ├広い交友関係を築ける
- └内定を得る機会が増える
- ・複数のインターンに参加する際のコツ
- ├目的を明確にする
- ├経験を次に活かす
- └綿密にスケジュールを管理する
- ・最後に
インターンの複数参加は当たり前!ただし「行き過ぎ」には注意
結論から言えば、複数のインターンに参加することはまったく問題ありません。そもそも、インターンの意義は「仕事を知ること」にあります。複数企業でのインターン参加によって、さまざまな業界・職種を比べられるため、自分に合った仕事を選びやすくなります。
短期インターンなら多数参加も簡単
1日~1週間程度で完結する短期インターンであれば、他のスケジュールとの調整がしやすく、負担も比較的小さいので、複数のプログラムに参加できるでしょう。また、数ヶ月以上の長期インターンを予定している場合でも、経験を積むためにまずは短期インターンに参加するのがおすすめです。
短期インターンは説明会に近いものが多く、WEB上での開催であればより簡単に参加できるため、複数参加に適しています。自分の就活の準備状況やインターンの参加目的を踏まえ、参加するインターンを選びましょう。
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インターン参加数の平均はおよそ5社
インターンに複数参加するのがよいと言われても、目安がわからないという方もいるでしょう。新卒生のインターン参加数の平均は、約5社となっています。複数企業のインターンに参加するのが一般的であることが数字からもわかります。
しかし、参加数以上に大切なのが、インターンのプログラム内容です。適当に応募を増やすのではなく、募集要項をよく読んだうえで、目的に合ったプログラムにエントリーすることを優先しましょう。
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インターンに行き過ぎることのデメリット
複数のインターンに参加することは、基本的にプラスに働きます。しかしデメリットが発生する場合もあるので、必要以上の「行き過ぎ」が起きないようにしましょう。
他の活動に使う時間が減る
インターンに行き過ぎると他の活動に使う時間が減ってしまい、学業や生活に支障が出る場合があります。学業やアルバイトと両立させるためにも、インターンに応募する際はバランスを考えて決断しましょう。
対策としては、以下のようなものが挙げられます。
・アルバイトを一旦やめて有給のインターンに参加する
・就活が本格化する前に学校の単位をなるべく取っておく
・就活経験者の知り合いにアドバイスをもらいながら効率よく就活を進める
自分に適した対策をとって、インターンに使える時間を増やしてみてください。
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人間関係を深めにくい
インターンに行き過ぎると、1つ1つのプログラムで出会った人たちと濃い関係を作るのが難しくなります。例えば、一緒に参加した学生とその後に情報交換をしたくても、多くのプログラムに参加していれば時間が足りなくなるでしょう。また、企業の担当者から連絡があった際にも、ほかのインターンで忙しければすぐに返事を返せないかもしれません。
複数のインターンに参加することは悪くありませんが、有意義な活動になるよう無理に詰め込みすぎないことが大切です。
中途半端な経験になりやすい
インターンに行き過ぎてしまうと、学んだことを吸収しきれず中途半端な経験になってしまいがちです。企業担当者からのフィードバックを受け止め、自身の成長につなげたり就活の軸を見直したりする時間がなければ、せっかくの経験がムダになってしまいます。
インターンで学んだことは、すぐにメモしておきましょう。見返すだけで学んだ内容が分かるようにしておくと、エントリーシートの作成や面接対策に活かしやすくなります。
複数のインターンに参加するメリット
インターンの行き過ぎには要注意ですが、複数のインターンに参加すること自体は多くのメリットがあります。ここでは、主なメリットを4つ紹介します。
企業に関する知識が増える
複数のインターンに参加することで、企業に関する知識をより多く得られます。
長期インターンでは社員と交流できる時間が長く、業務についての知識だけでなく、業界全体のことも知る機会があるでしょう。短期インターンでも、説明会や質疑応答の時間を通して社員の生の声が聞けます。
志望企業を決める際の判断材料は多いほどよいので、志望業界が決まっていてもいなくても、情報収集の場としてインターンは大きな価値を持ちます。
ビジネス経験を多く積める
複数のインターンに参加することで、より多くのビジネス経験を積むことができます。学生のうちは本格的にビジネスを経験する機会があまりないため、実務を経験していることは大きなアドバンテージになります。
アルバイトでもある程度のマナーを学ぶことはできますが、どうしても立場が「学生」ということで緩くなりがちです。バイト先とインターン先の違いなどを実感するのも、よい経験になります。
インターンに複数参加すると、企業や業界による文化の違い、細かいマナー等の理解が深まります。本選考前に社会人としての経験を積んでおきたい方には、インターンの複数参加がおすすめです。
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広い交友関係を築ける
同じインターンに参加した人と交流すれば、交友関係を広げることができます。就活仲間が欲しい方にはピッタリです。
また、プログラム内で社員と話せる場合には、就活生同士だけでなく社員との関係も築くことができます。社員と積極的に会話しておくと印象に残りやすくなり、本選考でプラスに働く可能性があります。
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内定を得る機会が増える
インターンは企業の採用活動の一環として活用が広がっており、インターン参加者に対して選考の優遇をする企業も増えてきています。特に外資系企業やベンチャー企業はインターンを重視する傾向にあり、インターン参加が選考応募の必須条件とされる場合もあるほどです。
選考優遇の方法としては、書類選考の免除や早期選考の案内などが挙げられます。インターンの複数参加によって、内定を得るチャンスが広がるといえるでしょう。
複数のインターンに参加する際のコツ
インターンの複数参加にはメリットも多いですが、安易に応募件数を増やしても時間を消費するだけです。コツをしっかり押さえ、有意義なインターンにしましょう。
目的を明確にする
まず、インターン先で自分が何をしたいのかを明確にしてから参加するようにしましょう。
短期インターンであれば、「インターン先の企業の方針や社員に求めることを理解する」「企業についての疑問を質疑応答の時間で解決する」などが具体的な目的として挙げられます。長期インターンであれば、「希望する業界で実務経験を積む」「自己PRに使える成功体験を得る」などが挙げられるでしょう。
自身の目的とプログラム内容がマッチしているかどうか、事前に見極めることが大切です。
経験を次に活かす
インターンではさまざまな経験を得られますが、ただ参加するだけでは成長につながりません。学んだ内容をメモに残すなど工夫し、プログラム終了後にも復習できるようにしましょう。
インターンの現場では簡易なメモで問題ありませんが、自宅に就活用のノートを1冊持っておくのがおすすめです。インターンでメモした内容を整理して書き直せば、よい復習になるほか、自分専用の就活情報誌ができあがります。
綿密にスケジュールを管理する
インターン複数参加を成功させるうえで、もっとも大切なのがスケジュール管理です。インターンだけでも時間がかかるうえ、アルバイトや学業と並行して取り組むとなれば、日程や時間の調整が必要になるでしょう。
インターン先の業務のなかでも、締め切りが設定されることは少なくありません。スケジュール帳やカレンダーアプリを使って、予定を細かく管理するのがおすすめです。
最後に
インターンの参加には時間も体力も必要なので、無闇に参加件数を増やせばよいというわけではありません。しかし、コツさえ把握して参加すれば大きなメリットが得られるので、目的に合ったインターンプログラムがあった場合は積極的に参加を検討しましょう。
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