バイトをやめたいけど言えない、言い出せないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか?「生活環境の変化」「学業を優先したい」「仕事が合わない」など、アルバイトを辞める理由は色々あると思います。しかしどんな場合であれ、折角採用されたアルバイトを辞めるということは、なかなか伝えづらいものですよね。
とくに理由がなかったり、「人間関係が辛いから」という場合は伝えにくさも倍増です。いつまでに誰に伝えればいい?メールやLINEでもいいの?とわからないことも多いでしょう。そこで今回は、アルバイト先に迷惑をかけず、円満に辞めるための上手な伝え方・マナーをご紹介します。
- ・バイトのうまい辞め方
- ├1ヶ月前までに伝える
- ├上司に伝える
- └対面で直接伝える
- ・辞め方の例
- ├大学(ゼミなど)が忙しい
- ├就活で忙しくなる
- └部活・サークルが忙しい
- ・こういった時はどうすればいい?
- ├辞める理由がない、もしくは言いにくい
- ├上司に引き止められた
- ├損害賠償や違約金を払えと言われたら?
- └緊急事態!すぐにバイトを辞めなければならない時は?
- ・こんな辞め方は絶対NG!
- ├急に辞める
- ├人づてに辞める
- ├何も言わず辞める
- └バイト先の悪口をSNSなどに投稿しない
- ・まとめ
バイトのうまい辞め方
1ヶ月前までに伝える
バイトを辞める時は、最低でも辞める日の1ヶ月前までに申し出るようにしましょう。民法上では「2週間前」に申し出れば退職できることになっていますが、仕事の引き継ぎや新しいアルバイト探し、新人さんの教育期間を考えると一ヶ月前が妥当です。
上司に伝える
いつも一緒に仕事をしている直属の上司や、自分のやっている仕事の管理者・責任者に伝えましょう。
例えば
・お店の場合は「店長」
・塾の場合は「室長」
・コールセンターや物流センターなどの場合は「SV」や「リーダー」
対面で直接伝える
基本的に「直接」「口頭で」伝えます。電話やメール、LINEなどで退職の旨を伝えることは、こちらの一方的な言い分を突きつけることになります。相手方の話や相談を受け入れない姿勢はとても失礼に当たります。勇気がいることですが、頑張って直接伝えましょう。
言いにくい場合は、先にメールなどで「直接話したいことがあるので、今度お時間を頂けますでしょうか」と、ワンクッション置くのも手です。この時に、誤って「退職したいのでお時間頂けますでしょうか」と、先に退職の旨を伝えないように気をつけましょう。
辞め方の例
大学(ゼミなど)が忙しい
ありきたりですが、本音建前ともによく辞める理由として使われるのが学業です。留年しそう、卒業できなさそうだと言われると、上司も引き止めにくいです。
「大学のゼミ活動が忙しくてアルバイトとの両立が厳しいです。学業に専念したいのでアルバイトを辞めさせていただきます。」
「実験が忙しくて、このままだと留年しそうです。大変申し訳ないのですが、学業に専念したいのでアルバイトを辞めさせていただきます。」
就活で忙しくなる
インターンシップは全学年対象のものもあるので、1年生も建前の理由としても使うことができます。
「これから就活に向けてインターンシップの参加などで忙しくなるので、アルバイトを辞めさせていただきます。」
「志望企業の長期インターンシップに参加するので、アルバイトを辞めさせていただきたいです。」
部活・サークルが忙しい
「サークルの幹部になり、サークル活動が忙しいので、アルバイトを辞めさせていただきたいと思います。」
こういった時はどうすればいい?
辞める理由がない、もしくは言いにくい
やめたい理由がどうしても言いづらい場合やプライベートに関わるような理由なら言わなくても構いません。しつこく理由を聞かれたりやめる理由を伝えなくてはいけないときには、「学業を優先したくて」「就活が忙しくなって」などと当たり障りのない理由で答えればよいでしょう。
上司に引き止められた
人手が足りないから、店が回らなくなるなど様々な理由で上司が辞めるのを考え直すよう引き止めてくる場合があります。ここで決意を改めてしまうと、そのままズルズルとバイトを続けることになってしまうことがあります。上司に申し訳ないと思う人もいると思いますが、辞めると決めたらきっぱりと自分の意思を伝えましょう。
損害賠償や違約金を払えと言われたら?
自分の意思でアルバイトを辞める権利は、すべての人に保障されています。辞めることでバイト先に迷惑をかけたとしても、損害賠償や違約金を払わなければならないということはありません。
もし契約書に「違約金の支払いが必要」というような記載があっても、支払う必要はありませんので安心してください。話し合いが険悪なムードにならないためにも、辞めることを伝えるタイミングには気を配りましょう。
緊急事態!すぐにバイトを辞めなければならない時は?
事故にあってしまったり、家族の入院の付き添いをしなければならなかったり。学生の場合は家族の転居についていかなければならなかったりと、緊急事態でどうしてもすぐにアルバイトを辞めなければならない場合もあると思います。
その時はまず、上司に正直に事情を話して相談しましょう。仕方のないことですし、了承してくださるはずです。場合によっては休職扱いにしてもらって、アルバイトできる状態になったら戻ってきてもOKとなる場合もあります。まず、「自分がどうしたいのか」を決めてから、上司に相談すると良いでしょう。
こんな辞め方は絶対NG!
急に辞める
自分はバイトを辞めて関係なくなるからといって「今日で辞めるので明日から来ません」と急に辞めるのは絶対に止めましょう。世間は意外と狭いものです。思わぬ横の繋がりがあったりすると自分が不利になりかねません。
人づてに辞める
自分はシフトが入ってないからといって人づてに辞める旨を伝えるのはやめましょう。いいにくいかもしれませんが、直接上司に辞めることを伝えたほうが良いです。金銭的に余裕があってどうしても自分じゃ言い出せないという人は退職代行サービスなどの利用を考えてみてもいいでしょう。
何も言わず辞める
この辞め方は一番やってはいけません。バイト先に迷惑がかかるだけでなく、顧客にも被害が及ぶ場合があります。辞める時は常識的な対応を取りましょう。
バイト先の悪口をSNSなどに投稿しない
辞めた後にバイト先の人や仕事内容の悪口を言いふらしたり、SNS等に投稿するのもやめましょう。ブラックバイトなどはまた別の話になりますが、一方的な悪口や愚痴を広めるのは営業妨害にもなります。場合によっては法的措置を取られることもありますので気をつけましょう。
まとめ
・辞める時は上司に口頭で伝える
・言いにくい時はワンクッション置く
・突然、一方的に辞めない
バイトといっても「アルバイト契約」を結んだ立派な仕事です。礼を欠いた行動はお互いのためになりませんし、それ以降店の近くには行けないなど、自分の行動範囲をも狭めることになります。「お世話になった」気持ちを忘れずに、感謝の気持ちを伝えましょう。円満に辞めることができれば、今後も意外な縁で繋がるかもしれませんよ。
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