大学院生こそインターンシップに行くべき!参加のメリットや選び方を解説

「スケジュール的に無理そうだからインターンシップには行かない」と考える院生は多いですが、忙しい大学院生こそ効率的な就活をするためにインターンシップを活用すべきです。ここではインターンシップのメリット、探し方、注意すべきポイントなどについて解説します。

大学院生こそインターンシップに行くべき!参加のメリットや選び方を解説
目次

大学院生がインターンシップに行くべき理由

効率的に就活ができる

2年間で授業・勉強、研究室での研究、就職活動、研究論文の準備などをこなしていくのはなかなか大変です。

インターンシップに参加すると短時間で業界・企業・職種について理解を深めることができるので、業界研究や企業研究の時間を短縮でき効率的に就活を進めることが可能となります。

自分の研究をアウトプットする場で実務的な経験が積める

インターンシップに参加することで、自分の研究内容を実務としてアウトプットしより学びを深めることができます。研究だけではどうしても研究論文の説得力が弱い場合もありますが、業務で実務としてアウトプットできていれば、論文での説得力も増しますし、有益なデータを得ることもできます。

研究室の仲間や教授以外の意見を聞くことができる場があれば、自分自身の学びにも有益でさらに深い考察ができるはずです。

有給インターンならアルバイト代わりになる

院生にはアルバイトで生活費や学費を稼いでいる人も多いですが、授業・研究・就活・アルバイト、すべてこなそうとすると時間が足りません。企業や内容により異なりますが、中には有給のインターンシップもあります。

専門分野と関連のある業界で、給与も出るインターンシップを選択すれば、研究に役立つ経験をしながらお金を稼ぐこともできるのです。

大学院生におすすめのインターンシップの特徴

研究と両立できるインターン

インターンが忙しくて単位を落としたり研究が疎かになるのは避けたいものです。インターンの実施期間や拘束時間を考慮して、研究と両立できるインターンを選びましょう。

1Dayや2〜3日で完結する短期インターンならスケジュールに組み込みやすいでしょう。長期インターンの場合は、曜日、時間、頻度などに融通が利くインターンシップを選びましょう。

長期インターンは「週2回以上なら何曜日でもOK」「原則は月曜日と水曜日だけど試験前は休んでOK」など、融通が利くこともあります。

専門分野に関われるインターン

院生は自分の専門分野に関わるものや、研究内容を実践できる業務内容のインターンシップを選ぶようにしましょう。インターンシップのために覚えることが多かったり、新たに勉強すべきことがあっては余計な時間を割くことになります。

インターンを単位として認める大学もある

インターンシップを単位として認めている大学もあります。大学が認定しているインターンプログラムに限定している大学もあれば、インターンのジャンルや内容を限定している大学 もあります。

いずれにしても忙しい院生にはおすすめの制度なので、インターンが単位として認定される制度があるか就職課などで問い合わせてみるといいでしょう。

大学院生が就活で注意すべきポイント

研究だけで突破できるほど就活は甘くない

大学院生は研究がメインとなりますが、研究でいい成果をあげれば就職できると考えるのは危険です。就活の選考では、勉強してきたこと、人格、将来性などを総合的に見られます。研究成果はもちろん評価されますが、それ以外に志望動機や自己PRの内容を充実させることも大切です。

提出書類のクオリティをあげ、面接で説得力あるアピールをするために、インターンでの経験は役立ちます。研究に関連のあるインターンシップなら、研究にもプラスの影響がありクオリティを高められるでしょう。

就活で出遅れないよう注意

研究が忙しい大学院生の中には、就活のスタートが遅くなり出遅れてしまう人が多いです。インターンシップは夏の時期だけで冬には実施しない企業も多いので、スタートが遅れると、希望条件に合ったインターンを見つけるのが難しくなります。

秋以降は学会や発表などが増えるため、スケジュール調整も難しくなります。時間に余裕のある夏前から長期インターンに参加しておくと、忙しくなってからも続けられるよう企業が出勤スケジュールを融通してくれる可能性が高いです。

いつから始めようかと考えているうちにスタートが遅くなり、「自分の志望する企業や職種のインターン募集が終わってしまっていた」ということもあり得ます。長期インターンは時期に関係なく通年で募集していることが多いので、なるべく早い時期からインターンシップの募集情報をチェックしておくようにしましょう。

選択の幅を広げておく

インターンシップを探すときは、選択肢を絞りすぎないよう注意してください。人気の企業や職種のインターンは、選考の基準が高く倍率もかなり高くなります。「この業界・企業にしか興味ない」と範囲を絞りすぎてしまうと、一つもインターンに参加できないまま就活に挑むことになる可能性が高いです。

ちょっと興味のある業界や企業まで範囲を広げて、なるべくたくさんのインターンシップに応募してみるのがいいでしょう。日程調整が可能なら、長期インターンと並行して複数の短期インターンに参加してみるのもおすすめです。

文系大学院生にはインターンがおすすめ

学部推薦や学科推薦がある理系院生とは違い推薦枠があることが少ない文系院生は、とくに就活で出遅れることがないよう注意が必要です。

研究者・技術者として採用枠がある理系院生とは違い、文系大学院生は専門性を評価される就職先も限られます。積極的にインターンシップに参加して、自分の強みを発揮できる企業や職種についてのリサーチをしておきましょう。

最後に

忙しい大学院生こそ、短時間で効率的に就活ができるインターンに参加すべきです。推薦で決めてしまっていいのかと迷う際にも、インターン経験があると判断材料が増えて役立つでしょう。研究との両立ができるインターンもたくさんあるので、できるだけ早い時期から情報収集を開始し積極的に参加してみてください。

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