学生生活も終わりに近づき、いよいよやってきた就職活動シーズン。
ここで自分の希望通りの企業に就職できれば、今後の人生も明るいものになりそうですね。
学生のみなさんにとっては正念場と言えますね。
ただ、皆さんは本当に志望する企業のことについて知っているでしょうか?その企業の財務体質や業界での立ち位置、売上高や将来性など・・・。
また、そもそも皆さんは本当に行きたい業界に出会えているのでしょうか?すべての業界を研究したという就活生は少ないと思います。
そこで、そんなみなさんの就活を本当の意味で成功へと導くためにオススメしたいのが今回紹介する「業界地図」という書籍。
まだ業界地図についてよく知らないという方もいると思いますが、これを活用するとしないではその結果が大違いなのです。
業界地図を利用することにいったいどのようなメリットがあるのか、この記事で解説していきましょう。
「業界」について知ることができる
まずもっとも大きな理由は、業界について基礎的な知識を得られるということです。
みなさんの中にはすでに就きたい職種を決定されている方もいるかもしれなませんが、業界についてはどの程度知っていますでしょうか?
実はここには大きな落とし穴があり、自分の理想像とは違う業界に入ってしまうと、入社前と入社後のギャップに苦しんでしまうことになります。
それにも関わらず、日本にどれくらいの業界があるのかについてしっかりと把握している就活生は決して多くありません。
業界地図には、日本に存在している業界の基礎的な情報が網羅されています。
どのような業界があり、どのような事業を行っているのかについて勉強できるようになっているのです。
まずは、就活の第一歩として世の中にある業界について知ることで、今後の就活の幅を広げることができるでしょう。
これから伸びる業界を把握できる
皆さんも知っている通り、経済や景気の流れは毎日大きく変化しています。
この流れを正確に知ることはビジネス的な視点から見ると必須条件です。
しかし、これはビジネスマンだけではなく、就活生にも言えることなのです。
これを知らないと、安泰だと思って入社した企業が数年後に倒産・・・なんてこともあり得るのです。
特に、将来の経済動向によってどのような業界が伸びていくのか、ということに注目しましょう。
理由や目的があって衰退産業への就職を希望する人もいるかもしれませんが、安定志向の就活生にとっては何も知らないと後で後悔することになりかねません。
そのため、業界地図によるリサーチが就活には必要であると言えます。
この本には具体的な理由とともに、これから発展している企業が分かりやすく紹介されています。
また、様々な統計データも記載されているので、自分なりに分析してみるのも良いでしょう。
オリジナルの分析は就活の面接では大きな武器にもなりますよ。
業界内での関係を把握できる
就活生のみなさんは各業界のトップの企業をしっかり把握しているでしょうか?誰もが名前を聞いたことのあるような会社であっても、業界内でのシェアは小規模というパターンも多くあります。
業界情報を知らない就活生は「CMをやっているような有名な会社」を志望してしまいがちですが、実は知名度の低い企業がその業界をリードしているということもあるのです。
そのようなことを把握せず、自分のイメージだけで企業を選んでしまうのはとても危険なことです。
業界地図には、業界内での企業関係図が詳細に説明されています。
どの会社が大きなシェアを担っていて、どの会社同士が協力関係にあるのか、何も知らない方でもしっかり理解できるようコンパクトにまとめられています。
本格的な就活前に業界内の各企業の立ち位置をしっかり把握しておくことで、新たな選択肢に出会える可能性も広がりますよ。
時事問題について詳細に知ることができる
就活において必要になる知識はさまざまですが、中でも必須なのが時事問題。
今世間ではどのような商品が流行しているのか、国際政治はどのような動きを見せているのか、新しい技術についてなど、実際の就活の面接でも聞かれることが多々あります。
そのような時事知識について体系的に学ぶのにぴったりなのが、業界地図です。
業界地図の中には、いま注目するべき時事問題が詳細解説つきでわかりやすくまとめられているからです。
さらに、その事柄にはどのような業界が関連しているのか等の会社選びの参考となる情報も掲載されています。
志望動機に時事問題等を絡めて話すことができれば、とても大きなアピールポイントになりますよ。
就活のアピール材料になる
これまで紹介してきたように業界地図には便利で参考になる情報が沢山載っています。
それにも関わらず、業界地図をしっかり読んでいるという就活生はとても少ないです。
多くの就活生が自分自身や世間のイメージに流されて企業を選んでしまっています。
そんな状況の中、業界地図をしっかりと読み込み、その情報を自分の知識として話せるようにすることで、面接において他の就活生に大きな差をつけることができるでしょう。
業界地図を読むというひと手間をかけるだけで、他のライバルに差をつけられるのであれば、読まない手はないですよね。
もちろん、その後にされる面接官からの質問にも答えられるように業界地図で得た情報に自分の考えを付け加える等のブラッシュアップをしておきましょう。
まとめ
説明会に毎日足を運ぶことや自己分析をすることばかりが重要視される就職活動。
しかし、本当に大事なのは「志望する企業についてしっかりと知る」ことです。
企業の面接官も「本当に自社について研究してきているのか」ということを重視しています。
企業とその業界を研究するのに業界地図は最適のアイテムなので必ず活用しましょうね。
企業を知ることで面接で有利になるだけではなく、自分が本当に行きたい会社・業界について広い選択肢を持って考えることができます。
自分が本当に心から納得した企業に出会うためにも、就活生の方は業界地図をしっかり読んでくださいね。
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