「ゲームで遊ぶことが好き」「人を楽しませることが好き」「好きなことを仕事にしたい!」という思いから、ゲーム業界を志望する方も多いのではないでしょうか?
しかし、志望動機の内容が「ただゲームが好きなだけ」では、面接にすら到達できないでしょう。ここでは、就活生に人気の高いゲーム業界の志望動機の書き方について、押さえるべきポイントを解説します。
- ・ゲーム業界について
- ├変化と成長が続くゲーム業界
- └ゲーム業界の職種
- ・志望動機を書く前に
- ├自己分析をしてみる
- └ただ遊んだのではなくそこから何を感じたか
- ・志望動機を書くときのポイント
- ├なぜゲーム業界に入りたいのか
- ├なぜその企業に入りたいのか
- └自分のどんな力をいかせるか
- ・「志望動機」の説得力をあげるために
- ├ゲーム好きやゲームをたくさんやったことのアピールだけではNG
- ├独自の個性や好きなことをアピール
- └ゲーム業界にインターンに参加してみる
- ・ゲーム業界の志望動機例文
- ├人を楽しませたい
- └将来のゲーム業界も見据えて
- ・最後に
ゲーム業界について
変化と成長が続くゲーム業界
世界中でゲームの人気は高く、ゲームの市場規模は成長を続けています。近年はインターネットやスマートフォンの普及により、オンラインゲームやゲームアプリの需要が伸びています。
VR技術なども導入されて新しい市場がどんどん広がっており、ゲーム業界は今後も成長を続けることが予測されます。
ゲーム業界の職種
ゲーム業界にはさまざまな職種があります。新しいゲームの企画を考える「ゲームプランナー」や実際にゲームを開発する「プログラマー」、ゲームを宣伝・販売する「セールス」が主な職種です。
他にもデザイナーやプロデューサーなどがいる場合もあります。自分がゲームのどんな場面に関わり、どんな仕事がしたいのかをじっくり考えてみましょう。
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志望動機を書く前に
自己分析をしてみる
まず、なぜゲーム業界で仕事をしたいと感じたかを考えてみましょう。これまで自分がやってきたこと・好きなことを掘り下げることから始めます。
「小さいころからゲームが好きだから」だけではいけません。「ゲームのどんなところが好きなのか」「どんなきっかっけでゲームが好きになったのかなど」を思い出しながら、自分の興味や好きなことを明確にします。
ただ遊んだのではなくそこから何を感じたか
ただゲームで遊ぶのが好きというだけでは志望動機としては不十分です。ゲームで遊んだ上でどう感じたか、自分ならどのようなゲームを作りたいと思っているのかなどまで考えてみましょう。
「仕事としてゲームに携わりたい」という視点で、ゲームについて感じたことや学んだことなどを思い返してみてください。
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志望動機を書くときのポイント
ただゲームが好きなだけであれば、プロゲーマーやゲームショップの店員、ゲームセンターでの勤務でも良いと思われてしまいます。「ゲームが好きで、なぜゲーム業界のその企業を志望したのか」ということを明確に志望動機に記すことがポイントになります。
なぜゲーム業界に入りたいのか
なぜあなたはゲーム業界に入りたいのでしょうか?「営業担当として多く売りたいから」「プログラマーとしてゲームを作りたいから」。
どのような形でゲーム業界に関わりたいのかを明確にしておきましょう。「どんな仕事でも良いから」では説得力がありません。
なぜその企業に入りたいのか
また、数あるゲーム業界の中でも、なぜその企業を志望したのでしょうか?据え置き型・アーケード用・ゲームアプリなどさまざまなゲームの開発を行う企業や、それらすべてを開発している企業のなかで、なぜその企業でなくてはならなかったのかを伝えましょう。
自分のどんな力をいかせるか
「どれだけゲームが好きか」「どんなことがしたいか」ということも大切ですが、もう一つ大切なポイントが「会社にどんな貢献ができるか」ということです。
「こんなゲームがつくりたい」「こんな仕事がしたい」という夢を実現するために、あなたのどんな能力や資質をいかすことができるのか。採用担当者が「うちの会社で働いて欲しい!」と思うようなアピールを考えてみましょう。
「志望動機」の説得力をあげるために
ゲーム好きやゲームをたくさんやったことのアピールだけではNG
学生の中で、この「なぜその企業か」の問いについて、「小さい頃から御社のゲームが好きで」「御社のゲームの●●というキャラクターが好きで」という回答をする方は数多くいます。
しかし、こういった志望理由ではほとんどのメーカーは不採用にします。欲しいのは「その企業の熱心なファン」ではなく、今後のゲーム業界に対し、課題意識と明確なビジョンを打ち出すことのできるクリエイターなのです。
独自の個性や好きなことをアピール
ゲームメーカーなどでは、プログラマーだけでなく、ゲーム全体のプロデューサーや音楽を制作するチームなどさまざまな役割を担う人がいます。その中で、これまで自分が好きで携わってきたことをアピールしつつ志望動機につなげるのもおすすめです。
あるゲーム会社の社員は、「自分はこれまで音楽と映画が大好きで年間100本の映画を見てきました。映画内の音楽にも興味があり、どのような場面でどのような音楽を流すのが効果的かという卒業論文も書きました。そして、音楽と映像のどちらも同時に携わることができるのがゲームだと考え、ゲームの制作プロデューサーを志望しました。」という志望動機で見事内定を獲得しました。
ゲーム業界にインターンに参加してみる
実際にゲーム業界やゲームに関連のある企業で、インターンシッププログラムに参加するのもおすすめです。
学生インターンとしてゲームに関わる仕事を体験すれば、ゲーム業界やゲーム制作の仕事の理解も深まるでしょう。実際の経験を元にした志望動機は、説得力がぐっと高まります。
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ゲーム業界の志望動機例文
それでは、具体的なゲーム業界の志望動機の例文を見ていきましょう。
人を楽しませたい
「私は小学生のころから、人を楽しませることが好きでした。休み時間になると、いつもモノマネやオリジナルのギャグで友達を笑わせるのが好きで、いつも新しい楽しいことを考えていました。中学生になると、今でいう『リアル脱出ゲーム』のようなクイズを複数教室内に仕掛けてみることにハマりました。大学生になり、アプリの開発に興味を持ち、自身でいくつかのアプリ開発にチャレンジしています。これらの経験を活かし、リアルとデジタルの融合に力を入れている御社でのコンテンツ開発に携わりたいと思い志望いたしました。」
将来のゲーム業界も見据えて
「私は幼少期からあまりゲームでは遊んだことがありませんでした。どちらかというと外で走り回るのが好きでしたが、同級生は家の中でゲームをしている友だちが多く、私は疑問に思っていました。最近の小学生もあまり外で遊ばないといいます。それは、外で遊ぶことが危険だという理由もあるということを知り、もっと子供たちが走り回りながら、ゲームの楽しさも体験できる施設があればよいのではないかと考えています。そこで、回遊型ゲームの開発に力をいれる御社で、子どもたちが思いっきり体を動かしながら楽しめるゲームと施設の開発をしたいと思い、志望いたしました。」
最後に
ゲーム業界の志望動機は、ポイントを押さえないと「ただのゲーム好きアピール」になってしまいます。必ず「ストーリー」と「説得力」を意識するようにしましょう。
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