面接でガクチカが深掘りされるときは、どんなことを聞かれる?質問例と対策法を紹介!

学生時代頑張ったこと、いわゆるガクチカはESでも面接でも頻出の質問です。特に面接では必ずといっていいほど深掘りされるので事前に対策をしておく必要があります。深掘りの例と答え方のポイント、対策方法を解説します。

目次

ガクチカは一次面接から深掘りされる

企業の選考はエントリーシート→Webテスト→一次面接→二次面接→…→最終面接という流れで行われることが多くなっています。一次面接はまだ人数が絞れていないこともあり一人当たりの時間は短くなる傾向があります。この一次面接で聞かれがちなのが志望理由とガクチカです。特にガクチカは一次面接からがっつり深堀りされることが多いため早めの対策が必要となります。

ガクチカが深掘りされる理由

就活生の価値観を知るため

ガクチカがたくさんの企業の選考で重視される理由の1つは学生の価値観や人間性を知るためです。どうしてそれをやろうと思ったのか、どの部分に力を入れたのかを聞くことでその学生の考え方や価値観を測ることができます。

自己分析ができているか見極めるため

例えば声が小さく受け答えがはっきりしない学生がガクチカでコミュニケーション能力についてアピールした場合聞いていてあまりしっくりきません。自分のことをちゃんと分析して客観視できているのかを見極めるために深掘りされることがあります。

企業とマッチしているか知るため

チームで働く機会が多い企業の場合、協調性はあるのか、ある程度人に合わせることができるのかということを選考でみられます。このようにガクチカの深掘りを通して働く上で大切な要素がマッチしているのかを面接官は重視しているのです。

ガクチカを深掘りされるときの質問例

ガクチカを深掘りする際の質問はある程度決まっています。頻出のものは事前に考えておきましょう。

どうしてそれをしようと思ったのか?

経験のきっかけや理由を深掘りする質問です。ここでなんとなくという答えは好まれません。インターンであれば将来こういうことをやりたくてこんなスキルを身に着けたい思ったから、サークルの代表であれば先輩に向いていると勧められたからなどやろうと思った理由を確認しておきましょう。

大変だったのはどの部分か?

ガクチカの中で苦労したところを聞く質問です。ガクチカは経験の内容→大変だったこと→どう乗り越えたかという順番で書くのが定番なので比較的答えやすいと思います。何が大変だったのか、それをどう乗り越えたのかもまとめて答えましょう。

結果はどのように評価されたか?

周りからの評価を聞く質問です。どれだけ頑張っても独りよがりでは意味がありません。結果を話す際には数字を入れたり周りの人から実際に言われたことを加えることで説得力が増します。またこの質問によって学生の周りからどう見られているのかもわかるため人間性を見ることもできます。

その経験から何を学んだのか?

最もメジャーな深掘りです。頑張ったで終わってしまうと選考では意味がありません。その経験から学生が何を学んでどう活かしていくのかは面接官が重視するポイントなのでしっかり押さえておきましょう。

答え方のポイント

よくあるガクチカの深掘りパターンがわかったところで答え方のポイントも押さえましょう。

結論から話す

ガクチカに限りませんが面接ではわかりやすさが第一です。はじめに結論を話してしまうことで何が話したいのか伝わり、話が逸れることを防ぐことができます。

ダラダラと話さない

長々と話してしまうと結局何が言いたいのかわかりにくくなってしまいます。論理的に話すことを忘れずに簡潔にまとめましょう。

仕事につなげる

選考は一緒に働く人を探す場です。そのためどれだけ優秀でもそのスキルが仕事で利用出来なければ意味がありません。無理やり全ての質問を仕事につなげる必要はありませんが、困難を乗り越えた方法や経験から学んだことはその企業で活かせるものにしましょう。

ガクチカの深掘りに対応するためには?

なぜを繰り返す

事前に深掘り対策をするには自分のガクチカになぜを何度か繰り返すとよいです。例えばサークルの新歓イベントで例年の2倍集客したというガクチカであれば、

なぜ新歓イベントをやろうと思ったのか?
なぜ例年より集客できたのか?

と考えていくとエピソードに厚みを出すことができます。

模擬面接を行う

どれだけ頭で考えても実際に面接の練習をしておかないと、スラスラ話すことはできません。友達に協力してもらったり、就職支援課を頼ったりして面接の練習をしておきましょう。

自分の回答を録音する

自分ではわかりやすく話しているつもりでも録音して聞いてみると何が言いたいのかよくわからないといったことがあります。実際に一人でしゃべってみてそれを録音して聞くと自分の話し方のくせや直すべきポイントに気づけます。

最後に

面接でガクチカが深掘りされるときに聞かれる質問例と対策法を紹介しました。ガクチカはエントリーシートでも面接でも頻出の質問です。自信を持って答えられるように準備しておきましょう。


大学生・就活生イベントランキング


就活面接対策の記事一覧
就活の面接はぶっつけ本番で何とかなる?直前に効率よく対策するコツも紹介
就活の面接はぶっつけ本番で何とかなる?直前に効率よく対策するコツも紹介

就活中はすべきことが沢山あるので、面接を準備なしで受けて負担を減らしたいと思うかもしれません。しかしぶっつけ本番で面接に望むのはかなり危険です。この記事ではぶっつけ本番での面接を避けるべき理由と、短期間でも効果的な対策ができる面接の練習方法も紹介しているのでぜひ参考にしてください。 面接にぶっつけ本番で望むのが危険な理由 就活中の忙しさを考えると、ぶっつけ本番で面接を受けたいという気持ちはごく自然なものです。そう思ってしまう気持ちを抑えるために、ぶっつけ本番で面接を受ける危険性を解説するので、面接の特性を理解して適切な準備ができるようにしましょう。 面接と普段の会話は全く違うから 面接は口頭のコミュニケーションではありますが、普段の会話とは目的も形態も全く違います。筆記試験と同じように、面接に対しても試験を受けるにあたっての準備が必要不可欠です。 企業側はしっかり準備して選考している 企業は面接に対して念入りな準備をして臨んでいます。企業は事前準備をしっかり行って余裕を持っているので、就活生を細かいところまで審査することができます。 審査する側が余裕をもっている中で適切な受け答えをするためには、それなりの準備が求められます。そのためぶっつけ本番で臨むことはおすすめめできないのです。 自己アピールは特に準備が肝心 面接では自己アピールをしてくださいと言われることが非常に多いです。この質問に答えるには自己分析を終えておくことが大切なので、その場で答えることは難しく、特に準備が肝心です。 よく聞かれる質問に対しての受け答えが上手くいかないと、企業からの印象を大きく損ないかねません。本番でスムーズな自己アピールをするためにも、ぶっつけ本番は避けるべきです。 会話が嚙み合わなくなる可能性が高まる 面接で聞かれる質問の多くは、「はい」「いいえ」で答えられるものではありません。なのでどの質問に対してどんな答えをするかの用意をしておかないと、途中で何を話しているかが分からなくなり、会話が上手く噛み合わなくなる可能性が高まります。 定型文で答えられるものも多いので、準備をしておけば基本的に用意した答えをそのまま伝えることでスムーズに面接を受けられます。1度答えを作っておけば別の企業の面接にも使いまわすこともできるので、やはり面接の準備はしっかりしておくのがおすすめです。 ぶっつけ本番の面接で起きがちな失敗 ぶっつけ本番での面接で起きがちな失敗を知ることで実際の面接を想像しやすくなります。自分が起こしてしまいそうなミスを想定することでするべき対策を考えやすくなるので、この項目の例を参考にしてみてください。 適切な言葉遣いができない 面接では答えの内容はもちろん言葉遣いも審査されます。答えを用意していれば細かな言葉遣いまで気をつけることができますが、その場で答えを作りながら内容以外にも気を配るのは至難の業です。 1度ミスしてしまうとそこに気を取られて受け答えもスムーズに運びづらくなってしまいます。言葉遣いのミスは分かりやすくて面接官もすぐに気づいてしまうので防ぐためにも事前に答えを用意して本番はスラスラ言えるようにしておきましょう。 話し方が不自然になる 回答を用意せずその場で全て考えるとなると、回答を作り出すほうに思考が持っていかれてしまうので、話し方が不自然になりがちです。頻繁につっかえたり言い換えたりしていると、面接官に充分な準備ができていないことがすぐに伝わってしまいます。 理論的な返答ができない 質問に対して理論的で的を射た答えができているかどうかも、面接では重要視されるポイントの1つです。ぶっつけ本番の面接では回答を作ることに必死になって質問の解釈を行う余裕がない、という状況になりやすく、理論的な回答をする難易度がとても高くなってしまいます。 短期間でできる面接対策3選 どれだけ面接に事前準備が大切だとしても、就活中はやるべきことが多すぎて時間を取るのが難しいというのもやはり事実です。この項目ではかかる時間に対して効果が高い面接対策を3つ紹介するので、この3つだけでも事前に行っておくことで面接での受け答えをスムーズにできるようにしましょう。 履歴書などから面接用の台詞を作る 面接を受けるなら、事前にその企業に対して履歴書やエントリーシートを提出していると思います。そこに書いた内容を使うことで、面接の回答として使える台詞を作っておくことは、短時間で高い効果を得られる対策の1つです。 特に志望動機は履歴書やエントリーシートで必ず書く項目であり、面接でも必ず聞かれる質問です。書類上で1度言語化したものを使うことで、理論的にまとまった回答を簡単に用意することができます。 人に面接官役をしてもらって練習する 人に面接官役をして実践練習をすると、1回の練習で高い効果を得られますし、相手から客観的な改善点を教えてもらうこともできます。相手に面接でよくある質問リストなどを渡して質問してもらいましょう。回数を重ねるごとに順番を変えるなどのアレンジを加えていくとより効果的です。 頼める人が見つからなかったり、より短時間で練習したい場合は自分が受け答えしている様子を動画に撮って確認するのもいい方法です。この方法なら1人での練習でも自分の様子を客観的に見て改善点を見つけやすくなります。 面接での頻出質問を重点的に対策する 面接試験では変わった質問をされることもありますが、よく聞かれる質問は多くの企業で共通しています。それらの質問を重点的に対策することで所要時間に対して高い成果を得ることが可能です。 インターネットで検索すればいくらでも面接での頻出質問例は見ることができるので確認して見ましょう。業界ならではの質問もあるので、志望業界での頻出質問も同時に確認しておくとより良いです。 面接の頻出質問について詳しくはこちらの記事を参考にしてください。 最後に 面接は試験の場であり、企業側はしっかり準備をしてこちらを審査するので、ぶっつけ本番で受けるのは辞めておきましょう。面接で審査されるポイントも、その場では対策しようがないものが沢山あります。就活中は面接練習以外にもタスクが多くて大変ではありますが、こちらで紹介した短時間でできる対策などを活かして本番で焦らなくていいように準備をしておきましょ...

続きを読む
【面接・ES対策】短所「考えすぎる」の書き方と例文
【面接・ES対策】短所「考えすぎる」の書き方と例文

就活中はES(エントリーシート)や面接で、長所や短所を聞かれることがあります。長所はうまく答えられても、短所がうまく答えられなくて悩んでいる方も多いのではないでしょうか? ここでは短所を「考えすぎる」と答える際の、できるだけ印象が良くなる書き方、おすすめの構成、例文など紹介します。短所や長所がうまく書けない時の対策も参考にしてください。 短所の答え方のポイント 質問の意図を理解しておく 企業の担当者は、短所を聞くことで次のようなことをチェックしていることが多いです。 ①自分を客観視できているか ②短所を克服する意思があるか ③社風や職種へのマッチング 短所を伝える際には、「自分自身の客観的な分析」「考えすぎる短所を克服するためにしていること」を含めるようにしましょう。社風や職種との相性がいいかを判断されることもあるので、志望企業の社内の雰囲気や職種の適性なども念頭において仕上げるのがおすすめです。 致命的な短所に聞こえないよう注意 短所を伝える際には、致命的な短所に聞こえないよう注意しましょう。「いつも考えすぎて行動できない」「考えすぎのせいでこんな大失敗をしてしまった」など伝え方を間違えて、仕事に支障が出そうだと思わせてはいけません。 言葉の選び方、伝え方、エピソード選びには注意が必要です。社風に合わなかったり、職種の適性と正反対である場合は、別の短所を探してみるのがいいかもしれません。 表現を工夫する 短所を「考えすぎ」にする学生は少なくないため、他の就活生とかぶってしまう可能性があります。克服するための努力も同じようなものになりやすいので、どこかで聞いたような内容にならないよう気をつけましょう。 差別化をはかるために、言い換え表現を使うのもおすすめです。例えば、考えすぎるの言い換え表現には次のようなものがあります。 【「考えすぎる」の言い換え例】 さまざまな可能性を考えてしまう 準備に時間をかけすぎる 心配性 真面目すぎる こだわりが強い 「慎重すぎる」「さまざまな可能性を考えてしまう」などは、長所のようにも捉えられるのでおすすめです。 「考えすぎる」短所の書き方 おすすめの構成 短所は次のような構成で書くとまとまりやすいです。 ①結論 ②エピソード ③克服のために意識していること まずはじめに、「短所は考えすぎてしまうところです」と結論を述べます。結論はできるだけ短く、一言で言い切る形にするのがポイントです。 次に具体的なエピソードを盛り込みましょう。考えすぎて失敗したことや注意された時のことなど、エピソードで語ると伝わりやすくなります。 最後に考えすぎる短所を克服するために意識していることや、努力していることを伝えましょう。 例文 【「考えすぎる」短所の例文①慎重すぎる】 私の短所は考えすぎるところです。とくに何か新しいことにチャレンジするときには慎重になりすぎて、チャンスを逃してしまうことがよくありました。 大学祭のイベント実行委員に興味があったものの、応募しようかどうか悩んでいるうちに締め切りとなってしまったときはともて後悔しました。 考えすぎて大事な機会を逃さないよう、「考えながらもまずはちゃんレンジしてみる」と決めて、行動することを意識しています。 【「考えすぎる」短所の例文②計画に時間をかけすぎる】 私の短所は準備に時間をかけすぎるところです。大学に入学したばかりの頃は、レポート書く際に事前のリサーチや計画に時間をかけすぎて、提出がギリギリになってしまうことが何度か続きました。 余裕を持ってレポートを仕上げるために、準備や計画は1〜2日以内に終わらせというルールを決めました。ルールを決めてからは以前より、余裕を持って行動できるようになってきたので、今後も短所の改善のためにできることを考えていきたいです。 短所や長所がうまく書けない人の対策 自己分析をやり直す 短所が書けなかったり、うまくまとまらないのは、自己分析がしっかりできていないからかもしれません。一度時間をかけて、じっくりと自己分析をしてみてください。 これまでの経験を振り返って、楽しかった経験、何かを成し遂げた経験、力を注いだこと、つらかったことについて感じたことや考えたことを思い出してみましょう。事実だけでなく感想や考えたことを掘り下げていくことで長所や短所が明確になってきます。 企業研究を行う 長所や短所を書く際には、企業の社風や特徴を意識する必要があります。企業研究を行って、企業についての理解を深めておきましょう。 社風や文化について知るには、ネットの情報だけでは限界があります。OBOG訪問をしたり、インターンシップに参加して、社員の方に話を聞いてみるのがいいでしょう。 まとめ 短所の書き方で大切なのは、自分を客観的に分析できていることをアピールすることと、そして短所を克服するためにしている努力を盛り込むことです。短所とはいえ、できるだけプラスのイメージを与えられる伝え方を工夫してみてくださ...

続きを読む
就活の面接での立ち位置は?椅子の左側と右側どちらが正しいか
就活の面接での立ち位置は?椅子の左側と右側どちらが正しいか

就職活動の面接で、面接官のいる部屋に通された場合、椅子があっても最初は立っていることが多いと思います。しかし、その際の立ち位置に決まりや正解はあるのでしょうか? 意識しなければなんとなく気が向いた方にたってしまいがちですが、気になりだすと不安になって面接に集中出来なくなってしまいますよね。そこで今回は面接での立ち位置について解説します。 就活の面接での立ち位置は? 立ち位置はそこまで重要ではない まずは大前提ですが、面接での立ち位置に絶対的な決まりや正解はありません。基本的には椅子の右側でも左側でもどちらでもいいので、自然な流れで立ちやすい方に立てば大丈夫です。 面接に来た学生の立ち位置をいちいちチェックしている面接官などほとんどいません。ましてや就活の面接で、立ち位置が合否に影響することはまずないので安心してください。 立ち位置を考える際に意識したいこと しかし、面接官の気持ちになってみると、こうした方が良いというマナーはあります。大切なのは「相手に失礼のないようにしたい」「相手に敬意を払う」という気持ちです。 そのため、「本当は右が望ましいのに左に立ってしまった」場合であっても、相手を待たせてまで慌てて移動する必要はありません。あくまで相手に不快感を与えずに面接をスムーズに進行することが重要だということは覚えておきましょう。 立ち位置は椅子に対してどちらが正解? 入室して、椅子が用意されていたらその椅子まで近づいていきますよね。その際、椅子に対してどちら側に立つのが良いのでしょうか? 入口に近い方に立つ 立ち位置について明確なルールはありませんが、「こうした方が好ましい」という考えはあります。基本的には椅子の前ではなく、左右のどちらかに立ちます。 しかし、左右のどちらが正解というのはありません。もしも気持ちに余裕があれば、入口に近い方の左右どちらかに立つようにしましょう。上座・下座の考え方ですね。ドアが椅子の左側に近ければ椅子の左側に立ち、ドアが椅子の右側に近ければ椅子の右側に立ちます。 椅子の左側に立つのがマナーという考え方もある 「ドアの位置に関係なく椅子の左側に立つのがマナー」、という考え方もあります。一般的なテーブルマナーでは、椅子の左側から座るのが正しいマナーとされているためです。 しかし食事をするときのテーブルマナーと就活の面接では状況が違うので、テーブルマナーを適用するべきかどうかも迷うところです。 このように面接の際の立ち位置については諸説あり、「これが正しい」というルールはないのです。状況に応じて、臨機応変に対応しましょう。 こんな場合の立ち位置はどうすべき? 面接の部屋の形や椅子の数は、面接会場によって異なります。そのため、「この場合はどうすればいいの?」という場面も少なくないと思います。ここではイレギュラーなケースについて見てみましょう。 椅子が入口の正面にあったら? もしも、椅子が入口のちょうど正面に合った場合にはどうすればいいのでしょうか?上座・下座が判断できない場合です。その場合は、どちら側に立っても問題ありませんが、迷ったら利き手で決めると良いでしょう。 右ききの人は椅子の左側、左ききの人は椅子の右側に立つということです。これはマナーではなく、椅子を引く場合や、よろけたりしてとっさに椅子につかまらなければならない場合など、利き手で椅子を動かすことができた方が安心できるためです。気持ち的にも、モノや動かす可能性があるものが利き手側にあった方がなんとなく落ち着くのではないでしょうか。 ただし、これは正解・不正解ではなくあくまで自分が落ち着くかどうか、あるいは何かあったときに安心だということにすぎません。気にし過ぎて面接中に動揺してしまうくらいであれば、立ち位置については気にしないようにすると割り切ってしまうのもありです。 ドアに近い方にスペースがない! 面接会場や部屋のレイアウトによっては、ドアに近い側にスペースがないこともあります。その場合は無理やりスペースのないところに立つと逆に不自然になるので、スペースに余裕のある側に立てば大丈夫です。 集団面接の場合 集団面接では複数の椅子が並べられていて、椅子と椅子の間にスペースがないことが多いです。その場合は、椅子の前に立つようにしましょう。 集団面接の場合、他の人の動きを見ながら合わせていくのが自然です。自分が先頭になった場合は、「スペースがあればドアに近い方に立ち、スペースがなければ椅子の前に立つ」と覚えておけば大丈夫です。 他にも気にしたいポイントは? 面接の椅子にまつわる話で、気にすべきポイントがあるとすれば、それは「座るタイミング」です。立ち位置が右か左かどうかは面接官も正直そこまで気にしていません。しかし、椅子に座るタイミングについては、マナー違反があると気になってしまうものです。2つの注意点をみていきましょう。 椅子に座るタイミングは? 面接をする部屋に入室してから、椅子に座るタイミングはとても重要です。面接官がまだ立って挨拶をしているのにも関わらず、就活生が先にドカッと座ってしまうと印象が悪いものです。基本的には、面接官から「どうぞお座りください」と言われてから座ることはマストです。 さらに余裕があれば、全ての面接官が着席してから自分が最後に座るようにすると良いでしょう。基本的には面接官はずっと座ったままでいることが多いですが、一緒に面接をする部屋に入る場合や、就活生が入室したタイミングで挨拶をするために立ち上がってくれる面接官もいます。 マナーとして「最後に座る」のは好印象です。ただし、あくまで不自然にならない程度に、が鉄則です。面接官が「どうぞお座りください」と万が一言い忘れたからといって、いつまでも頑なに立ち続ける必要はありません。適切なタイミングで椅子に座りましょう。 面接官が後から入ってくるときはどうする? 先に人事担当者や事務の方に面接の部屋に通され、「こちらでお待ちください」と言われることもあります。面接官が後から入ってくる場合です。その場合には、椅子があれば座って待っていても問題ありません。 ずっと立ち続けていると、相手に気を遣わせてしまうこともあります。面接官が入室してきたら、すぐに立ち上がりましょう。その際の立ち位置も前述の通りで、入口に近い側に面接官が入ってきたタイミングですっと立ちます。 最後に 就職活動の面接では、いつもならば気にならないような細かいことまで、合否に影響するのではないかと気になってしまうと思います。最低限のマナーはもちろん守らなければなりませんが、そうではないものについてはそこまで気にし過ぎる必要はありません。今回の立ち位置のように、どちらでもそこまで影響がないものもあります...

続きを読む
大学生おすすめコンテンツ
大学生は1年生・2年生もインターンシップに行こう!
大学生は1年生・2年生もインターンシップに行こう!

「インターンシップは大学3年生が就活のために行くもの」と考えていませんか? 確かに日本の大学生の多くは、大学3年生(あるいは修士1年生)になって周りが「就職活動」を意識する雰囲気になってきてからインターンシップへの参加を考え始めているようです。 しかし、インターンシップガイド運営事務局は大学1・2年生にもインターンシップへの参加をおすすめしたいと考えています。 今回は大学1・2年生がインターンに参加するメリットや、参加するための準備などについて解説していきます。 インターンシップについて知ろう インターンシップとは インターンシップとは、学生が就職する前に一定の期間はたらく就業体験のことです。日本では、就活のためにするものというイメージが強いですが、必ずしも就活のためにするということではありません。 短期インターンやセミナー型と呼ばれるものもあります。こちらは企業説明会に近く上記のイメージには当てはまらないかもしれません。 1年生・2年生から参加する場合には、短期インターンではなくて、長期インターン・有給インターンと呼ばれる長期間に渡って参加するタイプにするとよいでしょう。 短期インターンは無給なことが多いですが、長期インターンは有給なことがほとんどです。 アルバイトと長期インターンの違い アルバイトも長期インターンのどちらもお金を稼ぐという点では変わりませんが、目的が少し異なります。 アルバイトの場合、雇用する側は人手を求めており、働く人はお金を求めています。そのため時間とお金を交換している感覚が比較的強くなります。 長期インターンでは、企業側は優秀な学生と知り合いたいという目的もありますが、基本的に学生の成長を応援しています。学生としてもスキルアップを期待して参加することが多いです。 「お金を稼ぐこと」に重きが置かれているのか、「スキルアップ」に重きが置かれているのかという点で異なります。 大学1年生・2年生がインターンに参加するメリット 仕事を本格的に経験して知ることができ、就職先選びのミスマッチを防ぐ 学生にとって、社会人の仕事がどのようなものなのかをイメージすることは簡単ではありません。 多くの大学生は3年生になって就職先を選び始める段階で初めて、企業の説明会や口コミ、インターネットなどで情報収集をして卒業後の仕事について知ろうとします。 しかし、それでは自分に合った就職先を考える期間が十分にありません。 また、説明会や口コミ、インターネットなどから得られる情報だけでは、仕事への理解度に限界があります。説明会やOB訪問でしっかり企業研究をして就職したのにもかかわらず、いざ働き始めてみるとやはり仕事が自分に合っていないと気付くという方は多くいます。 インターンシップに参加すれば、説明会に参加するだけとは違って仕事を実際に体験することになるので、その仕事が自分に合っているかどうかをきちんと判断することができます。 説明会で「営業」「企画」「エンジニア」など様々な職種の説明を受けただけという人と、インターンシップで実際にそれらの仕事を体験した人では、仕事内容や自分自身の適性に対する理解度が大きく変わりますよね。 インターンシップの経験があると就活の選考で有利になる 長期インターンシップでは実務を経験するので、ビジネススキルやビジネスマナーを身につけることができます。 また、インターンシップ先の企業からも入社のオファーがもらえることがあるだけでなく、インターンシップで会社に貢献した経験は就職活動で他の企業の面接を受ける際にもアピールになります。 よく大学3年生が参加する「短期インターンシップ」だとシミュレーションが主なので実際の仕事を経験するわけではなく、他の企業の面接でアピールできるような会社に貢献した経験は作りにくいのですが、長期のインターンシップならそれが可能になります。 大学3年生になる前から就活で役立つようなビジネススキル、ビジネスマナーを磨いて実務で活躍したという経験を持っていれば、同学年の中でかなりリードすることができるといえます。 高度な知識やスキルを活かした仕事ができ、より充実した学生生活になる 大学生の多くは、大学で学んでいる分野や将来就いてみたいと思う職業とほとんど関係のないアルバイトをしています。接客、塾講師、軽作業など…。 もちろんそのようなアルバイトでも得られることはたくさんありますが、大学で学んでいることや将来就いてみたい職業に大きく関連するような仕事を大学生のうちから体験できる「インターンシップ」があるということを、もっと学生に知ってほしいと思います。 学生がインターンシップで体験できる職種は、営業、エンジニア、企画、マーケティング、事務、広報など様々で、インターンシップガイドを用いて自分に合ったインターンを探すことができます。 様々な業種、様々な職種でインターンシップの募集があるので、あなたが経験してみたいと思うような仕事もきっと見つかるでしょう。就職活動のためだけでなく、充実した大学生活を送るためにインターンシップに参加してみてはどうでしょうか? 時間に余裕があるのでさまざまな経験が積める もしインターンシップを始めて合わない仕事だと感じたら、辞めて次を探せば良いのです。そうやって試行錯誤するためにも、時間に余裕がある大学1年生・2年生のうちから始めるのがベストですね。 1日や数日の短期インターンや、夏休み中だけのサマーインターンなどもあります。「まだ将来何をしたいか決まっていない」という人は、なるべくたくさんの企業や職種のインターンを経験してみると、やりたい仕事や興味のある分野が見つかるかもしれません。 就職活動が始まってからだとたくさんのインターンを経験している時間的な余裕がなくなるので、インターンを始めるなら今がチャンスです。 インターンについての疑問や不安を解消しよう スキルも資格も何もないけどインターンに参加できる? できます。はじめから仕事に使えるスキルを持っている大学生などほとんどいません。 仕事をしながら新しいことを学んでいく姿勢さえあればスキルや資格は不問で募集しているインターンシップがたくさんありますので、インターンシップガイドを使って探してみましょう。 エントリーシートや面接といった選考があるインターンもありますが、はじめからスキルや資格を求められるインターンは少なく、仕事を通じていろいろなことを学んでいく意欲さえアピールできれば問題ありません。 どんな企業がインターンを募集してるの? 大学1年生・2年生のインターン生を募集しているのは、中小企業やベンチャーが多いです。大手企業で募集しているところはあまり多くありません。 募集している業界はさまざまですし、職種も幅広いです。事務や営業以外にも、エンジニアやクリエイティブ系職種の募集もあります。 「仕事内容が知りたい」「職場環境が見てみたい」など気になる業界や企業がある人は、インターンシップに参加してみるのが一番ですよ。 インターンでお給料はもらえるの? 有給か無給かは、企業やインターンプログラムによって違います。基本的には1日や数日の短期インターンは無給のことが多く、数週間以上の中期間・長期間のインターンは有給となるケースが多いです。 お金がもらえてアルバイトのかわりにもなるような長期のインターンシップに参加するなら、就活やゼミなどで時間が取りにくくなる前の一年生、二年生のときがおすすめです。 インターンと大学の勉強・サークルは両立できるの? スケジュールについては、学生の都合に合わせて調整してくれる企業がほとんどです。週に何日・何時間働けるかなど、面接の際に相談しておくと安心ですね。 夜遅くまで営業している企業や、土日に勤務できる企業などもあります。最近はリモート作業ができるインターン募集も増えているので、そうしたインターンを探してみるのもいいでしょう。 大学生活の過ごし方の選択肢にインターンシップを! 学業、部活、サークル活動、アルバイトなど、学生時代に打ち込みたいものはそれぞれたくさんあり、そのどれも素敵な経験になると思います。 そういった中の選択肢の1つとして「インターンシップ」があるということを、大学1年生のうちから多くの大学生にぜひ知っておいてもらえたらと願っています! インターンシップガイドには、大学1・2年生におすすめのインターンシップ情報を多数掲載しております!あなたにあったインターンシップを探してみましょう!...

続きを読む