ハローワークは大学生の新卒就職でも使える?

新卒採用で求人情報を探す方法として、一番はじめに思いつくのは、「就職情報サイト」でしょう。また、大学に来る求人票から応募をする人もいると思います。

では、「ハローワーク」はどうでしょうか。はじめから、利用しようとする学生の方はあまりいないのではないでしょうか。

ハローワークは失業した方、仕事を辞めた方が行くところというイメージがあるかもしれませんが、実は新卒の方向けのサービスも充実しているんです。ここでは、新卒就活でハローワークを賢く活用する方法をお伝えします。

ハローワーク
目次

ハローワークについて

新卒ハローワークとは?

「新卒ハローワーク」とは、学生の方や卒業後3年以内の方を対象として、就職活動のサポートをしてくれる公的機関です。正式には「新卒応援ハローワーク」といい、すべての都道府県に設置されていますので、近くの新卒ハローワークを見つけて訪問してみると良いでしょう。

新卒ハローワークの役割

ハローワーク全般に言えることですが、就職活動に困っている方を支援するセーフティネットの役割を持っているのが、ハローワークです。公的機関ですので、「就職率を上げる」「安定して労働力を社会に対して供給する」という役割も担っています。

その中で新卒ハローワークは、大学生や大学卒業後3年までの若者を対象としており、就活に関わる様々なサービスを受けられるところです。

紹介会社が行う新卒紹介とどう違うの?

紹介会社のしくみ

紹介会社が行う新卒紹介は、1件紹介が決まる(学生のみなさんにとっては、内定が出て、それを承諾する)度に紹介料が発生します。つまり、求人を出した企業は、紹介会社にお礼の支払いをする仕組みになっているのです。そのため、人材採用にしっかりと予算(お金)をかけられる企業でないと、紹介会社を利用ができないのが現状です。

また、就職情報サイトに求人情報を掲載するのにも、企業側はお金がかかります。こうして、紹介会社や就職情報サイト運営会社には、1社あたり数万円から、時には一千万円を超えるようなお金が支払われているのです。

ハローワークのしくみ

これに対して新卒ハローワークは、無料で求人を出せるので、幅広く求人が集まってくるのが特徴です。「採用にお金をかけないということは、経営の厳しい会社なのではないか」と心配になる方もいるかもしれません。しかし、採用にお金をかけないからといって、直ちに経営が厳しいとか、お金のない企業だと判断しない方が良いでしょう。

無料で求人を掲載できるので、会社の質もまちまちではありますが、窓口の方に相談をしながら、自分の希望に合った求人を見つけることは可能です。紹介会社や、就職情報サイトにない求人を見つけようと思ったら、新卒ハローワークを利用してみるのも手でしょう。

新卒ハローワークで受けられるサービス

では、具体的に新卒ハローワークではどのようなサービスが受けられるのでしょうか。ここではその詳細をご紹介します。

求人情報の提供

全国各地の求人情報をWEBで見られるのはもちろんですが、新卒ハローワークの窓口に行けば、WEBに掲載していない求人を紹介してもらうこともできます。全国どこの求人でも紹介してもらえますので、Uターン就職の際などにも便利です。

また、条件面など不明なことがある際は、ハローワークの職員の方を通して確認してもらえる場合が多いので、自分で直接企業に確認をするよりも気分的に楽でしょう。

担当者が就活をサポート

新卒ハローワークの大きな特徴として、「ジョブサポーター」と言われる職員の方が担当についてくれることが挙げられます。毎回同じ方が担当してくれるため安心感がありますし、継続的な支援を受けられることがメリットです。

具体的には、応募先の選定や就活の進め方についての相談、エントリーシートの作成相談や面接指導などが受けられます。

カウンセリング

希望すれば臨床心理士によるお悩み相談も受けてもらえますので、一人で悩まずに相談してみましょう。

相談者の希望を踏まえて、今までWEB求人情報が載っていない企業に対して、求人を出していないか確認をしたり、求人を出してもらえるように働きかけをしたりしてもらえる場合もあります。

各種セミナー

新卒ハローワーク主催の合同面接会や、企業説明会に参加することもできます。「労働法について」「仕事においてのコミュニケーションの取り方」など、学校の就職関連講座にはあまりないようなテーマでセミナーを行っている場合もありますので、興味があれば参加するとよいでしょう。

適職診断テストが受けられる

新卒ハローワークでは、さまざまな適職診断テストが受けられます。「やりたいことがわからない」「志望業界や職種が定まらない」という方は受けてみるといいでしょう。ハローワークで受けられるのは次のようなテストです。

①VPI職業興味検査:
160個の職業名に対する興味の有無を回答することで興味のある分野を特定します。

②厚生労働省編 一般職業適性検査(General Aptitude Test Battery: GATB):
言語能力や数理能力など、適性能を測定するテストです。

③職業レディネス・テスト(Vocational Readiness Test: VRT): 興味のある分野や自身の志向性を測定するテストです。

就活の支援

新卒ハローワークには、応募書類の添削サービスもあります。志望動機や自己PRの書き方がよくわからないという就活生は、相談してみるといいですね。

さまざまな職員が面接官役をしてくれる、模擬面接も受けることができます。面接が苦手という方は、この模擬面接の機会を利用して練習するのがいいでしょう。

就職後のサポート

新卒ハローワークは就活だけでなく、アフターケアサービスも行っています。就職後に人間関係で悩んだり、仕事の悩みがある場合は相談することが可能です。

新卒ハローワーク利用の流れ

ここまでの内容を読んで「新卒ハローワークに行ってみたい」と思っても、どう利用すればいいのかわからず、躊躇してしまう就活生も多いと思います。ここでは登録方法や利用について解説します。

利用者登録

利用するためにはまず、新卒ハローワークの窓口に行きます。初回は学生証の提示を求められる場合もあるようなので、学生証は持っていくようにしましょう。服装はスーツでなく私服でもかまいません。

窓口で「初めてハローワークに伺ったのですが…」と言うと、「求職申込書」を記入するように案内されます。申込書を提出し、「ハローワークカード」を作成しましょう。カードを発行してもらうことで、利用者登録ができます。

このカードは求人紹介などで必要になりますので、新卒ハローワークを訪問する際には忘れないようにしましょう。

応募先の相談

気になる求人を見つけた場合には、職員の方に「この企業に応募したいです」と声をかければ対応してもらえます。具体的には、求人に応募するのに必要な「紹介状」を発行し、交付してもらえます。

適職診断も受けてみよう

「求人を見ても、どこに応募していいのかわからない…」といった就活生もいるかもしれません。そのような場合は、まず「キャリア・インサイト」という診断ソフトを利用したテストを受けてみましょう。

職業興味や能力についての診断を受けることができ、診断結果からアドバイスを受けることも可能です。これらの就職支援はすべて無料で受けられますので、遠慮することなく活用すると良いでしょう。

最後に

ハローワークに対して「学生が行くところではない」というイメージを持っていた就活生の皆さん、少しはそのイメージが変わりましたか?

民間企業・公的機関が、就活生を応援する様々なサービスを提供しています。そのひとつとして、「新卒ハローワーク」も賢く活用し、就活を成功させましょう。


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